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2013年2月22日 (金)

中央区 竣工した超環境型オフィス「清水建設新本社ビル」

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-清水建設新本社ビル-

 「清水建設」の新本社ビルとなる「(仮称)京橋二丁目16地区 A棟」の建設が行われていましたが、2012年5月15日に竣工し、5月25日に竣工式が行われました。
 
 旧本社の「シーバンスS館」からの引越し作業が行われ、7月中に本社機能の移転を終え、2012年8月1日に新本社として営業を開始しました。
 
 清水建設新本社は、地上22階、塔屋1階、地下3階、高さ106.250mです。日本の超高層オフィスビルとしては珍しく、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)で建設されました。
 
 照明はすべてLED、窓には約2,000㎡の太陽光パネル設置しています。この発電量だけで昼間の照明をほぼカバーできます。
 最新技術を集めた環境対応型オフィスで、二酸化炭素の排出量を標準的なオフィスと比べ62%削減出来ます。
 
 清水建設(PDF:全28ページ)
 超環境型オフィスプロジェクト「清水建設新本社ビル」 
 
 
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北西側から見た様子です。
 
 
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外壁は、形状が異なる36種類の外装パネルを組み合わせています。外装パネルの数量は基準階1フロアあたり58体、ビル全体では1,426体となっています。
 
 外壁は「ハイブリッド外装システム」となっていて柱・梁を細分化したものです。外壁自体が構造体として機能します。
 
 中心部のコアウォールと外周フレームの「ハイブリッド外装システム」で、建物を内と外から支える構造で、柱の全くない居室空間を創出し、有効室内面積を拡大します。
 
 
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外壁の「ハイブリッド外装システム」です。太陽光発電パネルや耐震パネル、ガラスを組み込んだ「プレキャスト鉄筋コンクリート」の外装パネルです。
 
 標準的な外装パネル1体あたりの大きさは幅3.2m、高さ4.2m、厚さ0.9m、重量14トンとなっています。
 
 
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地震対策として1階と2階の間に免震装置を設置する「免震構造」を採用しています。柱の上の横に伸びたコンクリート壁の内部に「免震装置」を設置していると思われます。
 
 
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西側の「昭和通」沿いです。
 
 
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ビル名の表記が無いので正確なビル名が分かりません。「清水建設新本社ビル」で間違いないと思いますが、いつまでも「新本社ビル」というのもおかしいので別に正式名があるのかも知れません。
 
 
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南西側のピロティ部分です。エントランス部分が見えます。
 
 
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北西側のピロティ部分です。エントランス部分が見えます。
 
 
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北側外周部分です。ビルの四方向共に、このように大きな柱で囲まれています。
 
 
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「鉄筋コンクリート造」の巨大な柱で支えています。
 
 
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柱のコンクリートの表面には、「木目調」の模様が施されています。
 
 
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道路を挟んだ東側では、引き続き「(仮称)京橋二丁目16地区 B棟」の建設が行われています。保育園を中心とする児童福祉施設を設置します。
 
 
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「(仮称)京橋二丁目16地区 B棟」の建築計画のお知らせです。

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