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2013年3月

2013年3月30日 (土)

港区 地上40階、高さ約249mの「六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業南街区施設建築物」 権利変換計画認可取得!

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-六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業-
 
昨日、やっとWindows8パソコンと複数の最新バージョンのソフトおよび書籍を購入しました。
 パソコンの設置、立ち上げ、ネット接続、ソフトのインストールを行い、Windows8や新ソフトの操作に慣れて来週末までにブログとHPに本格復帰したいと思います。
 
 本題に戻って、「六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、六本木の「日本IBM本社ビル」と「ヴィラフォンテーヌ六本木アネックス」を中心とした約2.7haの再開発プロジェクトです。2013年3月28日に、東京都より権利変換計画の認可を取得しました。
 
 住友不動産・ニュースリリース(PDF:2013/03/29)
 「六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業」 権利変換計画認可取得
 
 中心となる「南街区」には地上40階の「業務棟」と地上27階の「住宅棟」が建設されます。規模は小さいですが「北街区」にも地上3階の「商業棟」が建設されます。
 
 外観は、同じく「住友不動産」の道路を挟んだ東側にある「泉ガーデンタワー」とそっくりでツインタワーのような感じになります。
 
 ニュースリリースを見ると業務棟が「免震構造、制震構造」になっていたので驚きました。大阪の「中之島フェスティバルタワー」と同じように構造切替部分に「免震装置」設置した「中間免震」、その上のオフィス部分を「制震構造」とするハイブリッドになるのでしょうか?
 
 「中之島フェスティバルタワー」と同じく、「BCP(事業継続計画)」を非常に重視した防災拠点並の「Sグレード」の国内最高水準の耐震性能を備えた超高層ビルになる可能性があります。
   
六本木三丁目東地区・南街区の概要
◆ 計画名-六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業南街区施設建築物
◆ 所在地-東京都港区六本木三丁目12番41、他
◆ 階数-(業務棟)地上40階、塔屋2階、地下5階、(住宅棟)地上27階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-(業務棟)249.20m、(住宅棟)115.00m
◆ 敷地面積-17,371.73㎡(施設全体)
◆ 建築面積-9,985.20㎡(施設全体)
◆ 延床面積-203,967.40㎡(施設全体)
◆ 構造-(業務棟)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、(住宅棟)鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-(業務棟)直接基礎、(住宅棟)杭基礎
◆ 用途-オフィス、共同住宅、店舗、変電所(公益施設)
◆ 総戸数-約220戸
◆ 建築主-六本木三丁目東地区市街地再開発組合
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-未定
◆ 着工-2013年06月01日予定
◆ 竣工-2016年03月予定

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2013年3月27日 (水)

さいたま市 JR大宮駅西口「大宮区桜木町一丁目計画(仮称)」の建設予定地

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-大宮区桜木町一丁目計画(仮称)-

 前記事に赤字で追記したような事情で、今はソフトを2つ立ち上げるとパソコンがフリーズするような状態なので、記事作成の時間が今までの5倍くらいかかります。
 Windows8パソコンに完全移行するまで、更新はほぼ不可能な状態ですが、最低限の更新は行う予定です。
 
 本題に戻って、日本郵政グループがJR大宮駅西口に高層オフィスビル「大宮区桜木町一丁目計画(仮称)」を計画しています。
 概要は、地上20階、塔屋1階、高さ約93m、敷地面積約6,104㎡、延床面積約45,700㎡です。
 
 日本郵政グループ(2013/02/13)
 JR大宮駅西口(大宮区桜木町一丁目)におけるオフィスビル建設計画のお知らせ
 
 建設予定地は、「大宮ソニックシティ」の南側です。街区内の周囲を他のビルに囲まれています。
 
 日本郵政グループは、民営化により不動産事業に力を入れています。本計画は、竣工した「JPタワー」、建設中の「名駅一丁目計画(仮称)、(仮称)札幌三井JPビルディング」に次ぐオフィスビルになります。
 
大宮区桜木町一丁目計画(仮称)の概要
◆ 所在地-埼玉県さいたま市大宮区桜木町一丁目11番20(地番)
◆ 階数-地上20階、塔屋1階
◆ 高さ-約93m
◆ 敷地面積-約6,104㎡
◆ 延床面積-約45,700㎡
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-日本郵便
◆ 設計者-日本郵便(実施設計協力:山下設計)
◆ 着工-2013年春頃予定
◆ 竣工-2014年秋頃予定

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2013年3月22日 (金)

千代田区 JPタワー(JP TOWER) 商業施設「KITTE(キッテ)」が2013年3月21日グランドオープン!

