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2012年9月12日 (水)

港区 虎ノ門パストラルホテル跡地「(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト」は、高さ約180mの超高層複合ビル!

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-(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト-

 「虎ノ門パストラルホテル」は、農林漁業団体職員共済組合が、2007年9月27日実施した競争入札に「森トラスト」と「ダヴィンチ・アドバイザーズ」が連合を組み、2308億9908万円で落札しました。
 
 2010年5月15日~2011年1月15日まで解体工事が行われました。跡地にはフィス棟と住宅棟のツインタワーを建設るすという事でしたが、跡地がどうなるのか「森トラスト」から正式な発表がありませでした。
 
 「日刊建設工業新聞社」のネット版によると虎ノ門パストラルホテル跡地の再開発計画である「(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト」の「環境影響調査計画書」の閲覧が港区で2012年9月11日~10月11日までの日程で開始されたようです。
 
 計画地は、「都市再生緊急整備地域」に指定されています。現在の指定容積率は500%ですが、特例措置により大幅に緩和され、高さ約180m、延床面積約185,000㎡の超高層複合ビルが建設される予定です。
 オフィス、商業施設、共同住宅で構成され、着工は2013年夏予定、竣工は2016年末予定となっています。
 
 建物には、地震時の利用者の業務継続や居住の継続が可能となるよう、制震ブレースやダンパーなどの制震装置を導入し、非構造部材の被害も最小限に抑えるように工夫します。
 
 災害時の帰宅困難者の受け入れなどについても、東京都や港区と協議を進めていくそうです。
 いずれにしても「東日本大震災」以降のスタンダードとなった「BCP(事業継続計画)」を非常に重要視した超高層ビルになります。
 
(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門四丁目1-1
◆ 階数-不明
◆ 高さ-高さ約180m
◆ 敷地面積-約14,400㎡
◆ 延床面積-約185,000㎡
◆ 地震対策-制震ブレースやダンパーなどの制震装置を導入
◆ 用途-オフィス、商業施設、共同住宅、駐車場(約400台)
◆ 総戸数-不明
◆ 建築主-リーズ特定目的会社(森トラスト、ダヴィンチ・アドバイザーズ)
◆ 基本計画-安井建築設計事務所
◆ 着工-2013年夏予定
◆ 竣工-2016年末予定
 
 「虎ノ門パストラルホテル」隣りの公立学校「旧:鞆絵小学校」跡地に「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター整備等事業」が建設されます。
 
 大手町の気象庁の移転ですが、大手町の気象庁は移転後に売却され、再開発される予定です。

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