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2012年9月 9日 (日)

「新東京駅」から羽田空港まで18分、成田空港まで36分 都心-空港・郊外直結鉄道(浅草線短絡新線構想)は実現可能か?

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-都心⇔空港・郊外直結鉄道(浅草線短絡新線構想)-

 今朝の朝刊で各紙が伝えていますが、成田・羽田両空港と都心を結ぶ地下鉄新線構想で、国土交通省は2013年度予算の概算要求で調査費として2億5000万円を計上、東京都と事業化を見極める検討会議を設けることで合意したそうです。
 
 構想では、都営地下鉄・浅草線の「押上駅~泉岳寺駅」間の約11kmに新たなバイパス地下鉄を建設し、JR東京駅の近くに「新東京駅」を設けます。
 「新東京駅」から羽田空港までは最速18分、成田空港までは最速36分となる予定です。
 都心と空港とのアクセスが向上すれば、首都圏の国際競争力が高まる事が期待されています。

 最大の難問は、約4000億円と試算される事業費です。事業費は、国、東京都、鉄道会社が3分の1ずつ負担する仕組みになっています。
 東京都は、採算性の問題のため難色を示しています。確かに空港までの時間短縮だけのために4000億円の投資はあまりにも高過ぎるような気もします。
 
 この新線の構想自体はかなり前から存在します。最初は都営地下鉄・浅草線をそのままに「八重洲通」を東京駅側にスイッチバックさせて東京駅と接続する案でした。
 この案では、東京駅と直結しますが、「押上駅~泉岳寺駅」間がそのままなので、高速化は望めません。
 
 次に出たのが、都営地下鉄・浅草線の一部の駅に追越し線を新設したり、線形を一部直線化したりして通過速度を速くする案でした。しかし費用の割りにはあまり時間短縮にはならないという結論でした。
 
 最新の案は、都営地下鉄・浅草線の「押上駅~泉岳寺駅」間の約11kmに新たなバイパス地下鉄を建設し、JR東京駅の皇居側を南北に伸びる「丸の内仲通」の地下に「新東京駅」を設ける構想です。
 
 
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もし新線構想が実現したら「新丸の内ビルディング」と「丸の内ビルディング」の西側の「丸の内仲通」の地下に「新東京駅」が設けられます。
 
 
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「行幸通」と「丸の内仲通」が交差する部分の地下が「新東京駅」の中心になります。現在の地下道の更に地下になりますが、このあたりの地下には地下鉄がクモの巣のように張り巡らされているので、かななりの大深度地下鉄になると思われます。
 
 
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京成電鉄「青砥駅」です。京成電鉄のジャンクション的な機能を果たしています。現在は「新型スカイライナー」の100%が日暮里・京成上野方面に向かいますが、新線が完成するとほとんどが押上駅を経由して「新東京駅」に向かうと思われます。
 
 
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いつか「新東京駅」発の「新型スカイライナー」を見る事が出来るかも? まあ私が生きている間には無理でしょうけれど・・・

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