千代田区 (仮称)三井住友銀行本店東館計画 2012年12月中旬の建設状況
-(仮称)三井住友銀行本店東館計画-
昨日、トヨタ自動車が新型「クラウン」を発売しました。注目度がかなり高かったようでトヨタのHPが重かったです。
フロントグリルの変化に驚きました。「ロイヤルサルーンG」がアウディに似たフロントグリル、「アスリートG」が台形を2つ重ねた王冠のようなフロントグリルでした。
私は、クラウンにも最近の「レクサス」が採用している「スピンドルグリル」が採用されるかと予想していましたが外れました。
トヨタの高級車のフロントマスクは保守的で面白くないと言われていました。しかし最近は果敢に挑戦しています。
フロントグリルの形状は、基本的には台形をどのように組み合わせるかで決まります。他社の真似では無く、なおかつカッコイイ!デザインを考えるのは、気の遠くなるような難しい作業だと思います。今は試行錯誤している段階だと思います。
その点では、ドイツの「メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ」の3社の大手高級車メーカーは、車種が違っても高級感を保ちつつフロントマスクを統一している点で1歩も2歩も先行しています。
本題に戻って、「(仮称)三井住友銀行本店東館計画」は、「三井住友銀行」の旧大手町本部ビル跡地の再開発プロジェクトです。
跡地には、地上29階、塔屋2階、地下4階、高さ約150mの超高層オフィスビルが建設中です。
北東側から見た様子です。西側の「三井住友銀行本店ビルディング」と似た外装になる予定です。「三井住友銀行本店」は道路を挟んでツインビルになります。
今回、「三井住友銀行本店ビルディング」の中に入る事が出来ました。本店の前に立っているガードマンさんに「この近くに三井住友銀行のATMありませんか?」と聞くと、1階奥にあるというこだったので、本店でお金を降ろしました。1階は天井が高くめちゃめちゃ豪華でした。
このビルは、「順打ち工法」、「2段打ち工法」、「逆打ち工法」のどれかよく分かりませんでした。
ゲートが開いたので中を覗くと地下躯体を構築中でした。「構真柱」らしきものがチラッと見えたので、多分「逆打ち工法」だと思います。
「(仮称)三井住友銀行本店東館計画」の建築計画のお知らせが正確な数値に変更になっていました。
あと基礎が「直接地業べた基礎」から「パイルド・ラフト基礎」に変更になっていました。基礎工法の変更は極めて珍しいです。
「パイルド・ラフト基礎」とは、杭に支持された(パイルド)+直接基礎(ラフト)の基礎工法です。
原則として全荷重を直接基礎で支持しますが、沈下抑止の為に杭基礎にも鉛直力を分担させ、基礎の合理化を目指します。
ちなみに大阪の高さ300mの超高層ビル「あべのハルカス」も「パイルド・ラフト基礎」を採用しています。
2012年10月15日の様子です。外から見る限りこの2ヶ月変化がありませんね。
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