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2012年10月

2012年10月31日 (水)

「ウォルト・ディズニー」が、「ルーカスフィルム」を買収! 将来、東京デズニーリゾートに「スター・ウォーズ」のテーマパークが出来るかも?

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-ウォルト・ディズニーがルーカスフィルムを買収-

 今日は、私が狂喜乱舞したニュースが入ってきたので、再開発関連はお休みです。暗いニュースが多い中で、今日は大いなる妄想を語って見たいと思います。
 
 「ウォルト・ディズニー」が、「ルーカスフィルム」と人気映画シリーズ「スター・ウォーズ」の販売権を40億5000万ドルで買収すると発表しました。
 
 「ジョージ・ルーカス氏」は、引き続きクリエーティブコンサルタントとして関わり、「ディズニー」の株式2.2%を保有する第2位の個人株主となるそうです。ただ残念ですが、製作の第一線からは退くそうです。
 
 買収には「スター・ウォーズ」の新シリーズに関する権利も含まれ、「ウォルト・ディズニー」は2015年に新たな作品を発表し、その後は2~3年ごとに新作を公開するそうです。
 
 「ジョージ・ルーカス氏」は、もう新作を製作しないと明言していたのでメチャメチャうれしいです。生きてて良かった! 私にとっては、今年一番うれしいニュースかも!
 
 これで「エピソード7」~「エピソード9」は確実に見られます。「エピソード7」では、クローン技術で「銀河皇帝」が復活して銀河系を再び恐怖に陥れると言われています。
 
 ちなみに今回の買収には、「インディ・ジョーンズ」シリーズなどの権利なども含まれているそうです。これも楽しみですね!
 
★ スターウォーズのテーマパークに期待!
 「スター・ウォーズ」のアトラクションとしては、ディズニーの「スター・ツアーズ」があります。しかし、「スター・ウォーズ」ファンからするととても満足出来るレベルではありません。
 
 「ウォルト・ディズニー」は、映画を次々にアトラクションに変えてきました。映画もアトラクション化を考えて製作しています。
 商売上手な「ディズニー」なので間違いなく、「スター・ウォーズ」をディズニー系のテーマパークへ導入する事を考えているはずです。
 
 実現するとフロリダ州オーランドの「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」への導入が第一号になると思います。
 「スター・ツアーズ」とは桁違いの本格的な「スター・ウォーズ」のアトラクションが新設される可能性があります。
 
 「ユニバーサル・オーランド・リゾート」の「ハリー・ポッター」のテーマパーク「Wizarding World of Harry Potter」が、敷地面積約20エーカーとなっています。1エーカーが約0.4haなので、約8haです。同規模かそれ以上になると思います。
 
 となると次は、「東京ディズニーリゾート」への導入ですね! 広大な駐車場を一部立体化すればなんとか用地は確保出来そうです。
 
 以上、妄想大爆発でした(笑)。でもまんざら絵空事ではないような気がします。私が生きている間には無理かもしれませんが・・・

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2012年10月29日 (月)

港区 (仮称)アークヒルズ サウスタワー 2012年秋の建設状況

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-(仮称)アークヒルズ サウスタワー-
 「(仮称)21・25森ビル建替計画 新築工事」は、「アークヒルズ」と「泉ガーデン」の間に挟まれた「六本木25森ビル」と「六本木21森ビル」を一体的に建て替えるプロジェクトです。

 概要は、地上20階、塔屋1階、地下4階、高さ109.9mのオフィスと店舗で構成される超高層ビルなります。
 
 森ビルの公式HPに「(仮称)アークヒルズ サウスタワー」の名称が各所に使用されているので、正式名称も「アークヒルズ サウスタワー」になると思われます。
  
 
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南西側から見た様子です。
 
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「PCカーテンウォール」の取り付けが行われています。
 
 
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北西側から見た様子です。北側が低く、南側が高いかなりの傾斜地に建設されています。
 
 
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「アークヒルズ 仙石山森タワー」は、「アークヒルズ」のビル群と少し距離があるので名称にちょっと違和感がありますが、「(仮称)21・25森ビル建替計画 新築工事」は、文句無しに、「アークヒルズ」ですね。
 
 
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「デッキプレート」の取り付けが行われています。
 
 
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「制震構造」を採用しているようです。壁に「粘性体制振壁(粘性壁ダンパー)」を採用しているように見えます。確証は全く無いので、間違っていたらゴメンナサイ・・・
 
 「粘性体制振壁(粘性壁ダンパー)」は、上の梁に上部を、下の梁に下部を固定し、壁は完全にはつながっていません。
  
 間の壁状のプールの中に粘性体を満たしています。地震時には、上部の仕切り板がプール内を移動し、粘性体の抵抗力で地震エネルギーを吸収します。
 
 白い壁が「仕切り板」で、赤い装置が粘性体を満たしたプールを取り付けた状態に見えます。エネルギー吸収材には、「高性能粘弾性ゴム」を使用するタイプもあるようです。
 
 
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「粘性体制振壁」を取り付ける梁を吊り上げていました。
 
 
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地上に置かれた「粘性体制振壁」を取り付ける梁です。
 
 
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(仮称)21・25森ビル建替計画 新築工事」に伴い、「スペイン坂」の歩行者デッキが架け替えられます。
 
 新しい歩行者デッキは少し東側に移動します。工期は2011年11月1日~2013年6月30日までの予定で、「(仮称)21・25森ビル建替計画 新築工事」と同じく「清水建設」により行われています。
 
 
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新しい歩行者デッキがかなり姿を現しています。
 
 
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新しい歩行者デッキは「(仮称)21・25森ビル建替計画 新築工事」の北西角に接続されます。

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2012年10月28日 (日)

横浜市 大規模商業施設「(仮称)MM21地区 34街区商業施設開発計画」 2012年秋の建設状況

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-(仮称)MM21地区 34街区商業施設開発計画-
 「三菱地所」は、横浜みなとみらい21地区に商業施設「(仮称)MM21地区 34街区商業施設開発計画」を建設中です。
 
 「(仮称)MM21地区 34街区商業施設開発計画」は、地上6階、塔屋1階、地下4階、敷地面積18,046.56㎡、延床面積116,189.73㎡となっています。
 商業施設としては、横浜みなとみらい21地区で最大の店舗面積約43,000㎡となります。約190店舗が出店し、2013年6月に開業予定です。

 核テナントとしては「セガのエンタテイメントパーク、東京ガス横浜みなとみらいショールーム(仮称)、スポーツオーソリティ、ユニクロ、トイザらス・ベビーザらス」等の出店が決まっています。

 東京ガス・プレスリリース(2012/08/09)
 「東京ガス横浜みなとみらいショールーム(仮称)」の開設について
 
 
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「横浜ランドマークタワー」69階の展望フロアから見た様子です。
 