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-JPタワー(JP TOWER)-

(お詫び) パソコンが3月23日の朝から立ち上がらなくなりしばらく更新を休んでいます。古いWindowsXPパソコンを引っ張り出してなんとか最低限の作業が出来るようになりました。
 
 購入予定のWindows8のパソコンは、今使用しているHP作成ソフトや画像処理ソフトが使えないようです。
 新パソコンへの移行およびWindows8や新ソフトの操作に慣れるまで、しばらくの間は今までのように頻繁な更新は出来ませんのでご了承ください。

 
 「(仮称)JPタワー」もしくは「丸の内二丁目7地区計画新築工事」と呼ばれているプロジェクトは、「東京中央郵便局」の再整備計画です。
 
 概要は、地上38階、塔屋3階、地下4階、高さ約200m、延床面積約212,000㎡の巨大な超高層オフィスビルです。正確な高さは、建築誌「新建築」によると最高部200.000m、軒高189.150mのようです。
 
 地震対策として、超高層棟部分が「制震構造(アンボンドブレース、粘性体制震壁)」、旧東京中央郵便局舎を一部保存した低層棟部分が「免震構造(積層ゴム、鉛プラグ入り積層ゴム、すべり支承、オイルダンパー)」となっています。
 
 基本的には、地下1階~地上6階までが商業ゾーン(ショッピングゾーン地下1階~地上4階、レストランゾーン5階・6階)、地上8階~37階がオフィスゾーンとなります。ただし超高層棟の多くの部分は1階からオフィスゾーンとなります。
  
 正式名称は「JPタワー」で、2012年5月31日に竣工し、周辺に分散していた日本郵政グループの拠点の移転作業が行われ、2012年7月17日には「東京中央郵便局、ゆうちょ銀行本店」がオープンしました。
 
 2013年3月21日(木)には、「JPタワー」の商業施設となる「KITTE(キッテ)」がグランドオープンしました。
 「郵便切手」と「来て」を掛け合わせ、「多くの人に来てもらいたい」という思いから「KITTE」と名付けられました。
 「KITTE」は、地下1階~6階部分に入り衣料品店や飲食店など98店舗が営業を行います。
 
 
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最高部北側のカーテンウォールは、スケルトンの様な不思議な構造になっています。北側の「カーテンウォール」の中心部分が緩やかに凹んでいる様子が分かります。
 
 
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最高部です。塔屋は4階あるように見えますが3階です。
 
 
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このような構造でカーテンウォールを取り付けています。
 
 
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旧東京中央郵便局舎を一部保存した低層棟です。
 
 
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低層棟を北西側から見た様子です。
 
 
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保存された低層棟の地下には、新たな地下躯体が建設されました。地下躯体を既存建物に影響を与えないで構築する「アンダーピニング工法」が採用されました。
 
 既存建物と地下躯体の間には、「免震装置(積層ゴム、鉛プラグ入り積層ゴム、すべり支承、オイルダンパー)」が設置されました。
 
 
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外装タイルの美装化が行われピカピカになりました。
 
 
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欠損した部分のタイルを製造したのは、「東京駅丸の内駅舎」のレンガを製造した愛知県常滑市の「アカイタイル」です。
 
 低層棟のタイルの復元にあたっては、多くの困難な課題に直面し、製造期間も約半年と、通常の現場とは比べものにならない手間暇が掛ったそうです。 
  
 
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南東側から見た様子です。
 
 
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南東側から見た低層部です。
 
 
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夜間ライトアップの様子です。

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2013年3月21日 (木)

「イオン」が「ダイエー」の筆頭株主へ! 子会社化も視野?

