(仮称)大手町1-1計画 「りそな・マルハビル」に続き、「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の解体も始まる!
-(仮称)大手町1-1計画-
「りそな・マルハビル」と「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の建て替えプロジェクトである「(仮称)大手町1-1計画」ですが、跡地には2棟の超高層ビルが建設されます。
「りそな・マルハビル」の建て替えプロジェクトである「A棟」は、区分所有者である「三菱地所」と「JXホールディングス」が共同で開発します。
跡地には、「(仮称)大手町1-1計画A棟新築工事」が建設されます。概要は、地上22階、塔屋2階、地下5階、高さ約115mとなっています。
「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の建て替えプロジェクトである「B棟」は、「三菱地所」の単独開発です。
跡地には、「(仮称)大手町1-1計画B棟新築工事」が建設されます。概要は、地上29階、塔屋2階、地下5階、高さ約140m(最高部約150m)となっています。
三菱地所・ニュースリリース(PDF:2012/06/11)
「(仮称)大手町1-1計画」について ~丸の内再構築「第2ステージ」の第4弾プロジェクト~
「りそな・マルハビル」の解体工事は、だるま落としのような「鹿島カットアンドダウン工法」が採用されています。
「鹿島カットアンドダウン工法」は、高層階から解体していく従来工法とは逆に、地上での解体とジャッキダウンを繰り返しながら「だるま落とし」のように下層階から解体していく工法です。
引き続き、「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の解体工事も始まりました。建物外側に解体工事用のマストクライミング方式のタワークレーンが建てられているので、こちらは通常の工法で解体工事が行われるようです。
解体工事が始まった「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」です。外側にマストクライミング方式のタワークレーンが建てられました。
タワークレーンのマストの色がシルバーなので、「竹中工務店」だと分かります
「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」の西半分の壁面が足場で覆われました。
ガラスに太陽光が反射して見づらいですが、南東側から見た様子です。東側にも解体工事用のタワークレーンが建てられました。
最高部まで足場が組まれています。パッと見るとビルから剥がれ落ちそうに見えます。足場をビルにどのように固定しているのでしょうか? 考えると夜も眠れなくなりそうです(笑)。
工事名は、「三菱東京UFJ銀行大手町ビル地上解体工事」です。2012年10月8日~2013年8月31日までの工期で「竹中工務店」により行われています。
この写真は、大阪の「旧ホテルプラザ」の解体工事中の様子です。解体工事の工法は、竹中工務店が開発した新工法「竹中ハットダウン工法(竹中HAT DOWN工法)」が採用されました。
「竹中ハットダウン工法」は、建物上部に周囲を覆った「移動式解体工場(ハット)」を設け、各階の解体とともに順次ダウンさせていく工法です。
竹中工務店・プレスリリース(2012/02/22)
解体技術「竹中ハットダウン工法」で超高層建物の解体に着手
私は、「三菱東京UFJ銀行大手町ビル」も「竹中ハットダウン工法」が採用されると予想していましたが、外れました。
超高層ビルの解体といっても常に最新の工法が採用される訳では無いですね。工期とかコストとかいろいろ総合的に判断して決めるんでしょうね。
「りそな・マルハビル」の解体工事の様子です。「鹿島カットアンドダウン工法」が採用されています。
自宅に帰って気がつきましたが、解体工事中の「りそな・マルハビル」の全景写真がありませんでした。
撮影したつもりでしたが、撮影し忘れたようです。痛恨のミスですが、気が付いた時は後の祭りでした・・・
この写真でかろうじて手前の「りそな・マルハビル」がかなり低くなっている様子が確認出来ます。
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