 
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「(仮称)MM21地区 34街区商業施設開発計画」は、横浜美術館の向かい側に建設中です。
 
 
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全景です。ほぼ敷地いっぱいに建設されている様子が分かります。
 
 
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北側部分です。
 
 
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中央部分です。
 
 
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南側部分です。
 
 
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地上から見た様子です。
 
 
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撮影時、地上に姿を現していました。地上6階、塔屋1階、地下4階なので地上部分の鉄骨建方はあっという間に終わると思います。

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2012年10月27日 (土)

(仮称)紀尾井町計画 「テコレップシステム」により解体工事が行われている「グランドプリンスホテル赤坂」

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-(仮称)紀尾井町計画-

 「(仮称)紀尾井町計画」は、「赤プリ」の愛称で親しまれた「旧グランドプリンスホテル赤坂」の跡地に、ホテル・オフィス・商業施設の複合施設とマンションの計2棟を建設するプロジェクトです。延床面積は2棟で合計約227,000㎡を予定しています。
 
 地上36階、地下2階、高さ約180mの「ホテル・オフィス棟」は、上層階が約250室のホテル、中層階はオフィス、低層階の商業施設には飲食店や食品スーパーなどが入る予定です。
 
 地上26階、高さ約100mの「住宅棟」は、総戸数約130戸を予定しています。すべて賃貸となり高級賃貸マンションになる予定です。
 
 西武ホールディングス・開示情報(PDF:2012/03/01)
 旧グランドプリンスホテル赤坂跡地 「(仮称)紀尾井町計画」の概要についてのお知らせ
 
 敷地面積は30,428.79㎡もある広大な敷地です。緑地を多く残し、1930年に建てられた「旧グランドプリンスホテル赤坂旧館(旧李王家東京邸)」は、歴史的・文化的価値を今後も活かせるよう再整備します。
 
(仮称)紀尾井町計画の概要
◆ 所在地-東京都千代田区紀尾井町1番地
◆ 敷地面積-30,428.79㎡
◆ 延床面積-約227,000㎡
◆ 階数-地上36階、地下2階(オフィス・ホテル棟)、地上26階(住宅棟)
◆ 最高高さ-約180m(オフィス・ホテル棟)、約100m(住宅棟)
◆ 主要用途および主要用途の延床面積
 ◇ ホテル(ホテル・オフィス棟の上層に約250室、約25,600㎡)
 ◇ オフィス(賃貸オフィス約109,800㎡、1フロアあたり約1,000坪)
 ◇ 共同住宅(賃貸住宅約130戸、約23,800㎡)
 ◇ 商業施設(低層階に飲食店舗、食品スーパーなど約13,200㎡)
 ◇ その他(駐車場約530台、バス・タクシー乗場など約59,000㎡)
◆ 工期-2013年01初旬~2016年05月下旬予定
 
 
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見上げた様子です。
 
 
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横から見た様子です。
 
 
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最高部です。解体工事は「大成建設」が開発した新解体工法「テコレップシステム」が採用されています。
 
 この技術は、既存の建物の最上階の屋根を「蓋(ふた)」代わりに使い、各フロアをジャッキで支えながらビルを上から解体する仕組です。
 
 大成建設・プレスリリース(2011/08/08)
 超高層ビルを解体する環境配慮型新工法を公開
 
 現在は、屋上にタワークレーンがありますが、「テコレップ組立」を行っているためで、組立が完了すると撤去されると思われます。
 
 解体工事の工事名は「グランドプリンスホテル赤坂解体工事」で、解体工事の工期は2012年6月19日~2013年5月31日の予定となっています。解体工事は「大成建設・西武建設JV」により行われています。
 
 
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後ろから見た様子です。
 
 
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「テコレップシステム」が初めて採用された「大手町フィナンシャルセンター」の解体時の様子です。
 降下してから次の降下までの1サイクルは6日間で、1フロア分約4m降下させたそうです。
 
 最初は屋上にタワークレーンがありましたが、「テコレップ組立」が完了すると撤去されました。
 
 
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「別館」は、重機を使用した解体が行われています。
 
 
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東側の「諏訪坂(プリンス通)」側から見た様子です。
 
 
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「旧グランドプリンスホテル赤坂旧館(旧李王家東京邸)」です。「旧李王家東京邸」は、「曳家工事」により少し移動して保存されます
  
 「曳家工事」とは、建物を取り壊さずに建物を現在ある場所から別の場所へ移動させたり回転させたりする工事です。「曳家工事」は、「大成建設」により行われています。
 
 敷地内では、「造園準備工事(樹木剪定、伐採、移植工事)」も「西武造園」により行われています。
 
 
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「(仮称)紀尾井町計画」の建築計画のお知らせです。建築主は「西武プロパティーズ」、設計者は「日建設計」、施工者は「未定」となっていますが、解体工事を行っている「大成建設・西武建設JV」が継続して行うと思われます。
 
(追記)
 2012年11月8日に、「西武ホールディングス」は「グランドプリンスホテル赤坂」跡地に建設される「(仮称)紀尾井町計画」の詳細を発表しました。

 
 西武ホールディングス・ニュースリリース(PDF:2012/11/08)
 「(仮称)紀尾井町計画」の事業決定について
 
 解体工事を行っている「大成建設」は新築工事には加わらないようです。ホテル・オフィス棟が「鹿島建設、鉄建建設、熊谷組JV」、住宅棟が「西武建設、大林組、前田建設工業JV」となっています。
  
 なお住宅棟は、地上26階、最高高さ約100mから地上24階、最高高さ約90mに変更になっています。

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2012年10月26日 (金)

JR立川駅前 地上32階、高さ約130m「立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業」に建築計画のお知らせ掲示!

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-立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業-
 
JR立川駅は、JR中央本線・青梅線・南武線の3路線が乗入れる鉄道交通の要衝となっています。
 更に北口は、多摩都市モノレール「立川北駅」に隣接するなど交通結節点として非常に恵まれています。
 
 JR立川駅の北西側に隣接する「第一デパート」と「第一デパート」西側の雑居ビル群や南側の駐輪場の再開発を行い、地上32階、塔屋1階、地下1階、高さ約130m、延床面積約55,563㎡の再開発ビルを建設すると、2011年5月に正式発表されました。
 
 用途は、共同住宅(総戸数319戸:9階~32階)、商業施設(地上1階、3階~5階)、オフィス(6階・7階)の予定でした。
 
 東京都報道発表資料(2011/05/11)
 立川駅北口西地区市街地再開発組合の設立認可について

 その後、概要が少し変更になっています。地下階は地下1階から地下2階に変更になっています。地下駐車場の台数を70台増にするための措置のようです。

 商業施設は、1階と3階~5階に設置する予定でしたが、進出予定の「ヤマダ電機」が3階~7階の約10,000㎡を希望しており、そのためオフィスとなっていた6階と7階も商業施設にする方向で検討しているようです。
 