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-イオン-

 3月17日くらいから一部のマスコミで、「イオン」が「ダイエー」の筆頭株主になり、子会社化も視野と報道しています。

 流通最大手の「イオン」が総合商社の「丸紅」に対し、丸紅が保有する約29%のダイエー株の買い取りを打診し、筆頭株主となる方向で調整に入ったようです。
 イオンはダイエーに対し、「TOB(株式公開買い付け)」で過半数の株式を握る子会社化も視野に入れているそうです。
 
 手元の資料で調べてみると丸紅は子会社と合わせてダイエーに29.2%出資、イオンはダイエーに19.8%出資しています。
 丸紅は10%程度の売却をイオンに提示している模様ですが、条件面で意見の隔たりもあり、交渉が長期化する可能性があります。
 
 というのも総合商社は、三菱商事の「ローソン」、伊藤忠商事の「ファミリーマート」など流通業界に力を入れています。
 丸紅も「ダイエー」を流通業界の柱に据えているので、大きなメリットが無いと簡単に株式を手放すとは思えません。
 
◆ 世界との隔たりは大きい
 イオンの2012年2月期の連結売上高は5,206,132百万円、ダイエーの2012年2月期の連結売上高は869,494百万円です。
 実現すれば、全体の売上高が6兆円を超える巨大流通グループが誕生することになります。
 
 日本では2位の「セブン&アイ・ホールディングス」を引き離す巨大流通グループになりますが、これでも世界のベスト10にも入りません。
 世界のベスト3は、2011年の売上高では、1位の「ウォルマート(アメリカ)」が446,950百万ドル、2位の「カルフール(フランス)」が121,734百万ドル、3位の「テスコ(イギリス)」が103,839百万ドルです。
 
 1位の「ウォルマート」の446,950百万ドルは、1ドル=95円と仮定すると約42兆4600億円になります。これは2011年に世界27位だった「アルゼンチン」のGDPに匹敵します。
 日本のスーパーが、イオングループだらけになるのはさみしいですが、世界で戦うためには10兆円くらいの売上規模が必要です。
 
 
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「イオン」の本社が入っている幕張新都心の「イオンタワー」です。近くに「イオンタワーAnnex 」もあります。
 
 イオンの前身である「ジャスコ」は、スーパーの「岡田屋(四日市市)、フタギ(姫路市)、シロ(吹田市)」の3社による共同仕入会社がルーツです。ちなみに「JUSCO」は、「Japan United Stores Company」を略しています。 
 
 スーパーマーケットに勢いがあった1980年代の5強は、「ダイエー、イトーヨーカドー、西友、ジャスコ、ニチイ」でした。その中で売上の「ダイエー」、利益の「イトーヨーカドー」が2強でした。
 「ジャスコ」は、他社を緩やかにグループ化する連邦経営で有名でしたが、目立つ存在ではありませんでした。ここまで大きくなるとは当時想像もしませんでした。

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2013年3月20日 (水)

さいたま市 竣工した緑いっぱいの「シティタワーさいたま新都心」

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-シティタワーさいたま新都心-

 「(仮称)与野上落合住宅立替計画」は、さいたま新都心近くの「JR北与野駅」東側にあった「与野上落合住宅」4棟の立替プロジェクトです。正式名は「シティタワーさいたま新都心」です。
 
 緑を巡らせた10,725.00㎡の敷地に、地上32階、塔屋1階、地下1階、高さ99.95mの「タワー棟」および「レジデンス棟 サウス」、「レジデンス棟 ウエスト」の3棟、敷地北側部分には、駐車場棟(自走式駐車場)が建設されました。
 
 3棟の総戸数は419戸(事業協力者住戸14戸含む、その他店舗1区画)です。2012年3月19日に竣工、2012年6月末に入居開始しました。  
 
 
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北東側から見た様子です。見る方向により外観が異なります。
 
 
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更に北側寄りから見た様子です。タワー棟は、地震対策として「基礎免震構造(基礎部分に積層ゴムとダンパーを用いた免震装置を設置)」を採用しています。
 
 
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北東側から見た様子です。
 
 
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敷地北側には、293台の「駐車場棟(自走式駐車場)」があります。
 
 
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敷地北側部分です。大規模な植栽が行われています。
 
 
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南西側から見た様子です。南側の東西に横長の棟が「レジデンス棟 サウス」です。
 
 
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西側の「レジデンス棟 ウエスト」です。
 
 
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敷地西側部分です。大規模な植栽が行われています。
 
 
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敷地南側部分です。
 
 
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敷地東側部分です。

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2013年3月18日 (月)

