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2013年1月

2013年1月31日 (木)

港区 地上40階、高さ約249mの「六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業南街区施設建築物」に建築計画のお知らせ掲示!

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-六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業-
 
「六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、六本木の「日本IBM本社ビル」と「ヴィラフォンテーヌ六本木アネックス」を中心とした約2.7haの再開発プロジェクトです。
 
 「住友不動産」により開発が行われ、「業務棟」と「住宅棟」が建設されます。同じく「住友不動産」の道路を挟んだ東側にある「泉ガーデンタワー」と外観がそっくりでツインタワーのような感じになります。
  
 東京都・報道発表資料(2012/03/22)
 六本木三丁目東地区市街地再開発組合の設立認可について
 
 昨日、読者の方からメールを頂きました。遂に「建築計画のお知らせ」が掲示されたそうです。
 「建築計画のお知らせ」は2013年1月21日に掲示されたようで、携帯電話で撮影した写真も添付されていたました。ブログ上でお礼を申し上げます。
 
 数値を見て小躍りしてしまいました。2012年3月22日の東京都の報道発表資料で、地上42階、地下5階、高さ約250mから地上40階、地下5階、高さ約241mに変更になっていてショックを受けていましたが、高さ約241mは軒高だったようで最高部は249.20mでした。
  
 下記の数値は、メールで送って頂いた「南街区」の建築計画のお知らせの写真を転記したものです(総戸数は東京都のHP)。小規模ですが「北街区」にも再開発計画があります。
 
六本木三丁目東地区・南街区の概要
◆ 計画名-六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業南街区施設建築物
◆ 所在地-東京都港区六本木三丁目12番41、他
◆ 階数-(業務棟)地上40階、塔屋2階、地下5階、(住宅棟)地上27階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-(業務棟)249.20m、(住宅棟)115.00m
◆ 敷地面積-17,371.73㎡(施設全体)
◆ 建築面積-9,985.20㎡(施設全体)
◆ 延床面積-203,967.40㎡(施設全体)
◆ 構造-(業務棟)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、(住宅棟)鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-(業務棟)直接基礎、(住宅棟)杭基礎
◆ 用途-オフィス、共同住宅、店舗、変電所(公益施設)
◆ 総戸数-約220戸
◆ 建築主-六本木三丁目東地区市街地再開発組合
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-未定
◆ 着工-2013年06月01日予定
◆ 竣工-2016年05月31日予定
 
 
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手前が 「日本IBM本社ビル」があった場所です。撮影時点ですでに姿を消していました。「日本IBM本社ビル」は、地上23階、地下2階、高さ約87mの高層ビルでした。
 
 「大成建設」による解体工事だったので、新解体工法「テコレップシステム」が採用されると私は予想していましたが、タワークレーンを建てて普通の工法で解体されました。
 
 
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奥の右が「ヴィラフォンテーヌ六本木アネックス(旧:六本木プリンスホテル)」、左が「空港施設六本木ビル」があった場所です。撮影時点ですでに姿を消していました。
 
 
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今はどうか分かりませんが、撮影時は仮囲いの間を歩く事が出来ました。

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2013年1月30日 (水)

練馬区 大泉学園駅北口地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物 2013年1月29日に本体工事着工!

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-大泉学園駅北口地区第一種市街地再開発事業-
 
西武鉄道大泉学園駅前では、「大泉学園駅北口地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物」が計画されています。
 
 2013年1月29日に起工式が行われ、本体工事に着工した事が「大泉学園駅北口地区市街地再開発組合」より発表がありました。
 
 野村不動産・ニュースリリース(PDF:2013/01/29)
 大泉学園駅北口地区第一種市街地再開発事業 再開発ビル本体工事及び公共施設工事の着工について
  
 再開発ビルの概要は、地上27階、塔屋1階、地下2階、高さ99.80mとなっています。地下1階、1階、3階、4階が「商業施設フロア」、5階が「公益施設」、5階~27階が「分譲住宅」となります。
 
 5階~27階の分譲住宅は、総戸数168戸です。参加組合員に「野村不動産」が入っているので、「プラウドタワー大泉学園」になるのでしょうか?
 
 地下2階には「施設用駐車場」、地下1階には「施設駐輪場、公共駐輪場」、2階には「住宅用駐輪場」が設置されます。3階部分でペデストリアンデッキと接続されます。
 
大泉学園駅北口地区第一種市街地再開発事業の概要

◆ 所在地-東京都練馬区東大泉一丁目地内
◆ 階数-地上27階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部99.80m、軒高93.90m
◆ 敷地面積-5,110.71㎡
◆ 建築面積-4,079.43㎡
◆ 延床面積-37,805.47㎡(容積率対象面積26,128.47㎡)
◆ 用途-共同住宅(5階~27階)、物販店舗、飲食店舗、公益施設
◆ 構造- 鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 総戸数-168戸
◆ 建築主-大泉学園駅北口地区市街地再開発組合(参加組合員:野村不動産)
◆ 地権者-西武鉄道、野村不動産、東京あおば農業協同組合、個人権利者5名
◆ 事業コンサルタント-アール・アイ・エー
◆ 設計者・監理者-アール・アイ・エー
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2013年01月29日
◆ 竣工-2015年03月31日予定
 
 
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再開発区域に食い込むように建っている2棟は再開発の対象外となります。
 
 
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西側から見た様子です。この部分に「高層棟」が建設されます。撮影時はまだ「建築計画のお知らせ」が掲示されていませんでした。
 
 「建設データバンク」を見ると「大泉学園駅北口地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物」の建築計画のお知らせは、2012年11月に掲示されたようです。
 
 
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北側から見た様子です。北側のこの部分には「低層棟」が建設されます。撮影時は、2012年10月1日~2013年1月31日までの工期で、既存建物の解体工事が行われていました。
 
 解体工事は「清水建設、西武建設JV」でしたが、本体工事には「西武建設」が入っていないようです。

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2013年1月29日 (火)

2012年の世界生産台数・販売台数 日本のビッグ3(トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業)が発表!

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-2012年世界生産台数・販売台数-

 2013年1月28日に日本の各自動車メーカーから2012年1月~12月の全世界での生産台数の発表が一斉に行われました。
 日本のビッグ3(トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業)では、速報値ですが、全世界での販売台数の発表もありました。
 
 「トヨタ自動車」は、2012年の世界販売台数(ダイハツ工業、日野自動車を含む)が前年比22.6%増で過去最高の974万8000台(速報値)になりました。
 米ゼネラル・モーターズ(GM)は2.9%増の928万8277台、独フォルクスワーゲン(VW)グループは11.2%増の907万台で、「トヨタ自動車グループ」の世界販売台数が前年の3位から2年ぶりにトップに返り咲いたことが確定しました。
 
 日本の自動車メーカーの多くは、2012年前半は絶好調でした。「好事魔多し」という言葉がありますが、良い事はずっとは続かないものです。
 後半は、インドではスズキの子会社「マルチ・スズキ」の工場での暴動、中国では反日運動による不買運動などで失速しました。
 
 「日産自動車」はグローバル販売で500万台、「本田技研工業」はグローバル販売で400万台突破が確実と今年前半までは言われていましたが、突破出来ませんでした。
 
 下記の数値は、各メーカーの公式HPのIR情報を見てチェックしたものです。カッコは対前年比で、グローバル販売は速報値です。
 
◆ トヨタ自動車グループ(ダイハツ工業、日野自動車を含む)
グローバル生産-9,909,440台(126.1%)
グローバル販売-9,748,000台(122.6%)
 
◇ トヨタ自動車(単体)
グローバル生産-8,736,529台(126.1%)
グローバル販売-8,717,000台(122.8%)
 
◆ 日産自動車
グローバル生産-4,889,379台(105.5%)
グローバル販売-4,940,133台(105.8%)
 
◆ 本田技研工業
グローバル生産-4,110,857台(141.3%)
グローバル販売-3,817,000台(119.0%)
 