 しかし「建築計画のお知らせ」には、用途に「事務所」が残っているので、要望が認められたのかは調べても分かりませんでした。
 核テナントとして出店する見通しの「ヤマダ電機」は、郊外型の「テックランド」ではなく、広い売場面積と駅前ということで都市型の「LABI」になると思われます。
 
 「野村不動産」は、「立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業」の参加組合員として事業参画します。住宅保留床約300戸(予定)などを取得する予定です。
 
 
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「建築計画のお知らせ」が掲示されていました。10月1日に掲示されたようです。立川は遠いので、雨が降らなかったら行く予定は無かったので、雨が降って運が良かったです(笑)。
 
 建築主は「立川駅北口西地区市街地再開発組合」、設計者は「清水建設、松田平田設計JV」、施工者は「未定」となっていますが、解体工事を行っている「清水建設」が継続して行うと思われます。
 
 
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「第一デパート」を北西側から見た様子です。「第一デパート」は、地上6階、地下1階で、1966年にオープンしました。建物はかなり老朽化しています。
 
 
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「第一デパート」は、2012年5月15日に閉店しています。清水建設により「立川駅北口西地区第一種市街地再開発事業 解体工事」が行われています。解体工事の工期は、2012年6月16日~2013年2月15日までの予定となっています。
 
 
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「第一デパート」の西側の雑居ビル群も再開発区域に含まれます。
 
 
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JR立川駅の北口には大規模なペデストリアンデッキが整備されています。再開発ビルはペデストリアンデッキと接続されます。 
 
 
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「第一デパート」の東側は公開広場になる予定です。公開広場から南口のペデストリアンデッキと直結する「立川駅西側新自由通路」も整備される予定です

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2012年10月25日 (木)

新宿区 大日本印刷市谷工場整備計画(中央街区) 超高層棟の本体工事に着工!

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-大日本印刷市谷工場整備計画-
 「大日本印刷市谷工場整備計画」は、日本の印刷業界二強の1つである「大日本印刷」の本社がある「防衛省」の北側の「市谷工場」の大規模な再整備計画です。広大な敷地をⅠ期、Ⅱ期、Ⅲ期に分けて再整備します。
 
 Ⅰ期は2009年~2011年、Ⅱ期は2011年~2014年、Ⅲ期は2015年~2017年を予定しています。
 「中央街区・Ⅱ期工事」で、地上25階、地下4階、最高部約125m(軒高約114m)の超高層ビルが建設されます。
 
 街区がかなり複雑なので下記のPDF資料を見て下さい。4年前の資料なので、計画より少し遅れているようですが詳細が分かります。
 
 詳しくは → 大日本印刷市谷工場整備事業(PDF:2008/10)
 
大日本印刷市谷工場整備計画の概要
◆ Ⅰ期工事(2009年~2011年)-(1)中央街区南西側に低層棟を建設
◆ Ⅱ期工事(2011年~2014年)-(2)中央街区南東側に高層棟(オフィス)を建設、(3)東街区の西側の地上にオフィス、地下に印刷工場を建設
◆ Ⅲ期工事(2015年~2017年)-(4)西街区にあるプールを建て替え体育施設を建設、(5)中央街区の北側の地上にオフィス、地下の一部に工場を建設、(6)東街区の東側の地上にオフィス、地下に工場を建設、東街区には文化施設も建設
 
 
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週間の「作業工程」です。「建築計画のお知らせ」が「中央街区」全体の表記なので、超高層棟がいつ着工されるのか分かりませんでした。
 
 2012年10月10日(水)に、地上25階、地下4階、最高部約125m(軒高約114m)の超高層棟の「中央街区・Ⅱ期工事」の起工式が行われたようです。
 
 
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最新の「建築計画のお知らせ」です。面積等の数値がかなり変更になっています。「中央街区」全体の表記となっています。建築主は「大日本印刷」、設計者は「久米設計」、施工者は「清水建設」となっています。
 
 
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この場所に地上25階、地下4階、最高部約125m(軒高約114m)の超高層ビルが建設されます。かなりの傾斜地に建設されている事が分かります。
 
 
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起工式の翌日に撮影しましたが、まだ一部解体工事を行っていました。
 
 
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敷地は更地になっています。新宿区は比較的浅い場所に強固な地盤があるので、基礎は「直接基礎」かと思っていましたが、「場所打ちコンクリート杭」を構築するようです。

 傾斜地なので、どの部分が1階になるか悩ましいですが、建設される超高層ビルは地下4階まであります。
 「場所打ちコンクリート杭」の構築と同時に「構真柱」を建込むと思われるので、「逆打ち工法」が採用されると思われます。
 
 
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中央街区の「Ⅲ期工事」との境目です。境目は地盤面と道路が水平になっています。工場内の道路の北側(写真右側)が「Ⅲ期工事」の敷地になります。
 
 
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敷地南西側の中央街区の「Ⅰ期工事」はすでに完成しています。
 
 
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「中央街区」東側の道路を北側から見た様子です。中央が窪んだ傾斜地となっています。写真手前の北側が「Ⅲ期工事」の敷地になります。
 
 
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「中央街区」西側の道路を北側から見た様子です。奥に見えるのが「防衛省」の建物です。
 
 
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アクリル板で見づらいですが、「東街区」の西側では「大日本印刷市谷工場整備計画建設工事(D工区先行解体)」が行われています。工期は2012年8月1日~2013年3月31日の予定となっています。
 
 
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跡地には、「大日本印刷市谷工場整備計画(東1街区)」が建設されます。「東1街区」は、「Ⅱ期工事」に含まれます。
 
 
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「西街区」の「Ⅲ期工事」予定地です。

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2012年10月24日 (水)

港区 芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用事業 2012年秋の建設状況

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-芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用事-
 「芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用事業」は、「東京都下水道局」が「芝浦水再生センター」で実施する雨天時貯留池の建設にあわせ、上部空間を利用し業務・商業系ビルを建設するプロジェクトです。 
 
 地上32階、地下1階、高さ155.27m、延床面積205,785.83㎡(下水道施設含む)の巨大なオフィスビルが建設されます。
 
 超高層オフィスビルは、1フロア約4,970㎡(中高層・高層フロア)という国内最大級を誇るオフィスフロアになります。天井高は2,900mmとなっています。 
 
 NTT都市開発・ニュースリリース(PDF:2012/02/22)
 (仮称)芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用事業 新築工事着工のお知らせ
  
 超高層棟の北側の水再生施設の上を「覆蓋」して人工地盤を構築します。「覆蓋」は「ふくがい」と読みます。意味は覆いかぶせる事です。
 
 今までの「芝浦水再生センター」の西側の「芝浦中央公園」と一体化して、約35,000㎡の広大な緑地を整備します。
 
 
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「芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用事業」の超高層棟の建設現場です。「逆打ち工法」で建設されています。
 
