川崎市 JR川崎駅西口の「大宮町地区 A―2街区」に、JR東日本が超高層ビルを建設?
-大宮町地区 A―2街区-
昨日、「西武ホールディングス」は「グランドプリンスホテル赤坂」跡地に建設される「(仮称)紀尾井町計画」の詳細を発表しました。なかなかカッコイイ!外観です。
西武ホールディングス・ニュースリリース(PDF:2012/11/08)
「(仮称)紀尾井町計画」の事業決定について
特集は10月27にUP済みなのでもうUPしませんが、「テコレップシステム」で解体工事を行っている「大成建設」は新築工事には加わらないようです。
オフィス・ホテル棟が「鹿島建設、鉄建建設、熊谷組JV」、住宅棟が「西武建設、大林組、前田建設工業JV」となっています。
なお住宅棟は、地上26階、最高高さ約100mから地上24階、最高高さ約90mに変更になっています。
本題に戻って、「JR東日本」は、JR川崎駅西口の「JR東日本」所有地を活用した再開発計画の検討をしています。
再開発が計画されているのは、JR川崎駅西口の「ミューザ川崎」の南側の「大宮町地区 A―2街区」です。
大宮町地区 A―2街区 → 大宮町地区の街区図
現状では、街区中央を廃止された市道が分断しています。街区は解体中の「旧変電所」約3,700㎡と駐車場約8,300㎡に分かれており、廃止された市道部分を含め一体化した敷地面積は約12,400㎡とななっています。
「大宮町地区 A―2街区」の再開発に向けて、川崎市は2012年11月ごろをメドに街区を分断している廃道部分約1,080㎡を「JR東日本」に売却することを決めました。これにより一体的な開発が可能となりました。
一方で「川崎市」は、JR東日本の所有地の一部約714㎡を緑地用地として取得する予定です。
JR川崎駅西口周辺は、大規模商業施設の「ラゾーナ川崎」や音楽ホールの「ミューザ川崎」、大型オフィスなどがあり高い集客力があります。
川崎市は、国際戦略総合特区の指定を受けたことや、羽田空港の国際化などを踏まえて、ホテルやコンベンション施設整備の必要性を指摘しています。
そのため川崎市は、「JR東日本」に対してホテルやコンベンション機能を盛り込むよう要望しています。
「JR東日本」もホテル、オフィス、コンファレンス(会議)機能を備えた複合施設の整備を検討しているようです。
超高層ビルが建設されるのかは分かりませんが、超高層ビルが建設される可能性は高いと思います。ちなみに高さ制限は120mとなっています。
2000年代に入って、怒涛の勢いで再開発が行われてきたJR川崎駅西口ですが、「大宮町地区 A―2街区」の整備で最終段階を迎えます。
いろいろな都市を訪れましたが、駅前が短期間でこれだけ変わった街は極めて珍しいです。
解体工事中のJR東日本の「旧変電所」です。この奥に市道がありましたが、現在は廃止されています。
廃止された市道部分を「JR東日本」が川崎市から買収する事により、一体的な再開発が可能になりました。
撮影時は、「旧変電所」が重機によりバリバリ解体されていました。
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