渋谷区 「東急東横線」と「東京メトロ副都心線」の相互直通運転開始により玄関口となった「渋谷ヒカリエ」

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-渋谷ヒカリエ-

 2013年3月16日(土)から東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が始まりました。
 地上2階にあった東急東横線渋谷駅は始発からは東京メトロ副都心線とつながる地下5階に移動しました。
 
 テレビのニュースなどで、新駅は「渋谷ヒカリエ」の地下5階という表現が多いですが、実際は「明治通」の地下にあるので少し違和感を感じますが、「渋谷ヒカリエ」が東急東横線渋谷駅の玄関口になったのは間違いありません。
  
 「渋谷ヒカリエ」は、渋谷駅周辺大規模再開発の第一弾である東急文化会館跡地の再開発「(仮称)渋谷二丁目21地区開発計画」として建設されました。
 地上34階、塔屋2階、地下4階、高さ182.5mの高層複合ビルです。商業施設、劇場、オフィスなどで構成されます。
 
 「渋谷ヒカリエ」は、2012年4月26日(木)にグランドオープンしました。11階~16階までの「東急シアターオーブ」も、少し遅れて2012年7月18日にオープンしました。
 
渋谷ヒカリエのフロア構成
◆ 17階~34階-オフィスフロア
◆ 11階~16階-劇場(東急シアターオーブ)
◆ 9階・10階-ヒカリエホール(イベントホール)
◆ 8階-クリエイティブフロア「8/(はち)」
◆ 6階・7階-カフェ&レストラン
◆ 地下3階~5階-商業施設(ShinQs「シンクス」)
 
 
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北西側から見た様子です。東京メトロ銀座線の渋谷駅も目の前に移転してきます。
 
 
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南西側から見た様子です。
 
 
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11階~16階が渋谷ヒカリエの中核となる劇場「東急シアターオーブ」です。客席数1,972席の世界でも最大級のミュージカル劇場です。
 
 9階・10階が「ヒカリエホール(イベントホール)」、 8階がクリエイティブフロア「8/(はち)」、 6階・7階が「カフェ&レストラン」となっています。
  
 
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地下3階~地上5階までが、新商業施設「ShinQs(シンクス)」です。
 
 
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「渋谷ヒカリエ」と東急東横線渋谷駅を結んでいた連絡通路です。東急東横線渋谷駅が地下化したため、当分は通行者数がぐっと減ると思われます。
 
 
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連絡通路内部です。
 
 
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連絡通路の先は、「アーバンコア」となっています。
 
 
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「渋谷ヒカリエ」2階には、東西に抜ける連絡通路が設けられています。
 
 
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東側の出入口です。この部分は地上2階ですが、高低差があるため地上1階のように見えます。
 
 
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「渋谷ヒカリエ」南側の道路です。西側が低く東側が高い傾斜地に建設されたので、出入口の場所によって階数が異なります。
  
 
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「渋谷ヒカリエ」の西側には、地下3階~地上4階部分を貫く巨大な吹き抜け空間の「アーバンコア」が設けられています。
 
 「アーバンコア」には、エスカレーターやエレベーターなどが設置され、地形の高低差が大きい渋谷で、縦方向の移動を容易にしています。
   
 
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「アーバンコア」には、各階に円形の「デジタルサイネージ」が設置されています。文字や絵が「東証アローズ」の株価ボードのようにクルクル回ります。
 
 
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「アーバンコア」を見上げた様子です。
 
 
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「アーバンコア」を下に見た様子です。
 
 
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「アーバンコア」の地下3階部分です。「アーバンコア」は地下3階までです。
 
 
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「渋谷ヒカリエ」の地下3階エントランス部分です。
 
 
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目の前が、東急東横線と東京メトロ副都心線の地下3階「渋谷ヒカリエ改札口」です。改札口から地下5階のホームに降ります。

 テレビ等で言われている程、東急東横線の渋谷駅までの経路はややこしくありません。ただJR線や東京メトロ銀座線との乗り換えはかなり不便になりました。

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2013年3月17日 (日)

武蔵小杉地区 地上44階、高さ約165m「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」の詳細

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-小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業-

 建設中の「プラウドタワー武蔵小杉」と竣工した「エクラスタワー武蔵小杉」の間に「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。
 