 
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「逆打ち工法」ですが、この現場は「乗入れ構台」を設置しています。
  
  
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「構真柱」の頭部分です。
 
 
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梁の鉄筋の配筋が行われています。「逆打ち工法」の場合は、通常ならこの部分の梁が1階床になりますが、どうやら違うようです。
 
 
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撮影時、超高層棟の北東側に巨大な鉄骨が姿を現していました。
 
 
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地上部分の鉄骨建方がついに始まった! と思いましたが、どうやら違うようです。この部分の梁が1階床になるようです。
 
 上記のニュースリリースを見ると ”日本最大級の免震ビル” と書いてあります。日本の超高層オフィスビルは、「制震構造」が多いですが、このビルは超高層タワーマンションでよく見かける「免震構造」のようです。
 
 下の梁と1階梁の間の空間は「免震層」のようです。あくまでも私の勝手な推測ですので間違っていたらゴメンナサイ・・・
 
 
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鉄骨とコンクリートの台座の間の装置は、積層ゴム等の「免震装置」に見えます。間違っていたらゴメンナサイ・・・
 
 
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コンクリートの台座の上の装置は、どう見ても養生中の「積層ゴム」ですよね?
 
 
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超高層棟の南側部分です。「構真柱」を「乗入れ構台」の支柱に利用しています。
 
 
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中央部分では、すでに人工地盤が完成していました。下の地上部分には水再生施設を新たに再構築します。
 
 
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人工地盤の上では、「アスファルト防水」が行われていました。「アスファルト防水」は何層も行われ、その上にコンクリートを打設して、人工土壌を敷いて広大な緑地を整備します。
 
 
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北側のこの部分にも人工地盤が整備されます。そして「芝浦中央公園」と一体化して、約35,000㎡の広大な緑地を整備します。

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2012年10月23日 (火)

豊島区 南池袋二丁目A地区第一種市街地再開発事業施設建築物 2012年秋の建設状況

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-南池袋二丁目A地区第一種市街地再開発事業-

 サンシャインシティの少し南側では、「南池袋二丁目A地区第一種市街地再開発事業施設建築物」が建設中です。
 
 概要は、地上49階、塔屋2階、地下3階、高さ約189m、延床面積約94,300㎡です。10階部分は、「中間免震階」となっています。
 
 11階より上は、約430戸(地権者住戸含む)の共同住宅となります。分譲は「東京建物」と「(財)首都圏不燃建築公社」により行われます。
 
 東京建物・ニュースリリース(PDF:2012/02/02)
 南池袋二丁目A地区第一種市街地再開発事業 「全国初 庁舎一体型超高層マンション」起工式挙行
 
フロアー構成
◆ 11階~49階-共同住宅(約430戸) 
◆ 10階-中間免震階
◆ 3階~9階-豊島区役所の新庁舎
◆ 地上1階・2階-商業施設
◆ 地下2階・地下1階-駐車場
◆ 地下3階-機械室
 
 
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「サンシャイン60展望台」から見た様子です。建設現場の平均地盤面は、TP(Tokyo Peil:東京湾平均海面)+30.6mのようです。そんなに標高が高いとは思いませんでした。
 
 
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「鉄筋コンクリート造(RC造)」主体の建物にしては珍しく「逆打ち工法」で建設されています。下層階は「鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)」のようですね。
 
 
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撮影時、すでに鉄骨建方が始まっていました。この後すぐに上には伸びません。「逆打ち工法」なので1階床を先に完成させます。
  
 
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この部分は1階床がすでに完成しています。「逆打ち工法」では多くの場合、1階床が作業床として使用され、重機や車両等が乗入れます。
 
 
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下層階は台形になっているので、一部柱も傾斜しています。
 
 
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「逆打ち工法」では、先に「構真柱」を建込みます。この現場は「鉄骨構真柱」と「HSPC構真柱(超高強度プレキャスト鉄筋コンクリート構真柱)」の両方を使用するハイブリッドとなっています。
 
 
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「HSPC構真柱(超高強度プレキャスト鉄筋コンクリート構真柱)」の頭部分が姿を現しています。
 「構真柱」の周囲にすき間がありますが、間に小型ジャッキを入れて「構真柱」の位置を微調整します。
 
 「構真柱」と言えば、「鉄骨構真柱」のイメージがありますが、技術が進歩して「鉄筋コンクリート造(RC造)」の「構真柱」もあります。
 池袋では、すぐ近くの超高層タワーマンション「アウルタワー」でも同じく「大成建設」により「HSPC構真柱(超高強度プレキャスト鉄筋コンクリート構真柱)」が使用されました。
  
 大成建設(PDF) アウルタワーの例
 超高強度プレキャスト鉄筋コンクリート構真柱の開発と超高層建物への適用
 
 本当は、「HSPC構真柱(超高強度プレキャスト鉄筋コンクリート構真柱)」の建込みシーンを見たかったのですが、残念ながらすでに終わって次の工程に進んでいました。
 
 
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南側のこの部分は、後施工になります。先に鉄骨建方が行われている部分の1階床を完成させて、作業床として使用開始してからこの部分の掘削を行います。地下には前もって「構真柱」が建込まれています。

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2012年10月22日 (月)

江東区 パークタワー東雲 2012年秋の建設状況

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-パークタワー東雲-
 「(仮称)江東区東雲一丁目計画」の建設現場は、ツインタワーの「Wコンフォートタワーズ」の西隣です。
 
 建設現場は、「日本エア・リキード」の本社があった場所ですが、「日本エア・リキード」は本社を東京都港区の「グランパークタワー」に移転したため敷地が売却されました。
 
 概要は、地上43階、地下0階、高さ158.9m、総戸数585戸の超高層タワーマンションになります。正式名称は「パークタワー東雲」となっています。
 
 ちなみに昨夜(10月21日)放送されたフジテレビの「ほこ×たて2時間SP」の ”「都営バスマニア」VS「都営バス職員」の対決” は、周囲の景色から判断して「パークタワー東雲」の南隣りの「東京都交通局東雲庁舎」の敷地で行われたと思われます。

 
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地上に姿を現しています。
 
 
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変則的な六角形のようです。
 
  
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北側から見た様子です。タワークレーン2基で建設しています。
 
 
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アップです。タワークレーンを建物の内部に設置しているように見えるので、2基共に「フロアクライミング方式」のタワークレーンのようです。
 
 
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南側から見た様子です。奥に見えるのは、建設中の「東雲合同庁舎(仮称)」です。
 
 
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「パークタワー東雲」の北側のブロックに建設中の「東雲合同庁舎(仮称)」です。概要は、地上13階、地下0階、高さ62.75mです。

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2012年10月21日 (日)