◆ スズキ
グローバル生産-2,893,602台(106.2%)
グローバル販売-未発表
 
◆ マツダ
グローバル生産-1,189,283台(102.0%)
グローバル販売-未発表
 
◆ 三菱自動車
グローバル生産-1,109,731台(104.2%)
グローバル販売-未発表
 
◆ 富士重工業
グローバル生産-753,320台(129.8%)
グローバル販売-未発表

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2013年1月26日 (土)

新宿駅南口地区基盤整備事業 「新宿交通結節点整備工事、新宿跨線橋の架け替え、新宿駅新南口ビル(仮称)」 2012年秋の状況

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-新宿交通結節点整備工事-
 「新宿駅南口地区基盤整備事業」の中の1つである「新宿交通結節点整備工事」は、JR東日本の線路上に東西約127m×南北約120m、面積約1.47haの人工地盤を創出し、駅施設、歩行者広場、タクシーや一般車の乗降場、高速路線バス関連施設などの機能を持った建物を建設するプロジェクトです。
 
 このあたりは「新宿区」と「渋谷区」の境目にあり「新宿交通結節点整備工事」のほとんどの部分が「渋谷区」に入ります。
 
◆ 4階-高速バス関連施設
◆ 3階-タクシー乗降場、一般車乗降場
◆ 2階-歩行者広場(サザンテラスと一体化)、駅施設
 
 
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全景です。
 
 
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4階建てですが、「新宿跨線橋(しんじゅくこせんきょう」の路面が2階床の高さになるので、「新宿跨線橋」から見ると3階建てに見えます。
 
 
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バスターミナルの屋根でしょうか?
  
 
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西側の「サザンテラス」側です。
 
 
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南側から見た様子です。
 
 
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-新宿跨線橋の架け替え工事-
 「新宿駅南口地区基盤整備事業」の中の1つである「新宿跨線橋(しんじゅくこせんきょう)」の架け替え工事です。老朽化した新宿跨線橋は、道路の幅が広く、耐震性に優れた橋に生まれ変わります。
 
 道路の幅を30m(歩道5m+6車線20m+歩道5m)から50m(歩道8m+6車線・停車帯30m+歩道8m)に広げ、歩道の幅も8mに広げることで、歩きやすくゆとりある空間として生まれ変わります。
 
 
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南西側から見た様子です。
 
 
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JR線のホームから見た様子です。南側部分の橋脚と橋桁はすでに本設になっています。「新宿跨線橋」を歩いていると全く気がつきませんが、少しずつ仮設から本設に入れ替えながら工事を行っています。
 
 
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北側部分の橋脚と橋桁もすでに本設になっています。
 
 
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もう少し東側の橋桁です。
 
 
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橋桁の「落下防止装置」です。「阪神淡路大震災」で多くの橋桁が落下したので取り付けられるようになりました。
 
  
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-新宿駅新南口ビル(仮称)-
 「新宿駅南口地区基盤整備事業」の中の1つである「高島屋タイムズスクエア」の北側にあった旧新南口駅舎跡の「駅新南口ビル(仮称)」の建設予定地です。
 
 概要は、地上33階、地下2階、高さ約170m(建築計画のお知らせでは168.16m)、延床面積約111,000㎡となっています。竣工は2016年春を予定しています。
 
 地下1階・2階は駐車場、1階~5階は商業施設(JR東日本子会社のルミネ約9,400㎡)、6階~33階はオフィスを予定しています。
 
 西側の「新宿交通結節点」の5階~7階部分も「駅新南口ビル(仮称)」のプロジェクトに含まれるようで、300人規模の多目的ホール、子育て支援施設などが入る予定です。
 
 
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JR線のホームから見ると「駅新南口ビル(仮称)」は、JR線に隣接している事が分かります。
 
 
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深く掘削されています。「ソイルセメント柱列壁工法」で構築された「山留め壁」が見えます。「山留め壁」は「アースアンカー」で支えられています。
 
 新宿駅周辺には、強固な地盤の「東京礫層(とうきょうれきそう)」が比較的浅い場所にあるので、「東京礫層」を支持地盤とする直接基礎の超高層ビルが多いですが、このビルの基礎は「RC現場打ち杭」となります。
 
 撮影から日数が経過しているので、現在は次の段階に工事が進んでいます。首都圏のいろいろな再開発ブログの写真を見ると、現在は複数台の「連続地中壁掘削機」により「RC連続壁」を構築しているようです。
  
 JR線に隣接しているためビルの建設により軌道が浮き上がったり沈んだりする事は絶対に許されません。そのため線路に隣接する場合、強固な「RC連続壁」を構築する場合が多いです。
 
 ビル本体の本格着工は、2013年9月を予定しています。「RC連続壁」の構築が終わってから本格着工すると思われます。

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2013年1月25日 (金)

渋谷区 渋谷駅周辺地区の大規模再開発により大きく変わる「東京メトロ銀座線・渋谷駅」

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-東京メトロ銀座線・渋谷駅-

 2013年1月23日に「渋谷駅地区 駅街区開発計画」、「渋谷駅地区 道玄坂再開発計画」、「渋谷駅南街区プロジェクト(渋谷駅三丁目21地区)」の3街区の事業に関し、東京都知事に対して都市再生特別措置法に基づく都市再生特別地区の都市計画提案を行いました。
 
 同時に複数のPDF資料が発表されました。今まで分からなかった事もPDF資料のイメージ図でいろいろ推測出来るようになりました。
 今回は下記のPDF資料の完成イメージ図を引用させて頂いて大きく変わる「東京メトロ銀座線・渋谷駅」を推測してみたいと思います。
 
 東京急行電鉄、東日本旅客鉄道、東京地下鉄、道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発準備組合、東急不動産(PDF:2013/01/23)
 渋谷駅周辺地区における都市計画の提案について~渋谷駅地区 道玄坂街区開発計画に関する都市計画の提案について~
 
 
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完成イメージ図の一部を拡大してみました。拡大すると「渋谷駅地区・駅街区開発計画」の「中央棟」と「西棟」の外壁は、直線ではなく波打ったユニークな外観である事が分かります。
 
 
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「東京メトロ銀座線・渋谷駅」の部分もいろいろ分かります。現在の「東京メトロ銀座線・渋谷駅」は、東急百貨店東横店西館の地上3階部分にのりばがある相対式2面2線の高架駅です。
 
 大規模改良工事により、駅を現在の場所から表参道寄りに移設します。ホームは現在と同じ3階に設置され、相対式2面2線から島式1面2線に変更になります。
 コンコースを4階に設置してホームに降りるようにすれば便利なのですが、完成イメージ図からはそこまでは推測出来ません。
 
 「東京メトロ銀座線・渋谷駅」の上は歩道になり、JR渋谷駅の上の広場と一体化して、「渋谷ヒカリエ」~「JR渋谷駅」を歩いて渡れる事が分かります。 
 
 
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表参道寄りのこの部分に「東京メトロ銀座線・渋谷駅」が移設されます。現在の「東京メトロ銀座線・渋谷駅」は、東急百貨店東横店西館の地上3階部分にのりばがあります。
 
 
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高架橋を全面的に造り替えるので橋脚を仮設に移行しています。
 
 
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反対側から見た様子です。
 
 
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現在の高架橋の南側部分を中心に拡幅されると思われます。このスペースは前の連絡通路を撤去した事により生まれました。
 
 
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ギリギリ拡幅出来るスペースがあります。撤去した連絡通路の開口部が見えます。
 
 
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拡幅を行うために「渋谷ヒカリエ」の下層階の北側は大きくくびれています。
 
 
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完成イメージ図を見ると、現在の「渋谷ヒカリエ」と東急東横線・渋谷駅を結ぶ連絡通路と「東京メトロ銀座線・渋谷駅」とは接続されないようです。
 
 考えられるのが高さの違い(連絡通路は2階、東京メトロ銀座線・渋谷駅は3階)と他にも東西の通路が出来るので接続してもあまり意味が無いからだと思われます。
 
 
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「渋谷ヒカリエ」と東急東横線・渋谷駅を結ぶ連絡通路です。
 
 
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現在の「東急東横線・渋谷駅」は、2013年3月16日の始発から地下化されるので、「東急東横線・渋谷駅」側の連絡通路は仮設となっています。

 仮設の連絡通路部分には、「渋谷駅地区・駅街区開発計画」の地上46階、地下7階、高さ約230mの「東棟」が建ちます。駅前広場のこの部分に高さ約230mの超高層ビルが建つと考えたら凄いですね!