 概要は、地上44階、地下3階、高さ(最高部約165m、軒高約160m)、総戸数約520戸の超高層タワーマンションです。
 
 敷地は、「イトーヨーカドー武蔵小杉店」を避けているため「逆L字型」になります。超高層棟は、南側が尖った二等辺三角形となっています。
 
 2013年3月13日~4月26日の期間で、環境アセスメントの縦覧が行われており、下記の電子縦覧で配置図や立面図などの詳細を見る事が出来ます。
 縦覧期間を過ぎると見られなくなるので、興味のある方はPDFデータをパソコンに保存しておく事をお勧めします。
 
 環境影響評価関係図書・電子縦覧(2013年4月26日まで)
 小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業
 
小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市中原区小杉町三丁目414番他
◆ 階数-地上44階、地下3階
◆ 高さ-最高部約165m、軒高約160m
◆ 開発区域面積-約10,610㎡
◆ 敷地面積-約8,350㎡
◆ 建築面積-約5,120㎡
◆ 延床面積-約76,000㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗
◆ 総戸数-約520戸
◆ 工期-約42ヶ月(解体工事約5ヶ月、本体工事約37ヶ月)
◆ 着工-2015年07月予定
◆ 竣工-2018年12月予定
 
 
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再開発予定地を北東側から見た様子です。敷地北東側の「マルエツ小杉店」は、2013年3月26日に閉店し、2013年4月2日に「エクラスタワー武蔵小杉」の1階に「マルエツ小杉駅前店」として移転オープンします。
 
 
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再開発予定地を南東側から見た様子です。
 
 
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再開発予定地が南側に飛び出た部分を南西側から見た様子です。
 
 
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再開発予定地を南西側から見た様子です。
 
 
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再開発予定地を北西側から見た様子です。

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2013年3月16日 (土)

大手町連鎖型都市再生プロジェクト第3次事業 目玉は、星野リゾートのラグジュアリー旅館「星のや 東京」

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-大手町一丁目第3地区-
 大手町地区では、連鎖型再開発が行われています。第2次再開発事業の「大手町フィナンシャルシティ」が竣工し、引き続き「DBJ本社ビル(日本政策投資銀行)、公庫ビル、新公庫ビル」の再開発である第3次再開発事業が行われています。
 
 2013年3月15日に「三菱地所」から丸の内再構築「第2ステージ」第6弾プロジェクト「大手町連鎖型都市再生プロジェクト第3次事業」である「大手町一丁目第3地区第一種市街地再開発事業建築工事」の詳細が発表されました。
 
 三菱地所・ニュースリリース(PDF:2013/03/15)
 丸の内再構築「第2ステージ」第6弾プロジェクト「大手町連鎖型都市再生プロジェクト第3次事業」始動~(仮)海外企業等支援センター、電力と水の自立システム導入等~~宿泊施設は「高級旅館」のコンセプトで「星野リゾート」が東京初進出~
 
◆ A棟
 「A棟」は、地上31階、地下4階、高さ約170mの超高層オフィスビルです。1フロアあたりの賃貸面積約4,200㎡(約1,270坪)と、大手町エリアで最大級の大型オフィス空間となります。
 
 海外企業の日本でのビジネス創出を支援する「(仮称)海外企業等支援センター」を整備すします。

◆ B棟
 「B棟」は、地上18階、地下3階、高さ約90mの高層ホテルです。「星野リゾート」が運営する高級温泉旅館の進出が決まりました。

 星野リゾートが展開するラグジュアリー旅館「星のや 東京」で、最上階に目玉となる天然温泉浴場を設置し、84室の和風客室、日本料理レストランを備えます。

 星野リゾート・ニュースリリース(2013/03/15)
 「星のや 東京」開業準備のお知らせ

 ラグジュアリーブランドとして位置づけている「星のや」としては、「京都、軽井沢、沖縄の竹富島」に続く施設となります。 
 「星のや 東京」は、客室料金1泊5万円前後となる予定で、海外からの外国人出張者・観光客などの富裕層を取り込む予定です。
 