品川区 大崎ウィズシティ(大崎ウィズタワー&ル・サンク大崎ウィズタワー) 2012年秋の建設状況

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-大崎ウィズシティ(Osaki Wiz City)-
 「大崎駅西口南地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の街区名は「大崎ウィズシティ(Osaki Wiz City)」となっています。
 北側のオフィス棟は「大崎ウィズタワー(Osaki Wiz Tower)」、南側の住宅棟は「ル・サンク大崎ウィズタワー(Le Cinq Osaki Wiz Tower)」です。
 
  日本土地建物・ニュース&トピックス(PDF:2011/07/21)
 「大崎駅西口南地区第一種市街地再開発事業」の着工および、名称決定について
 
 公式HP → ル・サンク大崎ウィズタワー 
 
 「JR大崎駅」とデッキで直結する北側のオフィス棟「大崎ウィズタワー(Osaki Wiz Tower)」は、地上24階、地下2階、高さ110.215mです。1フロア面積約900㎡で、21層のオフィスフロアから成ります
 
 南側の住宅棟「ル・サンク大崎ウィズタワー(Le Cinq Osaki Wiz Tower)」は、地上25階、地下2階、高さ不明、総戸数は204戸(地権者住戸含む)となっています。低層部には店舗と品川区の福祉施設を整備する計画です。
 
 
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東側から見た「大崎ウィズシティ」の建設現場です。タワークレーン4基(大崎ウィズタワー2基+ル・サンク大崎ウィズタワー2基)で工事が行われています。
 
 基礎は、強固な「砂礫層」を支持地盤とする「直接基礎(ベタ基礎)」となっています。建物の底面全体をコンクリートの「耐圧盤」で支えています(一部既製杭)。
 
 
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北側のオフィス棟「大崎ウィズタワー(Osaki Wiz Tower)」の建設現場です。
  
  
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「大崎ウィズタワー」の建設現場を北側から見た様子です。
 
 
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すぐ近くで工事現場を見ることが出来るので鉄骨萌えの方にはたまりません。
 
 
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この部分は、地下駐車場へのスロープになるようです。
 
 
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南側の住宅棟「ル・サンク大崎ウィズタワー(Le Cinq Osaki Wiz Tower)」の建設現場です。総戸数は204戸(地権者住戸含む)となっています。
 
 
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「ル・サンク大崎ウィズタワー」のアップです。手前の東側角部分は、実際に建設されるかは別として、JR東日本が所有し、「大崎短絡線」構想の線路の用地となっています。
 
 
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「ル・サンク大崎ウィズタワー」の建設現場を北側から見た様子です。建物は長方形ではなく「L字型」であることが分かります。
 
 「ル・サンク大崎ウィズタワー」は、2階部分に「積層ゴム」などの「免震装置」を設置する「中間免震」となっていますが、残念ながら全体に目隠しされて見る事が出来ませんでした。
 
 
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JR大崎駅とは「ソニーシティ大崎」前を経由して歩行者デッキで直結します。
 
 
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フェンスの部分で、将来的に「大崎ウィズシティ」と接続されます。
 
 
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前回は行き止まりになっていましたが、「ソニーシティ大崎」との間に通路が出来て通行出来るようになっていました。
 
 
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歩行者デッキの東側のこの部分は、交通広場になる予定です。

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2012年10月20日 (土)

千代田区 「(仮称)読売新聞東京本社ビル」 2012年秋の建設状況

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-(仮称)読売新聞東京本社ビル-

 「読売新聞」と言えば、つい最近「iPS細胞」の件で世紀の大誤報を演じました。素人の私が見ても「これは絶対に誤報だ!」とすぐに直感しました。有り得ない記事だったからです。
 
 朝日新聞グループの「朝日新聞出版」も大阪市の橋下市長の件で信じられないような下劣な記事を書きました。
 素人の私でもHPやブログを書くときは、何度も真偽を確かめ、なおかつ書いて良いこと書いてはいけない事を真剣に考えて書きます。大手新聞社にはもっとしっかりしてほしいです。
 
 本題に戻って、「(仮称)読売新聞東京本社ビル」は、千代田区大手町の本社ビルを建て替えるプロジェクトです。
 地上33階、塔屋2階、地下3階、高さ200.00m、延床面積約89,409.48㎡の超高層オフィスビルが建設される予定です。
 
 工期が25ヶ月程しか無いので、地上に鉄骨が姿を現すと猛烈なスピードで上に伸びています。
 
 
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週間の「作業工程」です。工期が25ヶ月程と非常に短いので日曜日も工事を行っているようです。
 
 この現場は深く掘削していたので「逆打ち工法」ではないはずです。となると「順打ち工法」か「2段打ち工法」のどちらかになりますが、週間の「作業工程」に「地下3階躯体工事」と書いてあるので、「2段打ち工法」に間違いないと思います。
 「順打ち工法」の場合は、地上の鉄骨建方が行われている時点では、地下躯体は完成しています。
 
 「2段打ち工法」は、「順打ち工法」に対して工期短縮に有効です。そのため近年東京都心で採用している超高層ビルが増えています。
 
2段打ち工法とは
① まず地下最下部まで一気に掘削する。
② 次に基礎を構築する。
③ 次に地下の鉄骨建方を行い、地上1階の床を構築する。
④ 次に地下最下部と地上1階から2段同時並行で上に向かって施工を進める。
 
 
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下層階の様子です。鉄骨の密度が凄いです。
 
 
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「(仮称)読売新聞東京本社ビル」には、2つのホールと展示スペースなどを設けるようですが、このあたりは階高が非常に高い無柱空間のようなので、このあたりにホールを配置している可能性があります。
 
 
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「(仮称)読売新聞東京本社ビル」は、大規模地震発生時にもニュースを配信しつづけられるように「BCP(事業継続計画)」を非常に重視した超高層ビルになります。
 
 制震構造を採用しますが、このあたりの複雑な構造の外壁は「粘性壁ダンパー」を使用しているように見えます。確証は全く無いので、間違っていたらゴメンナサイ・・・
 
 
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この部分が「粘性壁ダンパー」かは分かりませんが、なんらかの「制震装置」には間違いないと思われます。
 
 「粘性壁ダンパー」で正解だと仮定すると、上の梁に上部を、下の梁に下部を固定し、壁は完全にはつながっていません。
 
 間の壁状のプールの中に「シリコンオイル」などの粘性体を満たしています。地震時には、上部の仕切り板がプール内を移動し、粘性体の抵抗力で地震エネルギーを吸収します。
 
 
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北西側から見た様子です。
 
 
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北側壁面では、「PCカーテンウォール」の取り付けが始まっています。
 
 
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北側壁面では、ガラスを多用した「ACW(アルミカーテンウォール)」の取り付けも始まっています。

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2012年10月19日 (金)