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2013年1月24日 (木)

「渋谷駅地区・駅街区開発計画」、「渋谷駅地区・道玄坂再開発計画」、「渋谷駅南街区プロジェクト(渋谷駅三丁目21地区)」の概要が判明!

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-渋谷駅周辺地区-

 「東京急行電鉄、東日本旅客鉄道、東京地下鉄、道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発準備組合、東急不動産」は、2013年1月23日に「渋谷駅地区 駅街区開発計画」、「渋谷駅地区 道玄坂再開発計画」、「渋谷駅南街区プロジェクト(渋谷駅三丁目21地区)」の3街区の事業に関し、東京都知事に対して都市再生特別措置法に基づく都市再生特別地区の都市計画提案を行いました。

 中心となる「渋谷駅地区 駅街区開発計画」は、JR東日本の2012年8月31日のプレスリリースと高さは同じですが、階数がかなり変更になっています。
 詳細が不明だった「渋谷駅地区 道玄坂再開発計画」と「渋谷駅南街区プロジェクト(渋谷駅三丁目21地区)」の概要が判明しました。
 
 
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-渋谷駅地区・駅街区開発計画-

 「渋谷駅地区・駅街区開発計画」は、東急東横線渋谷駅、東急百貨店、JR渋谷駅、東京メトロ銀座線渋谷駅を一体的に再開発するプロジェクトです。
 
 地上46階、地下7階、高さ約230mの「東棟」、地上10階、地下2階、高さ約61mの「中央棟」、地上13階、地下5階、高さ約76mの「西棟」が一体的に建設されます。
 
 東京急行電鉄、東日本旅客鉄道、東京地下鉄(PDF:2013/01/23)
 渋谷駅地区駅街区開発計画に関する都市計画の提案について
 
渋谷駅地区・駅街区開発計画の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区渋谷二丁目23番外
◆ 階数-地上46階、地下7階(東棟)、地上10階、地下2階(中央棟)、地上13階、地下5階(西棟)
◆ 高さ-約230m(東棟)、約61m(中央棟)、約76m(西棟)
◆ 敷地面積-約15,300㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約270,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 事業主体-東京急行電鉄、東日本旅客鉄道、東京地下鉄
◆ 着工-2013年度予定
◆ 竣工-2027年度予定
◆ 開業-2020年度予定(東棟)、2027年度予定(中央棟、西棟)
 
 
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東急東横線渋谷駅です。2013年3月16日から地下化します。
 
 
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現在の東急東横線渋谷駅は、2013年3月15日の終電までです。3月26日からイベントスペース「SHIBUYA ekiato(エキアト)」として期間限定でオープンします。
 
 コンサートやイベントなどに使用しますが、期間は5月6日までです。イベントスペースとしての利用終了後は解体工事に着手します。
  
 
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-渋谷駅地区・道玄坂再開発計画-

 「渋谷駅地区・道玄坂再開発計」は、「東急プラザ渋谷」および隣接する街区を一体的に再開発するプロジェクトです。
 
 地上17階、地下5階、高さ約120mの超高層ビルを建設します。用途は、店舗とオフィスを予定しています。当初は高さ約160m程度と言われていましたが、かなり低くなりました。
 
 私は、東京に行った時には必ず東京の親戚に会うようにしていますが、その場所が東急プラザ渋谷9階のロシア料理レストラン「渋谷ロゴスキー」なので、「東急プラザ渋谷」が解体されるのはちょっとさみしいです。ちなみに「渋谷ロゴスキー」は、1951年創業の日本で最初のロシア料理レストランです。
 
 東京急行電鉄、東日本旅客鉄道、東京地下鉄、道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発準備組合、東急不動産(PDF:2013/01/23)
 渋谷駅周辺地区における都市計画の提案について~渋谷駅地区 道玄坂街区開発計画に関する都市計画の提案について~
 
渋谷駅地区・道玄坂再開発計画の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区道玄坂一丁目2番地・8番地
◆ 階数-地上17階、地下5階
◆ 高さ-約120m
◆ 敷地面積-約3,330㎡
◆ 延床面積-約59,000㎡
◆ 用途-店舗、オフィス
◆ 事業主体-道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発準備組合
◆ 着工-2015年度予定
◆ 竣工-2018年度予定
◆ 開業-2018年度予定
 
 
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-渋谷駅南街区プロジェクト(渋谷駅三丁目21地区)-

 「渋谷駅南街区プロジェクト(渋谷駅三丁目21地区)」は、東急東横線渋谷駅の高速道路南側を中心とする再開発プロジェクトです。
 
 地上33階、地下5階、高さ約180mの超高層ビルを建設します。用途は、オフィス、店舗、ホテルを予定しています。
 
 東京急行電鉄(PDF:2013/01/23)
 渋谷駅南街区プロジェクト(渋谷三丁目21地区)に関する都市計画の提案について
 
渋谷駅南街区プロジェクト(渋谷駅三丁目21地区)の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区渋谷三丁目21番外
◆ 階数-地上33階、地下5階
◆ 高さ-約180m
◆ 敷地面積-約7,100㎡
◆ 延床面積-約117,500㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、ホテル
◆ 事業主体-東京急行電鉄および東横線隣接街区の地権者
◆ 着工-2013年度予定
◆ 竣工-2017年度予定
◆ 開業-2017年度予定
  
 
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-渋谷駅桜丘口地区-

 今回、都市計画提案は行われませんでしたが、JR渋谷駅から高速道路を越えた南側の渋谷駅桜丘口地区にも「渋谷駅桜丘口地区再開発」が計画されています。高さ140m程度の再開発ビルの建設構想があります。

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2013年1月23日 (水)

港区 セレブの憧れ「外苑西通り(プラチナ通り)」沿いに建設予定の超高層タワーマンション「(仮称)港区白金6丁目計画」

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-(仮称)港区白金6丁目計画-

 セレブの憧れである「外苑西通り(プラチナ通り)」沿いに、地上33階、塔屋2階、地下1階、高さ125.0mの超高層タワーマンション「(仮称)港区白金6丁目計画」が計画されています。
 
 この土地には、元々は「ジョイント・コーポレーション」により超高層タワーマンションの建設が計画されていました。
 しかし「外苑西通り(プラチナ通り)」沿いという土地柄のため大人の事情でなかなか着工出来ませんでした。
 
 そこにアメリカ発の「サブプライムローン問題」が日本を襲います。「ジョイント・コーポレーション」は、2008年7月に「積水ハウス」に土地を売却しました。
 その後、リーマンショックが世界を襲います。「積水ハウス」も4年以上土地を塩漬けにしていましたが、いよいよ動き出すようです。
 
 「(仮称)港区白金6丁目計画」は、「外苑西通り(プラチナ通り)」東側で、すぐ北側に「首都高速2号目黒線」の高架が走っています。
 
 周囲には、「外苑西通り(プラチナ通り)」のイチョウ並木、「国立科学博物館付属自然教育園」、「東京大学医科学研究所」などがあり緑が非常に多いです。
 
 
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「(仮称)港区白金6丁目計画」の建設予定地です。
 
 
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敷地の一部は、「外苑西通り(プラチナ通り)」からかなりの高台にあります。
 
 
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「外苑西通り(プラチナ通り)」沿いには、同じく「積水ハウス」が分譲する「グランドメゾン白金」のマンションギャラリーが建っています。この部分も「(仮称)港区白金6丁目計画」の敷地に含まれると思われます。
 