大手町一丁目第3地区の概要
◆ 計画名-大手町一丁目第3地区第一種市街地再開発事業建築工事
◆ 所在地-東京都千代田区大手町一丁目5番1他(地番)
◆ 階数-(A棟)地上31階、地下4階、(B棟)地上18階、地下3階
◆ 高さ-(A棟)最高部約170m、(B棟)最高部約90m
◆ 敷地面積-11,171.91㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約7,200㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約205,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、ホテル(84室)、店舗
◆ 構造-(A棟)鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、(B棟)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 着工-2014年度予定
◆ 竣工-2016年度予定
 
 
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配置図です。それにしても「A棟」は大きいですね。1フロアあたりの賃貸面積約4,200㎡で、大手町エリアで最大級のオフィス空間というのも納得ですね。
 
 「A棟」の延床面積は公表されていませんが、星野リゾートのHPに「B棟」の ”延べ床面積 約12、000平米” と書いてあるので、約205,000㎡-約12,000㎡=約193,000㎡でしょうか? 
 
 「A棟」と「B棟」の間の道路は廃止されます。B棟が建設されるので、「仲通り機能の延伸」は行わないのかと思っていましたが、敷地内で延伸を行い、北端の「日本橋川」まで到達させるようです。

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2013年3月15日 (金)

港区 高さ約179m、延床面積約244,000㎡の「(仮称)虎ノ門二丁目計画」

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-(仮称)虎ノ門二丁目計画-

 都市再生機構が中心となって計画している、東京都港区虎ノ門二丁目の「虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館」を対象にした「(仮称)虎ノ門二丁目計画」の概要が少しずつ明らかになってきました。
 
 建設通信新聞(2013/03/14)
 都市機構の虎ノ門二丁目計画始動/延24万㎡の業務・医療拠点
 
 本当は昨日UPしたかったのですが、「東京大学合格者ランキング」は1日遅れると陳腐化するので優先しました。
 
 再開発予定地は、「ホテルオークラ」や「アメリカ大使館」に隣接する虎ノ門二丁目の敷地面積約28,000㎡です。
 
 「虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館」を解体し、跡地に病院棟と超高層の業務棟の2棟で構成される高さ約179m、延床面積約244,000㎡の業務、医療機能が複合する国際的な地域拠点を整備する予定です。
 
 2015年度に解体工事に着手し、2023年度までの全体供用開始を見込みます。同じ街区にある「JTビル」は、1995年3月竣工した新しい超高層ビルなので、再開発には参加しません。
 
(仮称)虎ノ門二丁目計画の手順
(1) 国立印刷局の「虎の門工場」を東京都北区の「滝野川工場」へ機能移転
(2) 「虎の門工場」などを解体
(3) 「虎の門工場」跡地に「虎の門病院」の新しい病院棟を建設
(4) 現在の「虎の門病院」を解体
(5) 現在の「虎の門病院」の場所に、超高層オフィスビルを建設して、一部に国立印刷局の本局や「共同通信会館」の機能を移転
(6) 「共同通信会館」を解体して、アメリカ大使館前交差点を改良
 
 
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南東側から見た様子です。この部分が「国立印刷局」です。
 
 
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敷地南側の道路です。先に見えるのが「共同通信会館」です。この先に「アメリカ大使館」がありますが、警備が厳しすぎて近くから撮影する勇気がありません・・・
 
 というのは、2003年秋にアメリカ大使館前から建設中だった「赤坂インターシティ」を撮影していたら警察官の職務質問を受け、20分くらい開放されませんでした。
 それがトラウマとなってそれ以来アメリカ大使館の近くを歩くと足がすくんで近づく事が出来ません・・・
 
 でもこの厳しい警備のおかげで日本の治安が守られています。私の行動がかなり怪しかったのだと思います(笑)。
 
 
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少し角度を変えた様子です。
 
 
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敷地東側の道路です。
 
 
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北東側から見た様子です。この部分が「虎の門病院」です。街区内の「JTビル」は、超高層ビルへの建て替えが完了しているので、再開発には参加しません。
 
 
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敷地の北側の一部が「環状第二号線(通称:マッカーサー道路)」の道路用地となります。

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2013年3月13日 (水)

