千代田区 三井不動産が「大手町一丁目三井ビルディング」を超高層ビルに建て替え?
-大手町一丁目三井ビルディング-
連鎖的に再開発が続く丸の内・大手町地区ですが、「三井不動産」のホームページによると大手町一丁目の「大手町一丁目三井ビルディング」の建て替えが計画されているようです。
ちなみに「大手町一丁目三井ビルディング」は、三井不動産が2007年11月に「三井生命大手町ビル」を将来の建て替えを視野に1,175億円で信託受益権を取得し、ビル名が変更になっています。
下記の三井不動産の公式ホームページのPDF資料の14ページ目に載っています。概要は全く未定のようですが、場所的に超高層ビルになるのは間違いないです。敷地面積は約5,372㎡となっています。
三井不動産 → 新規プロジェクト・2012年4月~(PDF)
「大手町一丁目三井ビルディング」の南隣りには、「プロミス本社」が入っている敷地面積約2,760㎡の「大手町パルビル」があります。
2011年3月に「三井不動産」と「三井物産」は、「大手町パルビル」の土地・建物を「プロミス」から共同で取得しています。
譲渡額は約720億円(三井不動産50%、三井物産50%)で、譲渡後も「プロミス」に本社用途として賃貸されています。ちなみに「プロミス」は、「三井住友フィナンシャルグループ」です。
ここからは私の全くの妄想ですが、「三井不動産」と「三井物産」は、「大手町一丁目三井ビルディング(敷地面積約5,372㎡)」、「大手町パルビル(敷地面積約2,760㎡)」、「三井物産ビル(敷地面積約12,714㎡)」の一体的な再開発を計画しているのではないでしょうか?
不動産業の「三井不動産」は別として、総合商社の「三井物産」にとっては、本社ビルに関連する再開発の目的が無いと不動産投資に約360億円も支出する理由が見出せません。
総合商社にとっては、国内で不動産を所有するより海外で天然ガスや鉱山などの権益確保に投資した方がはるかに有益だからです。
三井系の3ビルの敷地面積を合計すると約5,372㎡+約2,760㎡+約12,714㎡=約20,846㎡の広大な敷地になります。
最初に「大手町一丁目三井ビルディング」と「大手町パルビル」を一体的に再開発して「三井物産」の本社を移転、本社移転後に「三井物産ビル」の再開発なんて妄想が広がります。
「三菱地所」の金城湯池である丸の内・大手町地区に拠点を持つのは「三井不動産」の長年の悲願です。
また「三井物産ビル」は竣工が1976年10月なのでかなり老朽化しています。総合商社という情報が何よりも優先される企業なので、最先端の設備が導入出来る新本社ビルがそろそろ必要な頃だと思います。
以上の理由で「三井不動産」と「三井物産ビル」は利害が一致していると思います。今時点では私の全くの妄想ですが、一体的な再開発はかなり可能性が高いのではないでしょうか?
「三井物産ビル」です。すぐ南側の超高層ビル「りそな・マルハビル」と「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」が建て替えられるので、同じく1970年代に竣工した「三井物産ビル」が建て替えられたとしても何ら不思議はありません。
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