 
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「外苑西通り(プラチナ通り)」のイチョウ並木です。通りには、カフェ、レストラン、ファッション関係などのお洒落な店が点在しています。途中で何台も高級外車を見かけました。
 
 
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「(仮称)港区白金6丁目計画」の建築計画のお知らせです。建築主は「積水ハウス」、設計者は「大成建設」、施工者は「未定」となっています。

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2013年1月21日 (月)

横浜市 地上33階、高さ約180mの超高層ビル「(仮称)横浜駅西口駅ビル計画」 2012年秋の状況

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-(仮称)横浜駅西口駅ビル計画-
 「JR東日本」と「東京急行電鉄」は、JR横浜駅西口の「横浜シァル」と「横浜エクセルホテル東急」跡地に超高層複合ビルの建設を計画しています。
 
 地上33階、地下3階、最高高さ約180mの超高層の「駅前棟」を中心に、線路を東西に覆う形で、地上8階、地下1階、最高高さ約50mの「線路上空棟」、更に北に離れた場所の「鶴屋町地区」に地上9階、最高高さ約40mの駐車場棟が建設されます。
 
 JR東日本・東京急行電鉄(PDF)
 (仮称)横浜駅西口駅ビル計画
 
 建て替え予定地の「横浜シァル」は2011年3月27日、「横浜エクセルホテル東急」は2010年3月31日に閉店しています。
 2012年4月2日~2013年3月31日までの工期で、「旧横浜エクセルホテル東急建物解体工事」が行われています。
  
  
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先に「横浜エクセルホテル東急」が解体されます。2012年4月2日~2013年3月31日までの工期で、「旧横浜エクセルホテル東急建物解体工事」が行われています。  
 
 
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撮影時には本格的に解体工事が始まっていました。撮影から日数が経過しているので、現在は建物がかなり解体されていると思われます。
 
 
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建物内部でも解体工事が行われていました。

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2013年1月20日 (日)

横須賀市 地上38階、高さ約144mの「大滝町2丁目地区市街地再開発事業施設建築物等建設工事」 2012年秋の状況

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-大滝町2丁目地区市街地再開発事業-

 京浜急行「横須賀中央駅」近くの「西友横須賀店」の再開発が計画されています。当初計画よりかなり遅れましたが、動き出しています。
 
 再開発予定地の「西友横須賀店」は、2012年4月30日に42年の歴史に幕を降ろし閉店しました。
 2012年6月1日~2013年3月31日の工期で、浅沼組により「大滝町2丁目再開事業 既存建築物等除去工事」が行われています。
 
 跡地には、地元地権者などで構成する「大滝町2丁目地区市街地再開発組合(参加組合員:京浜急行電鉄、大和ハウス工業)」が、地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ約144mの超高層複合施設を建設します。もちろん横須賀市で一番高い超高層ビルになります。
 
 下記のPDFでは、高さ(最高部143.60m、建築物138.85m、軒高134.85m)となっていますが、微妙に変更になっている可能性があります。
 フロア構成は、1階~4階が店舗・オフィス、5階以上が298戸の共同住宅になる予定です。
 
 配置図・断面図等(PDF)
 大滝町二丁目地区市街地再開発事業
 
 2015年12月頃の竣工予定なので、計画通りなら2013年春頃に着工されると思われます。総事業費は約140億円を予定しています。
 
 
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再開発予定地を南西側から見た様子です。2012年6月1日~2013年3月31日の工期で、解体工事が行われています。撮影から日数が経過しているので、現在は建物が姿を消していると思われます。
 
 
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再開発予定地を北西側から見た様子です。
 
 
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「特定建築等行為お知らせ板」です。他都市の「建築計画のお知らせ」に相当するお知らせ板でしょうか?
 
 それとも「建築計画のお知らせ」は後で掲示されるのでしょうか? 横須賀市のお知らせ板は初めて見るので良く分かりません・・・
 
 
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「特定建築等行為の概要」部分です。建築主は「大滝町2丁目地区市街地再開発組合」、設計者は「INA新建築研究所」、施工者は「浅沼組」となっています。
 
 
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(おまけ)
 最寄りの駅である京浜急行の「横須賀中央駅」です。相対式2面2線となっています。「秘密のケンミンSHOW」で、神奈川県民は京浜急行の速さが自慢!と言っていました。
 
 確かに速いですが、横須賀は遠いです。「品川」-「横須賀中央駅」は、京急本線快特でも43分、620円かかり、時間とお金が私には痛いです・・・

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2013年1月18日 (金)

港区 地上34階、高さ約120m「(仮称)六本木7丁目新築工事」の建設予定地

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-(仮称)六本木7丁目新築工事-
 「東京ミッドタウン」と「六本木ヒルズ」の中間くらいに地上34階、地下1階、高さ120.56mの超高層タワーマンション「(仮称)六本木7丁目新築工事」が計画されています。

 空撮写真ではまだ建設予定地に「TSK・CCCターミナルビル」が残っていますが、現在は解体されて更地になっています。
 「TSK・CCCターミナルビル」は、いろいろあってかなり有名なビルでしたが、このブログの趣旨とは関係ないので触れません。
  
 
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東側寄りから見た様子です。「TSK・CCCターミナルビル」は解体されて、現在は駐車場となっています。奥に見える緑は「港区立六本木西公園」です。
 
 
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西側寄りの「港区立六本木西公園」から見た様子です。
 
 
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北側寄りから見た様子です。すぐ近くに「六本木ヒルズ」が見えます。
 
 
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「(仮称)六本木7丁目新築工事」の建築計画のお知らせです。建築主は「住友不動産」、設計者は「陣設計」、施工者は「未定」となっています。 

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2013年1月17日 (木)

JR御徒町駅前 「(仮称)上野三丁目店舗ビル(上野吉池)プロジェクト」に出店する「ユニクロ」は、グローバル旗艦店?

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-(仮称)上野三丁目店舗ビル(上野吉池)プロジェクト-

 「(株)吉池」と「三井不動産」は、JR御徒町駅前の台東区上野三丁目に、商業ビル「(仮称)上野三丁目店舗ビル(上野吉池)プロジェクト」を建設しています。
 
 1920年(大正9年)創業の老舗ファミリーデパート「吉池」が本店を構えていたビルの建替え事業となります。
 
 三井不動産・ニュースリリース(2012/10/01)
 「(仮称)上野三丁目店舗ビル(上野吉池)プロジェクト」本日(10/1)着工創業90 年を超えるファミリーデパート「吉池」がリニューアルオープン日本初「ユニクロ」「g. u.」が同時開業 2014 年春開業予定
 
 「吉池」が、地下2階~地上1階にリニューアルオープンするほか、地上1階~4階に「ユニクロ」、同5階・6階に「g. u.」が出店します。「ユニクロ」と「g. u.」が、同一ビルで同時開業するのは日本で初めてです。
 
 「ユニクロ」を運営する「ファーストリテイリング」は、銀座、新宿に続き、渋谷、原宿、上野、池袋などの主要なショッピング街に、グローバル旗艦店を出店する予定です。
 店舗面積から推測して、「(仮称)上野三丁目店舗ビル(上野吉池)プロジェクト」に出店する「ユニクロ」が、グローバル旗艦店になるのは間違いないと思われます。
 
(仮称)上野三丁目店舗ビルの概要
◆ 所在地-東京都台東区上野三丁目27-12
◆ 階数-地上9階、地下2階
◆ 敷地面積-約1,980㎡
◆ 延床面積-約15,040㎡
◆ 店舗面積-約8,870㎡
◆ 建築主-(株)吉池
◆ 設計者-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2012年10月01日
◆ 竣工-2014年春予定
◆ オープン-2014年春予定
 
 
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JR御徒町駅のホームから見た様子です。撮影時は、地下障害物の撤去と「山留め壁」の構築を行っていました。
 
 御徒町駅は、山手線・京浜東北線と都営地下鉄大江戸線の乗り換えが非常に便利です。
 東京に撮影に行った時は、「浜松町駅」および「大門駅」と共に乗り換えで最も利用する駅の一つで大変重宝しています。
 