千代田区 高さ約150mのツインタワー「飯田橋駅西口地区第一種市街地再開発事業」 2012年秋の建設状況

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-飯田橋駅西口地区第一種市街地再開発事業-
 
昨日(10月18日)、JR東日本などから「世界貿易センタービル」の建て替えプロジェクト等の詳細が発表されました。
 本来なら特集を組むべきですが、撮影した写真がどんどん陳腐化していくので当分の間は建設中の現場を優先してUPしていきます。
 
 JR東日本・プレスリリース(PDF:2012/10/18)
 「浜松町二丁目4地区」都市計画提案の提出について
 
 本題に戻って、「飯田橋駅西口地区第一種市街地再開発事業」は、JR飯田橋駅西口の南側の再開発プロジェクトです。
 
 敷地面積約16,741㎡に、地上30階、地下2階の「業務・商業棟」、地上40階、地下2階の「住宅棟」、地上3階の「教会棟」の3棟が建設されます。延床面積約193,680㎡の大規模再開発計画です。
 
 両棟共に高さ約150mと言われていましたが、東京都のホームページを見ると「業務・商業棟」が高さ149.88m、「住宅棟」が高さ149.14mとなっています。
 ただある建築雑誌を見ると両棟共に高さ約156mと書いてあったので、最高部は約156mなのかも知れません。
 
 「住宅棟」の正式名称は、「パークコート千代田富士見 ザ タワー」に決定しています。三井不動産の分譲マンションの高級ブランド「パークコート」の名称を冠する総戸数505戸(販売総戸数425戸、事業協力者戸数80戸含む)の高級マンションとなります。
 
 
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現地に掲示してある配置図です。
 
 
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JR飯田橋駅西口から見ると4基(業務・商業棟2基+住宅棟2基)のタワークレーンが聳(そび)えています。
 
 
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「業務・商業棟」の建設現場を北側から見た様子です。
 
 
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めちゃめちゃ太い「CFT柱」が使用されています。
 
 
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「CFT柱」が運ばれてきました。
 
 
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柱の内部には、竹の節のように「ダイアフラム」が取り付けられています。「ダイアフラム」には柱の間に挟んで溶接する「通しダイアフラム」、鋼管内に溶接する「内ダイアフラム」、鋼管の外に取り付ける「外ダイアフラム」があります。
 
 「CFT柱」の場合は、柱内にコンクリートを充填するため「ダイアフラム」に太い「打設孔」が開けてあります。
 
 
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柱に「建入直し治具」がセットされています。「建入直し治具」により柱はあっという間に自立しします。
 
 「建入直し治具」により仮に柱を自立させているので、柱同士の溶接が完了すると「建入直し治具」は外されます。
 
 
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耐震ブレースや制振ダンパーとして機能する「アンボンドブレース」です。
 
 
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「業務・商業棟」の建設現場を南西側から見た様子です。
 
 
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この部分は、「業務・商業棟」と「住宅棟」の間の「パサージュ」になります。
 
 
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住宅棟である「パークコート千代田富士見 ザ タワー」の建設現場を南西側から見た様子です。
 
 
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住宅棟は、「マストクライミング方式」のタワークレーンを2基共に西側に配置しています。普通は両側に配置しますが、横長の超高層タワーマンションなので、この配置が効率的なのでしょうね。
 
 
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住宅棟である「パークコート千代田富士見 ザ タワー」の建設現場を北側から見た様子です。

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2012年10月17日 (水)

港区 環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業III街区 2012年秋の建設状況

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-環状第二号線新橋・虎ノ門地区-

 約半年ぶりに東京(首都圏)を撮影してきました。今日からまた更新を再開しますのでよろしくお願いします。
 
 「環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業III街区(略称:環二・III街区)」は、地上52階、塔屋1階、地下5階、高さ(最高部255.5m、建築物約247m)の大規模プロジェクトです。
 
 フロア構成は、駐車場(地下3~地下1階)、店舗(1~4階)、カンファレンス(4・5階)、オフィス(6~35階)、 共同住宅(37~46階)、ホテル(47~52階)となります。共同住宅の戸数は172戸、ホテルの客室数は168室となっています。
 
 
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東京タワーの特別展望台(250m)から見た全景です。撮影時は、国際通貨基金(IMF)世界銀行の年次総会の期間中だったので、東京タワーは、外国人観光客が多かったです。
  
 
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展望台はガラス面に保護フィルムが貼られているためボケボケですが、最高部のアップです。
 
 3階ずつ鉄骨建方が行われているので、猛烈な速度で上に伸びています。撮影時は42階まで到達していました。
 
 オフィス(6~35階)と共同住宅(37~46階)の間の36階は、トラス構造の構造切替階となっています。
 
 
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東側から見た様子です。下の部分は「環状第二号線」の工事です。
 
 
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36階のトラス構造の構造切替階です。
 
 
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構造が複雑なので柱が斜めだったり、枝分かれしたりしています。
 
 
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カーテンウォールの取り付けが行われています。壁面にブルーのラインの「横行レール」が取り付けられています。「横行レール」には「テルハクレーン」が取り付けられています。
 
 
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カーテンウォールのアップです。ガラスを多用した「ACW(アルミカーテンウォール)」となっています。
 
 
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南東側から見た下層階の様子です。
 
 
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図面を見ると南側は4層の吹き抜けになるようです。下に「環状第二号線」が走るので実際は3.5層くらいになります。
 
 
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北東側から見た下層階の様子です。「逆打ち工法」で工事が行われています。「逆打ち工法」は、地上躯体と地下躯体を同時に建設します。
 
 
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西側から見た様子です。
 
 
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北東角と南西角はR曲線になっていますが、南東角と北西角は複雑な構造になっています。
 
 
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カーテンウォールの取り付けが行われています。
 
 
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ワイヤーが2本見えるので、「テルハクレーン」とその上のマシンの2台で連携して吊り上げているようです。
 
 
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南西側から見た下層階の様子です。
 
 
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建物南側の「環状第二号線」の上に構台を設置しています。1階は掘削や地下部分の建物工事に使い、2階は鉄骨材料をさばくスペースとしているようです。

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ソフトバンク 「スプリント・ネクステル」の買収を正式発表 世界3位の移動体通信事業者に!