千代田区 「グラントウキョウノースタワー」の第2期工事竣工 増床オープンしたし「大丸東京店」

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-大丸東京店-
 
 JR東京駅では、「東京ステーションシティ(Tokyo Station City)」の建設が進められています。
 
 八重洲口エリアでは超高層ビル「グラントウキョウノースタワー(1期)」が2007年10月31日に完成しました。
 次に、「グラントウキョウノースタワー」の第2期工事が竣工し、「大丸東京店」が2012年8月22日から順次増床オープンし、10月5日にグランドオープンしました。
 
 「グラントウキョウノースタワー」を含む「(仮称)東京駅八重洲口開発計画 北中央棟」はまだ完成ではありません。引き続き、「グランルーフ(GranRoof)」を含む中央部の工事が行われています。
 
 
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「大丸東京店」は、売場面積を約34,000㎡から約46,000㎡へと約1.4倍に拡大しました。改装投資額は50億円です。
 
 2012年8月22日に、食品の増床部B1階オープン、9月3日にファッション・大型専門店・レストランとして、増床部1~7階・11階・12階オープン、9月14日に増床部8~10階オープン(東急ハンズ含む)、10月5日にグランドオープンしました。
 
 増床前の「大丸東京店」の2011年度の売上高は471億円です。2012年度売上目標は560億円、1年間の初年度売上目標は640億円となっています。
 
 
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下層階が「JR八重洲北口」のエントランスを兼ねています。
 
 
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大丸東京店の一等地に「ルイ・ヴィトン 大丸東京店」が、2012月9月3日にオープンしました。
 首都圏の「J.フロント リテイリング(大丸と松坂屋)」の店舗で、「ルイ・ヴィトン」が入る唯一の店舗となります。
 
 1階が、メンズ、トラベルラゲージ、アフターサービス、2階がウィメンズというフロア構成になっています。
 
 
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小さいですが南東側に広場もあります。周囲では「グランルーフ(GranRoof)」を含む中央部の工事が行われています。

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2013年3月12日 (火)

中野セントラルパーク 竣工した巨大なオフィスビル「中野セントラルパーク サウス(南棟)」

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-中野セントラルパーク-

 JR中野駅前の「警察大学校」が府中市へ移転し、跡地約168,000㎡の再開発が行われています。
 
 敷地南東側部分では、「(仮称)中野四丁目開発計画 区域5新築工事」と「(仮称)中野四丁目開発計画 区域4新築工事」が建設されました。正式名称は「中野セントラルパーク」となっています。
 
 先に、区域4の「中野セントラルパーク イースト(東棟)」が、2012年3月30日に竣工しました。地上10階、塔屋1階、地下2階、高さ50.60mのオフィスビルです。 
 
 引き続き、区域5の「中野セントラルパーク サウス(南棟)」と「中野セントラルパーク レジデンス(住宅棟)」が、2012年5月31日に竣工しました。
 
 「中野セントラルパーク サウス(南棟)」は、地上22階(塔屋1階を含む)、地下1階、高さ99.95m、延床面積151,523.55㎡の巨大なオフィスビルになります。
 オフィスは、1フロアの基準階(3~21 階)の有効面積各5,057.09㎡(約1,530坪)で中野区はもとより都内最大級です。
 
 
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北側から見た様子です。再開発エリアは、武蔵野台地の安定した地盤上に立地しています。
 高台に位置しており津波の心配もありません。液状化予測においても最も安心な「ほとんど液状化しないエリア」として注目されています。
 
 「中野セントラルパーク サウス(南棟)」の17階~21階には、「キリングループ」が本社を移転する事が決まっています。
 「キリンホールディングス、キリンビール、キリンビバレッジ、メルシャン、他」が、2013年3月以降順次移転を開始し、2013年6月に完了予定です。移動対象者は約3000人です。
 
 
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ビルの北側の「パークアベニュー」沿いは、店舗数16の店舗・レストラン&ショップとなっています。2012年10月5日にグランドオープンしました。
 
 
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店舗・レストラン&ショップは、1階と2階にあります。
 
 
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「中野セントラルパーク サウス(南棟)」を南西側から見た様子です。
 
 
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「中野セントラルパーク サウス(南棟)」を南側から見た様子です。
 
 
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敷地南西側の高級賃貸住宅「中野セントラルパーク レジデンス」です。地上5階、総戸数17戸の小規模な賃貸マンションです。奥に見えるのが「明治大学」と「帝京平成大学」です。
 