 
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南西側から見た様子です。
 
 
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「春日通」沿いに建設されています。上野と言ってもJR上野駅の西側には「上野恩賜公園」が広がっているので、繁華街はJR御徒町駅側が中心となっています。
 
 「松坂屋上野店(マツザカヤ上野店)」もJR御徒町駅側にあります。ちなみに「松坂屋上野店」を営業する「J・フロントリテイリング」は、「松坂屋上野店」を改装して、子会社の商業ビル大手「パルコ」を主要テナントとする方針です。本館に隣接する「南館」を取り壊し、建替えて「パルコ」が入居する予定です。

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2013年1月16日 (水)

「東京ミッドタウン」の隣り 地上44階、高さ約170mの「赤坂九丁目北地区市街地再開発」

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-赤坂九丁目北地区市街地再開発-

 「東京ミッドタウン」の北西側の港区赤坂九丁目に「赤坂九丁目北地区市街地再開発」が計画されています。
 「港区立赤坂中学校」の西側で、北側が「赤坂通り」の木造家屋が密集した逆三角形状のエリアです。

  建築主は「赤坂九丁目北地区市街地再開発準備組合」で、事業協力者として「三井不動産」が参画しています。
 地上44階、地下2階、高さ約170m、総戸数330戸程度の超高層タワーマンションの建設を計画しています。
 
 2013年度の都市計画決定、本組合設立を経て、区域内に立地している区立中之町幼稚園など既存施設の移転した後に、敷地内の建物を解体して、2014年度の本体着工、2016年度の竣工を目指します。
 
赤坂九丁目北地区市街地再開発の概要
◆ 所在地-東京都港区港区赤坂九丁目3
◆ 階数-地上44階、地下2階
◆ 高さ-約170m
◆ 施行区域-約8,000㎡
◆ 建築面積-約1,890㎡
◆ 延床面積-約44,700㎡
◆ 用途-共同住宅、公益施設
◆ 総戸数-約330戸
◆ 建築主-赤坂九丁目北地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-三井不動産
◆ 着工-2014年度予定
◆ 竣工-2016年度予定

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2013年1月15日 (火)

さいたま市 武蔵浦和駅第3街区 「(仮称)武蔵浦和駅再開発<庭園都市>プロジェクト」のその後・・・

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-武蔵浦和駅第3街区第一種市街地再開発事業-

 「JR武蔵浦和駅」周辺は、さいたま市の副都心として位置づけられています。第1街区~第9街区までの9街区(同一街区は更に細分化)に分けて再開発が行われています。
 
 「武蔵浦和駅第3街区第一種市街地再開発事業」は、当初は高さ約210mの超高層タワーマンションの建設を計画していましたが、一向に計画が進まず高さを半分以下にしてやっと動き出そうとしていました。
 
 地上32階、地下1階、高さ99.87mのC棟を中心として、A棟~E棟までの5棟、総戸数776戸で構成されるマンション群、「(仮称)武蔵浦和駅再開発<庭園都市>プロジェクト」として、2012年の春には公式HPもオープンしていした。
 
 776戸の内訳は、A棟80戸(地上13階、地下1階)、B棟103戸(地上14階、地下1階)、C棟355戸(地上32階、地下1階)、D棟78戸(地上14階、地下1階)、E棟160戸(地上13階、地下1階)となっていました。
 
 しかし、公式HPで販売延期が表記され、その後公式HPも閉鎖されました。大手デベロッパーを中心としていたので正直驚きました。
 マンションの掲示版にはいろいろ書かれていましたが、真偽が不明なのでここには書かないでおきます。いろいろ大人の事情があったようです。
 
 
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北東側から見た様子です。
 
 
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北西側から見た様子です。
 
 
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撮影時にはまだ「事業計画のお知らせ」が掲示されていました。現在も掲示されているかは不明ですが、計画そのものが完全に無くなった訳ではないと思われます。

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2013年1月14日 (月)

江戸川区 南小岩七丁目西地区第一種市街地再開発事業施設建築物 2012年秋の状況

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-南小岩七丁目西地区第一種市街地再開発事業-
 
昨夜のNHKスペシャルのダイオウイカを追った「世界初撮影!深海の超巨大イカ」は凄かったです。
 執念の撮影で、民放には絶対に真似出来ないです。このような番組にこそNHKの存在価値があると思います。 
 
 本題に戻って、「南小岩七丁目西地区第一種市街地再開発事業施設建築物」は、JR総武本線の「小岩駅」から南側にフラワーロード(商店街)を約200mくらい歩いた東側に計画されている再開発プロジェクトです。
 
 再開発予定地の大部分をスーパーマーケットの「オリンピック」が占めています。施工者は「スターツコーポレーション、財団法人首都圏不燃建築公社」となっています。
 
 地上29階、塔屋1階、地下2階、高さ105.20m、総戸数177戸の超高層タワーマンションになります。
 2012年6月15日~2012年11月30日まで既存建物の解体工事が行われ、計画通りなら2012年12月に着工しているはずです。 
 
 
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「南小岩七丁目西地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の予定地は、「小岩駅」からフラワーロード(商店街)を南側に約200mくらい歩いた東側にあります。
 
 
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現地に掲示されていた完成予想図です。
 
 
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断面図です。
 
 
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断面図の上層階部分です。最高部の高さが105.20m、建築物の高さが99.90mとなっています。
 
 
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断面図の下層階部分です。5階と6階の間に「免震ピット」を設置する「中間免震構造」となっています。
 
 
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平面図です。
 
 
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建築計画のお知らせです。建築主は「スターツコーポレーション、財団法人首都圏不燃建築公社」、設計者は「アール・アイ・エー」、施工者は「南小岩七丁目西地区第一種市街地再開発事業建設工事共同企業体」となっています。

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2013年1月13日 (日)

JR新橋駅 全ホームを覆う巨大な大屋根も設置される大規模な「東海道線新橋駅改良工事」 2012年秋の建設状況

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-JR新橋駅-

 「新橋駅」は、地上の「東海道線・山手線・京浜東北線」の3面6線のホームと地下の「横須賀線」の1面2線のホームがあります。
 
 2011年度の1日の平均乗車人員は243,890人で、JR東日本の中では7位になります。地下鉄やゆりかもめなどからの乗り換えも多く、周辺はいつも賑わっています。
 
 JR東日本 → 各駅の乗車人員(2011年度)
 
 しかしコンコースが南北に分断された上に狭く、駅の構造も非常に分かりにくいです。お世辞にも近代的な駅とは言えませんでした。
 これらを改良すべく、JR東日本は、新橋駅の大規模な改良工事を行っています。工事は2010年11月に着手しました。
 
 JR東日本・プレスリリース(PDF:2010/09/02)
 東海道線新橋駅改良工事の着手について
 
 
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現地に掲示されていた「SL広場から見た大屋根のイメージ」です。非常に小さなイメージ図なので拡大するとボケボケですが、雰囲気は分かると思います。

-東京モノレールの延伸は諦めた?-
 「東京モノレール」を新橋駅もしくは東京駅まで延伸する構想があります。しかしイメージ図を見ると「東京モノレール」の駅を設置する空間が見当たりません。
 
 更に、「世界貿易センタービル」の建て替えを含む「浜松町駅西口周辺開発計画」が発表されました。
 その中には、「モノレール棟」の現在地での建て替えも含まれています。配線的に「モノレール浜松町駅」をJR線の東側に移設しないと「東京モノレール」の延伸は非常に難しくなるので、JR東日本は「浜松町駅」以北の延伸を諦めたと思われます。
 
 
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現在の「新橋駅」です。全く別の駅に生まれ変わります。
 
 
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ホームには、すでに大屋根の支柱が林立しています。
 
 
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工事中の支柱です。駅の改良工事でいつも思うのですが、この狭い空間でホームを貫通してどうやって鉄骨の支柱を建てるのだろう? と思います。
 
 鉄骨の支柱は、巨大な「場所打ちコンクリート杭」で支えられていると思われますが、営業しながら天井の低い狭い空間で「場所打ちコンクリート杭」を構築する必要があります。
 