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-ソフトバンクがスプリント・ネクステルを買収!-

 私が東京(首都圏)の撮影ツアーに行っている間に2つの大きなうれしい出来事がありました。
 1つ目は「山中伸弥教授」のノーベル医学・生理学賞の受賞、2つ目はソフトバンクによる「スプリント・ネクステル」の買収発表です。
 
 ソフトバンクは、「イー・アクセス」の買収を発表したばかりですが、2012年10月11日(木)の夕方からNHKなどがソフトバンクによる「スプリント・ネクステル」の買収を伝え始め、10月15日にソフトバンクが記者会見を開き正式発表しました。
 
 ソフトバンク・プレスリリース(2012/10/15)
 当社によるスプリントの戦略的買収(子会社化)について
 
 ソフトバンクは米国の「スプリント・ネクステル」との間で約1兆5709億円(201億米ドル)の投資を行うことについて最終的な合意に至りました。
 ソフトバンクは「スプリント・ネクステル」の株式の約70%を保有することになり、子会社化します。取締役会は10名で構成され、内6名はソフトバンクが任命権を持ちます。
 
 買収対象となる「スプリント・ネクステル」は、米国1位の「ベライゾン・ワイヤレス」、2位の「AT&T」に続く米国第3位のモバイルキャリアで、契約数は約5600万件、米国内シェアは約16%を占めます。
 
 現在のソフトバンクグループ(ソフトバンク、イー・アクセス、ウィルコム)の合計契約数3930万件と合わせるとグループ合計で約9600万件の契約数となり、「ベライゾン・ワイヤレス」や「AT&T」に匹敵する規模になります。
 
 日本3位+米国3位の合算により、移動体通信売上高の合計は約2.5兆円(半期)となり、「チャイナモバイル」、「ベライゾン・ワイヤレス」に次いでグループで世界第3位となる予定です。
 
主要通信会社移動体売上高(2012年1~6月期)
1位 チャイナモバイル(中国)  約3.3兆円
2位 ベライゾン(アメリカ)       約2.8兆円
--    ソフトバンク+スプリント  約2.5兆円
3位 AT&T(アメリカ)           約2.5兆円
4位 ボーダフォン(イギリス)   約2.4兆円
5位 NTTドコモ(日本)          約2.1兆円
6位 ドイツテレコム(ドイツ)    約1.9兆円
 
 ただしまだ難関があります。「米司法省」や「米連邦通信委員会(FCC)」など規制当局の承認が必要になります。
 また安全保障の観点から、「米外国投資委員会(CFIUS)」の審査も受ける必要もあります。これらの承認が得られない場合は買収は破談になります。    
 
-孫正義社長の気になる発言-
 孫社長は「アメリカへの挑戦は簡単なものではないと思っている。しかし挑戦をしないということはもっと大きなリスクになるのかもしれない。日本は少子化をはじめ、世界の中でもさまざまなリスクを背負った危険な国になりつつあるのかもしれない。だから、日米両方で大きな基盤を作ることが、安全の鍵になる」と米国市場進出の意義を語りました。
 
 「(日本は)世界の中でもさまざまなリスクを背負った危険な国になりつつある」 円高などの六重苦+巨大地震のリスク+解決不可能な領土問題などを指していると思われます。
 
 これらのリスクを軽減するのが、政治家の仕事ですが、政治家は内向きの政争に明け暮れています。
 私には、孫社長の発言は「このまま日本政府が何もしなかったら、本社をアメリカに移転しますよ!」という警告のように感じました。
 
 私は、「ソフトバンク」、「日産自動車」、「パナソニック」の3社のいずれかが巨大企業の本社海外移転の第一号にならないか心配しています。
 どこか1社が本社を移転すると堰を切ったように本社の日本脱出が始まる可能性があります。政治家にその危機感が全く感じられないのが非常に不安です。

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2012年10月 6日 (土)

相鉄・東急直通線 要となる「日吉駅」付近の配線図

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-日吉駅(ひよしえき)-
 東京急行電鉄の「日吉駅(ひよしえき)」は、地上駅ですが駅自体は半地下のような構造になっています。
 そのため電車に乗っているとトンネルに入ったような感じになるので地下駅のイメージがありますが、上を覆っているのは大規模な駅改良工事により1991年に完成した「人工地盤」です。
 
 島式の2面4線で、駅の北側は東横線と目黒線が、「田園調布駅」から「日吉駅」の間は複々線化により一体的に運行されています。「日吉駅」より南側(横浜寄り)は複線となっています。
 
 「日吉駅」より南側(横浜寄り)で、大規模なプロジェクトが進行しています。「相鉄・東急直通線事業」です。この事業は、相模鉄道と東急東横線を結ぶ大プロジェクトです。
 相模鉄道が「相鉄・JR直通線」と「相鉄・東急直通線」を経由して東急「日吉駅」と結ばれます。途中駅には新幹線の「新横浜駅」もあります。
 
 これらのプロジェクトがすべて完成すると「日吉駅」は、東横線、目黒線、相鉄・東急直通線とのジャンクションとなる鉄道交通の要衝に変身します。
  
 2012年10月5日~11月5日の期間で、「横浜市環境創造局」から環境アセスメントの電子縦覧が行われています。
 縦覧期間を過ぎると見られなくなるので、興味のある方はPDFデータをパソコンに保存しておく事をお勧めします。詳しい図面等は下記リンクの「第2章」にあります。
 
 環境影響評価関係図書・電子縦覧(2012年11月5日まで)
 相鉄・東急直通線に係る環境影響評価書(要約書)

 「日吉駅」のすぐ南側は、東急東横線を更に両端に移設して、中央の引き上げ線を1線に減らし、空いた部分に中央の引き上げ線を挟んで、掘割で「相鉄・東急直通線」を建設します。
 
 更にその南側は、東急東横線の高架橋を両側に拡幅し、軌道を両端に移設して、1階部分に空間を確保して「相鉄・東急直通線」を通します。見るからに難工事ですね。 
 
 
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東急「日吉駅」の南側です。現在は両端の東急東横線と中央の引き上げ線2線で合計4線となっています。
 
 東急東横線を更に両端に移設して、中央の引き上げ線を1線に減らし、空いた部分に中央の引き上げ線を挟んで、「相鉄・東急直通線」を建設します。
 
 
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現在の引き上げ線です。2線から1線に減ります。「日吉駅」での折り返しが大幅に減ると思われるので運用上は問題ないと思います。

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2012年10月 4日 (木)

世田谷区 三軒茶屋二丁目地区市街地再開発(三軒茶屋2丁目B地区&三軒茶屋2丁目センター地区)

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-三軒茶屋二丁目地区市街地再開発-
 市街地再開発は地権者の利害関係が複雑に絡むのでなかなか先に進みません。地権者の数が多い程難航します。
 
 世田谷区の「三軒茶屋二丁目地区市街地再開発」もその一つです。かなり前に「三軒茶屋二丁目地区市街地再開発準備組合」が発足しましたが、権利関係が複雑で合意形成に難航しているようです。
 
 「三軒茶屋二丁目地区」は、「キャロットタワー」南側の世田谷通りと首都高速3号渋谷線&国道246号に挟まれた敷地面積約17,000㎡です。老朽化した小規模飲食店や映画館などが建ち並んでいます。
 
