品川区 地上39階、高さ約142mの「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業」
-武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業-
品川区の「武蔵小山駅(むさしこやまえき)」は、東急目黒線にあります。東急目黒線は、かつては「目蒲線」の一部で、東急電鉄の鉄道網の中では支線に過ぎませんでした。
しかし、「目黒駅」から東京メトロ「南北線」と都営地下鉄「三田線」に相互直通運転するようになり状況が一変しました。
東急目黒線の大規模な改良工事も行われ、「目黒駅~洗足駅」までの区間で、連続立体交差事業が行われました。
それに伴い、以前は地上の島式1面2線の駅だった「武蔵小山駅」は、地下の島式2面4線の急行が停車する立派な駅に生まれ変わりました。
駅の地下化により、駅周辺で再開発の機運が盛り上がっています。「武蔵小山駅」の南東側には、「武蔵小山商店街(パルム)」という東京都内では最長の800m(約250店舗)のアーケードがあります。
「武蔵小山商店街(パルム)」の北側一帯で、「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。
地上39階、地下2階、高さ約142m、延床面積約73,830㎡、総戸数約640戸の超高層タワーマンションが建設される予定です。
敷地北側に地上39階、地下2階の高層棟、敷地南側に地上7階、地下1階の低層棟を建設します。
1階~3階の商業施設で2棟を接続し、4階以上は総戸数約640戸の共同住宅となります。また地下1階には災害備蓄倉庫を設け、地域の防災性も向上させます。
順調に行けば、2012年度中に都市計画決定、2013年度内に本組合設立、2014年度に解体工事着手、2015年度に本体工事着手、2018年度に竣工を目指します。
武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都品川区小山三丁目15~20、21の一部
◆ 階数-地上39階、地下2階(高層棟)、地上7階、地下1階(低層棟)
◆ 高さ-約142m
◆ 区域面積-約9,000㎡
◆ 敷地面積-約7,420㎡
◆ 建築面積-約4,970㎡
◆ 延床面積-約73,830㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造)
◆ 用途-共同住宅、店舗、生活支援施設、駐車場(約220台収容)
◆ 総戸数-約640戸
◆ 建築主-武蔵小山パルム駅前地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-三井不動産レジデンシャル、旭化成不動産レジデンス、鹿島建設
◆ 着工-2015年度予定
◆ 竣工-2018年度予定
周辺では、「小山3丁目第1地区」や「武蔵小山駅前通り地区」など他にも再開発が計画されていています。
特に「小山3丁目第1地区」は規模が大きく、高さ約140m、延床面積約98,000㎡の下層階が店舗の超高層タワーマンションの建設が計画されています。
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