 
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完成した支柱です。
 
 
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ホーム上に設置された工事用の構台です。
 
 
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この構台は最終的には本設用に使用されると思っていましたが、完成イメージ図を見るとこのような構造物は描かれていないので、撤去される可能性があります。
 
 
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イメージ図を見ると大屋根の下のホーム屋根の上には構造物はありません。
 
 
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ただ仮設にしてはあまりにも立派な鉄骨の梁です。「SL広場から見た大屋根のイメージ」には、駅の全体図が描かれていません。
 
 ここからは私の妄想ですが、この部分を残してホームの上に乗り換え用の「跨線橋(こせんきょう)」のようなものを設置する可能性があると思います。
 希望としては、東西自由通路も設置して、「JR大阪駅」の橋上駅舎のような改札口がある構造にして欲しいです。
 
 
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コンコースの改良工事の様子です。

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2013年1月12日 (土)

横浜市 長津田マークタウンの「マークワンタワー長津田」 2012年秋の建設状況

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-マークワンタワー長津田-

 「ソフトバンク」が、今月1日に子会社化したばかりの携帯電話会社「イー・アクセス」の議決権のある株式の67%を海外の通信機メーカーなどに売却するそうです。
 いろいろ大人の事情があるようですが、孫正義氏の行動はダイナミック過ぎて私のような凡人には到底理解出来ません・・・
 
 本題に戻って、「長津田駅北口地区第一種市街地再開発事業施設建築物」は、北口の2.2haの区域の再開発プロジェクトです。
 再開発ビルは、地上28階、塔屋2階、地下1階、高さ99.915m、総戸数209戸(地権者住戸11戸含む)の共同住宅を中心として、商業施設、区民文化センターなどで構成されます。
 
 施設全体の名称が「長津田マークタウン」、超高層タワーマンション部分の名称が「マークワンタワー長津田」となっています。
 
 下記の鹿島建設「KAJIMAダイジェスト」の2012年11月号に詳しい特集があります。「スーパーRCフレーム構法」や内部構造などがよく分かります。
 
 鹿島建設(KAJIMAダイジェスト:2012年11月号)
 長津田駅北口地区市街地再開発事業施設建築物新築工事
 
 
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「マークワンタワー長津田」です。撮影時はまだタワークレーンがありましたが、現在は解体されています。2013年3月下旬の竣工・入居開始予定です。
 
 鹿島建設が開発した「スーパーRCフレーム構法」を採用しています。「スーパーRCフレーム構法」は、「スーパーウォール」、「スーパービーム」、「HiDAM(制震装置)」により、地震の振動エネルギーを吸収します。
 
 「マークワンタワー長津田」が竣工すると、2012年12月1日の推計人口3,698,437人の巨大都市「横浜市」から超高層ビルの建設現場が姿を消すという信じられない状況がしばらく続きます。
 
 
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北西側から見た様子です。
 
 
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北西角には、「緑消防署長津田消防出張所」が先行して開所しています。
 
 
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商業施設(写真右)と緑区民文化センター(写真左)です。「緑区民文化センター」の愛称は、「みどりアートパーク」に決定しています。
 
 「みどりアートパーク」には、多目的ホール(334席)、ギャラリー(約157㎡)、リハーサル室のほか、楽屋(4室)、練習場(3室)、会議室(2室)などが完備されます。
 
 
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北東側から見た様子です。北東角には、「長津田駅北口第三自転車駐車場」が先行オープンしています。
 
 
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南側のこの部分には、駅前広場が整備されます。

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2013年1月11日 (金)

さいたま市 プラムシティの「プラウドタワー武蔵浦和マークス」 2012年秋の建設状況

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-プラウドタワー武蔵浦和マークス-

 ソニーが品川区の「ソニーシティ大崎」を売却するそうです。ニューヨークにある37階の米国本社ビルも売却されます。
 
 かつての光り輝く世界の「SONY」を知っている世代にとってはさみしい限りです。数年前まではライバルだったの「サムスン電子」は売上規模でソニーの約3倍の16.5兆円、営業利益に至っては日本の電気メーカーがすべて束になっても到底かなわない2.4兆円です・・・
 
 本題に戻って、JR武蔵浦和駅の北西側の敷地面積約10,500㎡では「武蔵浦和駅第1街区第一種市街地再開発事業」が行われています。街区の名称は「プラムシティ(PLUM CITY)」となっています。
   
 地上28階、地下1階、高さ約100mのB2棟を中心に4棟建設されます。B2棟の正式名称は「プラウドタワー武蔵浦和マークス」です。
 総戸数は、309戸(地権者住戸29戸および地権者優先住戸1戸含む、他に店舗16区画)となっています。
 
 地上10階の「B1棟(公益施設棟)」が一番工事が進んでいました。しかし2012年1月17日の火災により、2012年5月7日の開設が延期になりました。名称が「サウスピア」に決まり、2013年1月4日に開設されています。
 
 
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「プラムシティ(PLUM CITY)」です。
 
 
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「プラウドタワー武蔵浦和マークス」です。撮影時はまだ工事中でしたが、2013年1月上旬に竣工しています。入居開始は2013年3月下旬の予定です。 
 
 
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「プラウドタワー武蔵浦和マークス」は、地震対策として制震柱による制震構造を採用しています。
 
 建物内部に設置した「制震柱(RC柱とPCa柱の間に”低降伏点鋼パネル”を設置)」によって揺れの影響を緩和する仕組みです。
 
 
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「B1棟(公益施設棟)」です。開設前の2012年1月17日の火災により、2012年5月7日の開設が延期になりましたが、2013年1月4日に開設されています。
 
 1階が「子育て支援センターみなみ」、2階・3階が「武蔵浦和図書館」、4階~7階が「南区役所」、7階が「老人福祉センター武蔵浦和荘」、8階・9階が「武蔵浦和コミュニティセンター」となっています。
 
 
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公益施設棟の正式名称は「サウスピア」となっています。
 
 
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駅前には、大規模な屋根付きのペデストリアンデッキが整備されました。
 
 
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駅前のロータリー広場です。
 
 
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「B3-2棟」です。地上2階の公益施設駐車場の屋上に「やすらぎの広場(仮称)」が整備されます。
 
 
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「B3-1棟」の建設予定地です。地上22階のタワーマンションが建設される予定です。

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2013年1月10日 (木)

川崎市 地上53階、高さ約190mの「(仮称)武蔵小杉計画新築工事」 正式名称は「シティタワー武蔵小杉」に決定!

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-シティタワー武蔵小杉-
 武蔵小杉駅周辺は、超高層タワーマンション銀座になっていますが、駅前の一等地に「東京機械製作所」の工場がありました。
 
 「東京機械製作所玉川製造所」は、千葉県木更津市の「かずさアカデミアパーク」へ工場の移転も完了し、超高層タワーマンションと大型複合商業施設「アリオ武蔵小杉」の建設計画が動き出しています。
 
 区域面積は全体で約37,200㎡、延床面積約210,000という大規模プロジェクトになります。
 「住友不動産」が計画している「(仮称)武蔵小杉計画新築工事」は、地上53階、地下3階、高さ185.00m(最高部約190m)、延床面積104,113.56m、総戸数800戸の大規模な超高層タワーマンションになります。
 
 正式名称が「シティタワー武蔵小杉」に決定し、公式ホームページもオープンしています。予想通りの名称ですが、それ以外の名称は考えられませんね(笑)。
 
 公式HP → シティタワー武蔵小杉
 
 「パークシティ武蔵小杉 ミッドスカイタワー」が、地上59階、塔屋2階、地下3階、高さ203.5m、延床面積103,359.03㎡、総戸数794戸です。
 「シティタワー武蔵小杉」の方が階数と高さは低いですが、延床面積と総戸数では、武蔵小杉地区で最大規模の超高層タワーマンションになります。
 
 
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「シティタワー武蔵小杉」が建設される「B-1地区」を東側から見た様子です。
 
