まるで宇宙船! 国立競技場を1300億円で建て直し、国際デザイン・コンクール・最優秀賞は「ザハ・ハディド・アーキテクト」に決定!
-新国立競技場(国立競技場の建て替え)-
新国立競技場の国際デザイン・コンクールで、イギリスの建築設計事務所「ザハ・ハディド・アーキテクト」が最優秀賞を射止めました。私的には、こんなにワクワクしたコンペは「東京都庁」と「京都駅ビル」以来でした。
審査は、9月25日までに国内12点、海外34点の計46作品が応募、10月16日に実施した1次審査では、国内4点、海外7点の計11点が通過しました。
「SANAA + 日建設計」と「ザハ・ハディド・アーキテクト」の前評判が高かったですが、「ザハ・ハディド・アーキテクト」が最優秀賞を獲得しました。
外観はまるでSF映画に出てくる宇宙船です。私は「ザハ・ハディド・アーキテクト」押しだったので決まって良かったです。
下記ホームページで、デザイン・コンクールの最終審査に残った11点も見ることが出来ますが、みなさんはどのデザインがお気に入りですか?
スポーツ振興センター・お知らせ(2012/11/16)
あたらしい国立競技場国際デザイン・コンクール、最優秀作品が選出されました!!
総工事費は解体費を除いて1300億円程度を見込みます。8万人を収容できる開閉式全天候型屋根付きスタジアムとなります。
2014年7月から現競技場の解体に入り、2015年10月に新競技場に着工、2019年3月の完成を目指します。
2019年の「ラグビー・ワールドカップ」のメインスタジアムとなり、東京都が招致を目指す2020年夏季オリンピックではメインスタジアムと位置付けています。
海外のメディアでは、日本と近隣諸国との極度の関係悪化から東京へのオリンピック誘致はかなり厳しく「イスタンブール(トルコ)」が有利と報道しています。
でもオリンピックが誘致出来なくても「ラグビー・ワールドカップ」のために建設するようですね。
観客席が広がるため、敷地面積も大幅に拡張されます。現在の約72,000㎡から約113,000㎡に増やします。
そのため競技場の南側に隣接する「日本青年館」を取り壊すほか、南側と西側に広がる「都立明治公園」も新競技場も敷地に充てます。
また新競技場の敷地の西側にある「東京体育館」の周辺や南側にある「都営霞ヶ丘アパート」などを対象に、合計約65,000㎡の「関連敷地」を設定しています。
関連敷地内に新たな建築物は造れないものの、人工地盤などの工作物を設けることが認められています。
デザインは文句なしカッコイイ!ですが、私個人としては2つ心配があります。1つ目は、開口部が小さく太陽光が入りにくいので天然の芝生がちゃんと育つのか? 2つ目は「聖徳記念絵画館」の景観が台無しにならないか? この2点が心配です。
新国立競技場の概要
◆ 敷地面積-約113,000㎡(現在約72,000㎡)+関連敷地約65,000㎡
◆ 延床面積-約290,000㎡(駐車場等を含む)
◆ 収容人数-約80,000人(現在約54,000人)
◆ 屋根-開閉式全天候型
◆ 陸上用トラック-国際規格9レーン(現在8レーン)
◆ 芝生-天然芝
◆ 用途-サッカー、ラグビー、陸上競技、コンサート、展覧会、ファッションショー、その他
◆ 解体工事着手-2014年07月予定
◆ 新競技場着工-2015年10月予定
◆ 新競技場竣工-2019年03月予定
◆ 総工事費-1300億円程度(解体費を除く)
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