京王電鉄 調布駅付近連続立体交差事業 Part1:地下化されてメチャメチャ綺麗になった「国領駅」
-国領駅(こくりょうえき)-
「京王電鉄」では、京王線の「柴崎駅」付近から西調布駅付近と相模原線の「調布駅」付近から「京王多摩川駅」付近にかけて、道路と鉄道との連続立体交差事業を行っています。
京王線の「柴崎駅」~「西調布駅」間約2.8kmの区間と相模原線の「調布駅」~「京王多摩川駅」間約0.9kmの区間を地下化することにより、18ヶ所の踏切を解消するとともに8ヶ所の都市計画道路を立体化します。
京王電鉄 → 調布駅付近連続立体交差事業
地下への切替工事は、2012年8月18日(土)の終電後から19日(日)にかけて行われ、「国領駅、布田駅、調布駅」の3駅は地下駅となりました。
当初は工期が2003年度~2012年度末までの予定でしたが、2014年度末へ延期しました。
地下化後の、地上の鉄道施設の撤去工事や道路復旧工事等に約2年間を要する見込みのためです。
調布市の「国領駅」は、2012年8月19日(日)から地下駅化され、8月26日(日)からホームドアが供用開始されました。
「国領駅」は、島式1面2線の地下駅に生まれ変わりました。ホームの深度が浅いので「開削工法」で建設されました。
ホームはかなり弧を描いてカーブしています。
2番線(上り線)ホームドアです。ホームドアは「可動式ホーム柵」タイプとなっています。ドア部分が赤色です。
地下化は2012年8月19日(日)からですが、ホームドアは8月26日(日)から供用開始されました。
ちなみに東京メトロでは、このようなタイプのホームドアを「ハーフハイトタイプ」、天井近くまでスクリーンで覆われたものを「フルハイトタイプ」と呼んでいます。
1番線(下り線)ホームドアです。ドア部分が青色です。
「国領駅」は、各駅停車しか停車しません。「特急、準特急、急行、区間急行、快速」は猛スピードで通過して行きます。
地下空間なので風圧が凄くて、ホームドアから離れないと危ないです。地下空間でのホームドアの設置駅での電車の通過は新鮮な体験でした。
ちなみに「国領駅」は、京王線の各駅停車のみが停車する駅では最も乗降人員が多いです。
軌道は「L形台座式フローティング・ラダー軌道」となっています。「消音バラスト」を敷いていないのは、近隣に配慮が必要無い地下空間のためだと思われます。
ホーム東端(明大前・笹塚・新宿・都営新宿線方面)から先はすぐに地上線になります。このことからも「国領駅」のホームの深度が浅い事が分かります。
東側からスタートします。最初に階段があります。
次にエレベーターがあります。
次にエスカレーターがあります。
ホーム西端(調布・橋本・京王八王子・高尾山口方面)を見た様子です。駅部分は「開削工法」建設されていますが、ホーム先端から先(西側)は「シールド工法」で建設されています。
地上部分の改札内コンコースです。地上部分はまだ工事の真っ最中です。今はこのように狭いですが、完成後は広い改札内コンコースに生まれ変わります。
最終的な国領駅 → 駅構内マップ(PDF)
「国領駅」の暫定的な改札口です。「国領駅」の改札口は、北口の1ヶ所しかありません。
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