 
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撮影時は、まだ一部解体工事を行っていましたが、現在は着工されていると思われます。
 
 
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「(仮称)武蔵小杉計画新築工事」の建築計画のお知らせです。建築主は「住友不動産」、設計者・施工者は「前田建設工業」となっています。
 
 高さ185.00mは建築物の高さで、塔屋を含む最高部は約190mです。公式ホームページ等を見ると敷地面積の変更はありませんが、建築面積3,990.94㎡、延床面積104,113.56㎡に変更になっています。

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2013年1月 9日 (水)

豊島区 ルミナリータワー池袋 2012年秋の建設状況

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-ルミナリータワー池袋-
 
「旧:グランドプリンスホテル赤坂」の解体工事がテレビやネットで特集されるたびにこのブログも訪問者数が増えるのですぐに分かります。昨夜は特に多かったです。
 「大成建設」は、本体工事の受注は逃がしましたが、新解体工法の「テコレップシステム」は、多くの方に認知され宣伝効果絶大ですね。
 
 本題に戻って、池袋駅北口から400mくらい北北西にある「池袋2」交差点付近に「(仮称)池袋二丁目計画新築工事」が建設中です。「大宗池袋パーキング」等の立体駐車場が集まったエリアの再開プロジェクトです。
 
 地上30階、地下1階、高さ109.10m、総戸数219戸(その他店舗あり)の超高層タワーマンションになります。正式名称は「ルミナリータワー池袋」となっています。
 
 
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撮影時にすでに塔屋も含め最高部に到達していました。現在はタワークレーンも撤去されています。竣工は2013年2月予定、入居開始は2013年3月を予定しています。
 
 
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南西側から見た様子です。
 
 
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西側から見た様子です。
 
 
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北西側から見た様子です。

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2013年1月 8日 (火)

中野四丁目地区地区計画 「明治大学」&「帝京平成大学」&「早稲田大学」 2012年秋の建設状況

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-中野四丁目地区地区計画-
 
「キリンホールディングス(HD)」の現本社ビル(東京都中央区新川)と傘下の「キリンビール」の本社ビル(渋谷区神宮前)の売却ニュースがありました。
 
 本社が移転する「中野セントラルパーク サウス(南棟)」関連で、ここ数日、「旧警察大学校」や「旧警察大学校の跡地」などのキーワードでこのブログに入ってくる方がめちゃめちゃ多いです。ということで今回は中野の「警察大学校」跡地の特集です。
 
 JR中野駅前の「警察大学校」が府中市へ移転し、跡地約168,000㎡で大規模な再開発「中野四丁目地区地区計画」が行われています。
 
 敷地東側では、2棟の大規模オフィスビル「中野セントラルパーク」が建設されました。敷地西側には、「明治大学」、「帝京平成大学」、「早稲田大学」の3大学が進出します。
 
 「明治大学」と「帝京平成大学」は2013年4月、「早稲田大学」は2014年春の開校予定です。
 
 
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手前が「明治大学・中野キャンパス」、奥が「帝京平成大学・中野キャンパス」です。
 
 
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「明治大学・中野キャンパス」を南西側から見た様子です。「中野キャンパス」は、明治大学の第4のキャンパスとなります。学生数は学部・大学院合計で約2,500名を予定しています。
 
中野キャンパスに展開する学部&研究科&研究機関
◆ 国際日本学部(学部)
◆ 総合数理学部(学部)
◆ 国際日本学研究科(大学院)
◆ 先端数理科学研究科(大学院)
◆ 理工学研究科新領域創造専攻(大学院)
◆ 理工学研究科建築学専攻国際プロフェッショナルコース(大学院)
◆ 先端数理科学インスティテュート(MIMS:研究機関)
 
 公式HP → 明治大学・中野キャンパス
 
 
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高層棟の南面です。
 
 
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高層棟を東側から見た様子です。高層棟は地上14階、地下1階となっています。高層棟は「セルフアクセスセンター、交流ギャラリー、多目的室、教室、メディア教室、CALL教室、クロスフィールドラウンジ、プレゼンスペース、就職キャリア支援、資格課程、学習支援、研究室、実験室、研究セミナー室、ファカルティラウンジ」となっています。
 
 
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北側には地上5階の低層棟があります。低層棟は「学生食堂、売店、図書館、事務室、講師控室、診療所、学生相談室、学部長室、役員室、ホール」となっています。
 
 
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「明治大学・中野キャンパス」を北西側から見た様子です。北西側は空地になっていて「憩いの広場」が整備されます。
 
 今回は、「中野キャンパス整備計画(第1期工事)」なので、「憩いの広場」は、将来の「第2期工事」の用地になると思われます。
 
 
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街区南側の道路が供用開始されています。
 
 
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街区西側の道路も供用開始されています。
 
 
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「帝京平成大学・中野キャンパス」を南西側から見た様子です。地上12階、地下1階で、免震構造を採用しています。
 
 新キャンパスには、「池袋キャンパス」と「千葉キャンパス」から「薬学部、現代ライフ学部、ヒューマンケア学部の看護学科、および大学院薬学研究科・環境情報学研究科」が移転してきます。
 
 公式HP → 帝京平成大学・中野キャンパス
 
 
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「帝京平成大学・中野キャンパス」を北西側から見た様子です。
 
 
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「帝京平成大学・中野キャンパス」を北東側から見た様子です。
 
 
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「帝京平成大学・中野キャンパス」北側で、街区を東西に貫く道路も供用開始されています。
 
 
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「早稲田大学(仮称)中野国際コミュニティプラザ新築工事」の建設現場です。留学生を含む学生寮の機能を持つ「(仮称)中野国際コミュニティプラザ」を建設し、「大学教育の国際化」の中核を目指します。
 
 
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「早稲田大学(仮称)中野国際コミュニティプラザ新築工事」の街区西側の道路も供用開始されています。

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2013年1月 7日 (月)

港区 新赤坂センタービル 2012年秋の建設状況

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-新赤坂センタービル-
 
昨夜から2013年のNHK大河ドラマ「八重の桜」が始まりました。「篤姫」が「宮崎あおい」の魅力を全面に打ち出したように、今回は「綾瀬はるか」の魅力を全面に打ち出した作品になりそうです。「綾瀬はるか」ファンの私としてはこれから1年間が楽しみです!
 
 本題に戻って、竣工した「Akasaka K TOWER」のすぐ西側で、 赤坂センタービルの1号館・2号館・3号館の解体が行われ、「新赤坂センタービル(仮称)」が建設されています。正式名称も「新赤坂センタービル」のようです。
 
 概要は、地上20階、塔屋2階、地下3階、高さ99.54mのオフィスと共同住宅で構成される超高層ビルです。建築主は「関電不動産」になっています。
 
 オフィスフロアは3階~16階、住宅部分(賃貸)は18階・19階になります。地下3階・地下2階が96台の駐車場となります。竣工予定が2012年11月末から2013年1月に延期されています。
 
 公式HP → 新赤坂センタービル(仮称) 
 
 
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外側の幅は、53.275m×44.875mです。基準階貸床面積は、低層階が1,360㎡(411坪)、高層階(10階~16階)が1,410㎡(427坪)となっています。
 
 
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各階外周部に日差しを遮る庇(ひさし)を設け熱負荷の少ない省エネ設計となっています。
 
 
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南東側から見た様子です。

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2013年1月 6日 (日)

埼玉県上尾市 A-GEO TOWN(エージオタウン)の「シティタワー上尾駅前」 2012年秋の建設状況 

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-A-GEO TOWN シティタワー上尾駅前-
 昨日(5日)、東京・築地市場で新年恒例の初競りが行われ、青森県大間産のクロマグロ222キロに1億5540万円という史上最高値が付きました。昨年の5649万円を大幅に上回りました。
 
 「すしざんまい」を展開する「喜代村」がキロ70万円という超高値で競り落としました。ここまで来るとクロマグロも金塊並みですね(笑)。
 
 本題に戻って、JR上尾駅の東口に「上尾中山道東側地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事」が建設されました。
  