 世田谷区役所 → 三軒茶屋二丁目地区の街づくり
 
 世田谷区のホームページでは、「三軒茶屋二丁目地区(第4工区)」となっています。当初は「三軒茶屋二丁目地区市街地再開発」として一体的に計画を進めていました。
 
 しかし、権利関係が複雑な地区東側で合意形成が難航し、地区中央に整備する「都市計画道路4支1」の西側で「三軒茶屋二丁目B地区市街地再開発準備組合」が発足し、先行して検討を進めることになりました。
 
 西側のB地区は、商業・業務・住宅機能を視野に、延床面積約55,000㎡規模の再開発ビルの建設を想定しています。
 
 難航している地区東側は、名称を「三軒茶屋2丁目センター地区市街地再開発準備組合」に変更し、個別に再開発事業を検討しています。今後も東西連携しながらも東西2地区に分かれて再開発事業が進むと思われます。
 
 
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第2工区として再開発された「キャロットタワー」を北西側から見上げた様子です。いつか「キャロットタワー」の南側に超高層の再開発ビルが2棟建つかも知れません。

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2012年10月 3日 (水)

容積率移転のマジック! 竣工した「丸の内永楽ビルディング」

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-丸の内永楽ビルディング-
 2012年10月1日に「大手町フィナンシャルシティ」が竣工し、「東京駅・丸の内駅舎」がグランドオープンしました。
 「東京駅・丸の内駅舎」の復元工事費約500億円は、周辺の超高層ビルへ容積率を移転する事によって確保したことが話題になっています。
 
 実はあまり知られていませんが、「三菱UFJ信託銀行本店ビル」北側にあった「東銀ビルヂング」、「住友信託銀行東京ビル」、「三菱UFJ信託銀行東京ビル」の3棟を一体的に建て替えるプロジェクトである「(仮称)丸の内1-4計画」も容積率移転が行われています。
 
 「(仮称)丸の内1-4計画」の正式名称は「丸の内永楽ビルディング」で、2012年1月19日に竣工、2012年2月2日に竣工式が行われました。
 
 概要は、東京都の資料では、地上27階、塔屋2階、地下4階、高さ150.0m、敷地面積6,361.61㎡、延床面積139,684.30㎡となっています。
 
 
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「丸の内永楽ビルディング」は、本来ならこれ程の延床面積は確保出来ません。近隣からの容積率移転というマジックを使用しました。
 
 敷地南側に隣接する「日本工業倶楽部会館・三菱UFJ信託銀行本店ビル」に係る「丸の内一丁目特定街区」を本計画敷地に拡大して指定を受け、配分容積率の移転を行っています。更に「パレスホテル」からの未利用容積率の移転も行われています。
  
  
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北東側から見た下層階の様子です。「丸の内ビルディング」や「新丸の内ビルディング」と共通する「三菱地所設計」伝統のデザインとなっています。
 
 低層部は、地区計画並びにガイドラインに定められている丸の内地区を象徴する100尺(約31m)ラインとなっています。
 
 
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北東角部分です。
 
 
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北側のエントランスです。
 
 
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地下1階~地上2階までが商業ゾーンの「iiyo!!(イーヨ!!)」となっています。2012年3月2日にグランドオープンしました。
 
 「iiyo!!(イーヨ!!)」には飲食18店、物販4店など計26店が出店しています。地下1階が中心ですが、地上1階・2階にも西側の「丸の内仲通り」側に店舗があります。
 
 
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北西側から見た様子です。オフィス部分は、東西64.100m×南北73.950mです。1フロアあたり約3,135㎡(約948坪)、天井高2,850mmの無柱空間となっています。
  
 これは、東西68.400m×南北68.400m、1フロアあたり約3,126㎡(約946坪)の「新丸の内ビルディング」より少し広いです。

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2012年10月 2日 (火)

携帯電話三国志 「ソフトバンク」が「イー・アクセス」を株式交換により買収!

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-ソフトバンクがイー・アクセスを買収-

 国内携帯電話会社3位の「ソフトバンク」は2012年10月1日に、4位の「イー・アクセス」を2013年2月28日(効力発生日)をめどに株式交換により買収し、完全子会社にすると発表しました。
 
 「スマートフォン」の普及で携帯電話のデータ通信量が急増する中、「ソフトバンク」は「イー・アクセス」が持つ周波数も活用し、次世代の高速通信規格「LTE」によるサービス競争で「NTTドコモ」や「KDDI」に対抗します。
  
 株式交換での「イー・アクセス」の評価額は、1株当たり52,000円、総額約1800億円です。
 これは10月1日終値の時価総額65,838百万円の3倍弱です。買収は「ソフトバンクから強烈なラブコールした」というだけあって破格の高評価ですね。「イー・アクセス」は2013年2月25日に上場廃止となる予定です。
 
 最近の「ソフトバンク」は、本当に元気ですね。正に飛ぶ鳥を落とす勢いです。今年6月の株主総会で、孫正義社長は「2016年度に営業利益1兆円とするとともに、すべての事業会社で営業利益トップになる!」宣言しましたが、本当に達成しそうな勢いです。
 
 「NTTドコモ」がシェアを落とし、「KDDI」と「ソフトバンク」が猛烈に追い上げる状況は、正に ”携帯電話三国志” の様相ですね。
 
-LTEとは?-
 「LTE(Long Term Evolution:ロング・ターム・エボリューション)」は、現在普及する「第3世代携帯電話」と将来登場する「第4世代携帯電話」の間の通信技術です。
 
 NTTドコモは「Xi(クロッシィ))」、KDDIは「4G LTE」、ソフトバンクは「SoftBank 4G」の名称でサービスを行っています。
  
 
Tokyosoft12102
-ソフトバンク-

 「ソフトバンク」の本社は東京都港区東新橋一丁目の「東京汐留ビルディング」にあります。3階~26階がにソフトバンクグループが入居しています。
 
 2012年3月期の連結売上高は3,202,435百万円、営業利益は675,283百万円となっています。10月1日終値の時価総額は3,439,498百万円です。
  
 「ソフトバンク」の前身は、1981年に「孫正義氏」が設立したパソコンソフトの卸会社「日本ソフトバンク」です。
 2006年には、ボーダフォンの日本法人を89億ポンド(約1兆7500億円)で買収しました。当時は高値掴みの無謀な買い物と言われました。
 
 しかし好調な業績により、膨大な有利子負債を猛烈な勢いで返済中です。買収は大成功だったと言っていいでしょう。
 
-イー・アクセス-
 「イー・アクセス」は、1999年に「インターネット・サービス・プロバイダ」と「ADSL回線」の契約を一括で提供する通信会社として設立されました。2005年には移動体通信事業にも参入しています。
 
 2012年3月期の単独売上高は204,743百万円、営業利益は24,441百万円です。10月1日終値の時価総額は65,838百万円です。株価は当分ストップ高が続きそうですね。

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