ヨドバシカメラは、新宿の「東京厚生年金会館」跡地に何を建設するのでしょうか?
-東京厚生年金会館-
新宿駅の約900mくらい東側の「靖国通」沿いの北側に「東京厚生年金会館」がありました。
多目的ホール、ホテル、宴会場、レストラン等で構成されていましたが、民間への売却対象となり、2010年2月12日に入札が行われ、本館部分は、「ヨドバシカメラ」が120億円で落札しました。
当時、ライバルの進出を阻止するために買収したともウワサされていましたが、新宿駅からかなり離れており、大規模家電量販店をオープンするにはかなり厳しい立地です。
「ヨドバシカメラ」はカメラ博物館・ギャラリー・オフィス等を整備すると報道されましたが、今現在も何が建設されるか正式な発表がありません。
「ヨドバシカメラ」は、家電量販店の中でも抜群の財務体質を誇っています。そのため買収後、しばらく土地を寝かす事がよくあります。
「大阪鉄道管理局庁舎」跡地も「マルチメディア梅田」が建設されるまで数年間は更地のままでした。
「マルチメディア札幌」の移転予定地である「旧:札幌西武」跡地も解体工事が終わった現在も駐車場として寝かしています。
ライバルの進出を阻止するだけのために120億円も出費したとは思えないし、大規模家電量販店をオープンするには立地が悪いし、カメラ博物館・ギャラリーにしては敷地が広すぎるし・・・ 「ヨドバシカメラ」はいったい何を建設するのでしょうか?
「ヨドバシカメラ」が所有しているのは、本館跡地の約6,152㎡です。敷地は南北に長い長方形で、すっかり更地になっています。
立地から考えるとオフィスビルを建設して、一部をカメラ博物館・ギャラリー等に使用して、残ったほとんどの部分をテナントに貸すのでしょうか?
在りし日の「東京厚生年金会館」です。1961年4月15日にオープンしました。6,214.11㎡の敷地に、地上9階、地下2階、延床面積約23,800㎡のビルが建っていました。
本館と別館で構成されていましたが、2010年5月6日~2010年12月25日の工期で解体工事が行われました。
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