 地上28階、塔屋2階、地下1階、高さ99.84m(建築物もしくは軒高の可能性あり)、総戸数297戸(非分譲住戸6戸、店舗18区画、事務所3区画)の超高層複合ビルになります。
 
 住宅と商業施設等を兼ね備えた施設全体の名称は「A-GEO TOWN(エージオタウン)」となっています。
 その中で、高層棟の住宅フロア(3階~28階)、店舗フロア(1階・2階)の一部、パーキング棟の一部、住宅用タワーパーキングの部分が「シティタワー上尾駅前」となっています。
 
 「シティタワー上尾駅前」は、2012年12月下旬に竣工しています。入居開始は2013年5月上旬予定となっています。
 
 
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JR上尾駅東口のペデストリアンデッキから見た様子です。
 
 
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下層階の様子です。JR上尾駅東口とはペデストリアンデッキで直結します。ペデストリアンデッキは、上尾市所有の施設であり、2013年3月完成予定です。
 
 「シティタワー上尾駅前」の竣工時には、ペデストリアンデッキ等は完成していません。そのために入居開始を2013年5月上旬まで遅らせるのだと思われます。
 
 
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ペデストリアンデッキは、「A-GEO TOWN」のこの部分に接続されます。ペデストリアンデッキの完成は、2013年3月を予定しています。
 
 
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南東側から見た様子です。
 
 
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南東側から見た下層階の様子です。この部分は地上4階の事務所・店舗棟です。
 
 
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北西側から見た様子です。「シティタワー上尾駅前」は、地震対策として5階~24階に「壁式摩擦ダンパー方式の制震装置(WFD)」を採用した制震構造となっています。
 
 
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北西側から見た下層階の様子です。

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2013年1月 5日 (土)

江東区 プラウドタワー東雲キャナルコート 2012年秋の建設状況

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-プラウドタワー東雲キャナルコート-
 「東雲キャナルコート地区」は、三菱製鋼の工場跡地を再開発するプロジェクトです。「東雲キャナルコート地区」最後の超高層タワーマンションとなる「(仮称)東雲キャナルコート地区(複合用地2街区)計画」が建設されました。
 
 東日本大震災後に液状化対策として新たに「地盤改良工事」の範囲を広げる追加工事や多方面の震災対策が行われました。
 
 正式名称は、「プラウドタワー東雲キャナルコート」で、地上52階、地下2階、高さ175.01m、総戸数600戸となっています。2012年12月中旬に竣工しています。入居開始は2013年4月中旬の予定です。
 
 
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西側から見た様子です。非常にスリムな超高層タワーマンションです。地震対策として居住性と強度を両立する耐震構造「バンドルチューブ構造」を採用しています。
 
 「バンドルチューブ構造」は、建物本体で耐震安全性を確保するために、建物の外周部に柱をチューブ状に配置、さらに粘り強いフレームを井桁形状に配して強度を高め、地震時の変形を抑えます。
 
 
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北東側から見た様子です。
 
 
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南東側から見た様子です。
 
 
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植栽の様子です。マンションは敷地にフェンスを設けない場合が多いですが、フェンスを設置しています。敷地内に「認可保育園」があるためだと思われます。
 
 
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敷地南側の「認可保育園」です。
 
 
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北西側の「自走式駐車場棟」です。壁面緑化が行われています。奥に見えるのが、「グランチャ東雲(認定こども園及び児童・高齢者総合施設)」です。

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2013年1月 4日 (金)

千代田区 「JR神田万世橋ビル」&「旧万世橋駅遺構」の整備活用 2012年秋の建設状況

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-JR神田万世橋ビル-

 秋葉原の南側の万世橋近くにあった「交通博物館」ですが、解体工事が行われ跡地には高層ビルが建設中です。
 
 計画名は「神田万世橋ビル(仮称)」で、概要は、地上20階、塔屋2階、地下2階、高さ99.278mとなっています。
 フロア構成は、オフィス(5~20階)、 コンファレンス(3・4階)、保育所(2階)、店舗(1階)となります。
 
 正式名称は「JR神田万世橋ビル」となっています。「JR神田万世橋ビル」のビルの周囲には「ゲート広場」、「憩いの広場」、「記憶の広場」の3ヶ所の広場が整備されます。
 
-旧万世橋駅遺構-
 1912年に開業した「万世橋駅」は、東京駅の開業までは東京の一大ターミナルとして鉄道交通の要衝でした。
 利用者の減少により1943年に廃駅になりましたが、敷地南側に1936年~2006まで「交通博物館」が併設されていました。
 
 「旧万世橋駅遺構」の整備活用は、3つのプロジェクトで構成されています。1つ目は上記の「JR神田万世橋ビル」です。

 2つ目の「旧万世橋駅遺構整備」では、遺構として残る旧ホームや階段を整備して回遊できるようにします。
 旧ホームの一部である長さ約60m、整備面積約400㎡には、屋外デッキや展望カフェを設置します。
 
 3つ目の「万世橋高架下開発」では、高架下に開発面積約1,600㎡の商業施設を整備します。また北側の「神田川」沿いには、長さ約130mの「親水デッキ」も整備します。
 
 JR東日本・プレスリリース(PDF:2012/07/03)
 中央線神田~御茶ノ水間の赤レンガ高架橋に新たな名所が誕生します!
 
 
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東側の「万世橋」から見た様子です。このあたりは超高層ビルがほとんどありませんでしたが、ここ数年で一気に増えました。
 
 
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「JR神田万世橋ビル」は、地震対策としてX方向に「オイルダンパー」、Y方向に「粘性制震壁」を組み込んだ「制震構造」を採用しています。
 
 
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北面は採光および眺望を確保するために全面ガラスの「ACW(アルミカーテンウォール)」となっています。オフィスは北面に配置されています。
 
 
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横から見ると非常にスリムなビルです。それでもオフィスの基準階面積は957.50㎡(290坪)あります。
 
 
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南面です。南面に「コア(エレベーター、非常階段、トイレ等)」を配置しています。
 
 
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北側の「神田川」沿いには、長さ約130mの「親水デッキ」が整備されます。
 
 
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「万世橋高架下開発(仮称)」の様子です。
  
 
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「万世橋高架下開発(仮称)」の建築計画のお知らせです。

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2013年1月 3日 (木)

東京ステーションシティ 八重洲口の「グランルーフ(GranRoof)」 2012年12月中旬の建設状況

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-東京ステーションシティ・グランルーフ- 
 新年あけましておめでとうございます。今年も頑張って更新する予定ですのでよろしくお願い致します。
 
 1月2日のNY株式は、「財政の崖」問題が回避された安心感から、300ドル以上値上がりました。1ドルも87円台の円安となっています。
 政権も交代しました。今年の日本経済は何かが変わるような予感がします。「景気は気から」と言いますから!
  
 JR東京駅では、「東京ステーションシティ(Tokyo Station City)」の建設が進められています。
 
 八重洲口エリアでは超高層ビル「グラントウキョウノースタワー(1期)」が2007年10月31日に完成しました。
 次に、「グラントウキョウノースタワー」の第2期工事が竣工し、「大丸東京店」が2012年8月22日から順次増床オープンし、10月5日にグランドオープンしました。
 
 現在は、2013年秋頃の竣工を目指して「グランルーフ(GranRoof)」を含む中央部の工事が行われています。
 「グランルーフ」は、ツインタワーの間の約240mをデッキで結び、上部には大きな屋根を設置、店舗や緑を配置し、人々の憩いの場を提供していく予定です。
 
  
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「グランルーフ」の屋根が3スパン+3分の2まで北側に伸びていました。
 
 
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2012年10月15日時点の様子です。この時点では2スパンでした。
 
 
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「グラントウキョウサウスタワー」との接続部分です。
 
 
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北側部分です。
 
 
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屋根の工事が進み4基あったタワークレーンが3基に減りました。
 
 
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2012年10月15日時点の様子です。この時点ではタワークレーンが4基ありました。

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