相鉄・東急直通線 要となる「日吉駅」付近の配線図
-日吉駅(ひよしえき)-
東京急行電鉄の「日吉駅(ひよしえき)」は、地上駅ですが駅自体は半地下のような構造になっています。
そのため電車に乗っているとトンネルに入ったような感じになるので地下駅のイメージがありますが、上を覆っているのは大規模な駅改良工事により1991年に完成した「人工地盤」です。
島式の2面4線で、駅の北側は東横線と目黒線が、「田園調布駅」から「日吉駅」の間は複々線化により一体的に運行されています。「日吉駅」より南側(横浜寄り)は複線となっています。
「日吉駅」より南側(横浜寄り)で、大規模なプロジェクトが進行しています。「相鉄・東急直通線事業」です。この事業は、相模鉄道と東急東横線を結ぶ大プロジェクトです。
相模鉄道が「相鉄・JR直通線」と「相鉄・東急直通線」を経由して東急「日吉駅」と結ばれます。途中駅には新幹線の「新横浜駅」もあります。
これらのプロジェクトがすべて完成すると「日吉駅」は、東横線、目黒線、相鉄・東急直通線とのジャンクションとなる鉄道交通の要衝に変身します。
2012年10月5日~11月5日の期間で、「横浜市環境創造局」から環境アセスメントの電子縦覧が行われています。
縦覧期間を過ぎると見られなくなるので、興味のある方はPDFデータをパソコンに保存しておく事をお勧めします。詳しい図面等は下記リンクの「第2章」にあります。
環境影響評価関係図書・電子縦覧(2012年11月5日まで)
相鉄・東急直通線に係る環境影響評価書(要約書)
「日吉駅」のすぐ南側は、東急東横線を更に両端に移設して、中央の引き上げ線を1線に減らし、空いた部分に中央の引き上げ線を挟んで、掘割で「相鉄・東急直通線」を建設します。
更にその南側は、東急東横線の高架橋を両側に拡幅し、軌道を両端に移設して、1階部分に空間を確保して「相鉄・東急直通線」を通します。見るからに難工事ですね。
東急「日吉駅」の南側です。現在は両端の東急東横線と中央の引き上げ線2線で合計4線となっています。
東急東横線を更に両端に移設して、中央の引き上げ線を1線に減らし、空いた部分に中央の引き上げ線を挟んで、「相鉄・東急直通線」を建設します。
現在の引き上げ線です。2線から1線に減ります。「日吉駅」での折り返しが大幅に減ると思われるので運用上は問題ないと思います。
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