 
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先に竣工した「中野セントラルパーク イースト(東棟)」です。地上10階、塔屋1階、地下2階、高さ50.60mのオフィスビルです。
 
 
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「中野セントラルパーク サウス(南棟)」の北側には、約1.5haの広大な都市計画公園「中野四季の森公園」が整備されました。
 
 
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中野区立「中野四季の森公園」は、2012年4月1日にオープンしました。普段は普通の公園ですが、災害時には広域避難場所として中野区民の安心・安全を守る「防災公園」となります。
 
 
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「中野四季の森公園」には、大木も植樹されています。
 
 
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「中野四季の森公園」の北側に整備された再開発エリアを東西に貫く道路です。
 
 
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道路の北側に「中野四季の森公園」が約0.6ha拡張される予定です。
 
 
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「中野セントラルパーク サウス(南棟)」東側の道路です。先に見えるのが「中野セントラルパーク イースト(東棟)」です。
 
 
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「中野セントラルパーク サウス(南棟)」の南側に整備された周回道路です。

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2013年3月10日 (日)

西武鉄道 池袋線連続立体交差事業・複々線化事業 高架化されてメチャメチャ綺麗になった「石神井公園駅」

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-石神井公園駅(しゃくじいこうえんえき)-

 西武池袋線では、「練馬高野台駅」付近から「大泉学園駅」付近までの約2.4kmで、連続立体交差化の工事および側道を整備が行われています。
 その中で、「練馬高野台駅」付近から「石神井公園駅」付近までの約1.2kmは同時に複々線化されます。この事業により、9ヶ所の踏切がなくなります。
 
 「石神井公園駅」は、2010年2月7日から上りホームが高架に移設されました。2011年4月17日には下り線が高架化され高架移行が完了しました。
 ただし下りホーム2線のうち1線(2番線)が供用開始された暫定的な状態でした。そして2012年6月23日(土)からは下り線の待避線(1番線)が供用開始されました。

 引き続き、「石神井公園駅」~「大泉学園駅」間の高架化工事が行われています。この間は複線で整備されます。

-石神井公園駅周辺開発計画-
 「西武プロパティーズ」は、高架に移行した「石神井公園駅」の高架下を中心に、「石神井公園駅周辺開発計画」を行っています。
 
 西武プロパティーズ → 石神井公園駅周辺開発計画

 開発計画は1~3期に分けて行う予定で、1期(2013年度)、2期(2014~2015年度)、3期(2015年度)に分けて開発されます。
 
 西武鉄道沿線において高架下を一つのコンセプトで一体的に整備する規模としては最大で、今後西武線沿線のイメージを形成していく上でのシンボルプロジェクトと位置付けています。
 
  
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南口から見た様子です。高架下では引き続き「石神井公園駅周辺開発計画」の工事が行われています。奥に見える超高層タワーマンションは「石神井公園ピアレス」です。
 
 
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北口、南口の両方にアーチ状のモニュメントが設置されています。アーチ状の部分にそれぞれブルー、スカイブルー、グリーン、イエローのラインが引かれています。
 
 
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1階の改札内コンコースです。現在は改札口が1ヶ所ですが、奥に「西口改札」を新たに設置する予定です。
 
 
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下り線のエスカレーターです。東側から階段、エレベーター、エスカレーターの順番で設置されています。
 
 
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2010年2月7日から供用開始された上り線(3番・4番線)ホームです。
 
 
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ホーム東端から東側(池袋側)を見た様子です。
 
 
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ホーム東端から西側を見た様子です。写真左側が、2012年6月23日から供用開始された上り線1番ホームです。
 
 
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柱は、上り線と同じく木のようなデザインになっています。
 
 
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ホーム中央あたりは、屋根がホーム全体を覆っています。
 
 
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外壁は、全面ガラスとなっています。
 
 
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「消音バラスト」で肝心な所が隠れているので間違っているかも知れませんが、「D型弾性まくらぎ直結軌道」のように見えます。
 
 
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ホームの幅は結構広いです。
 
 
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西武鉄道の新型車両「西武30000系電車」です。愛称は「スマイルトレイン」です。製造は「日立製作所」となっています。
 
 
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ホーム西端から東側(池袋側)を見た様子です。
 
 
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ホーム西端から西側(大泉学園駅側)を見た様子です。複々線はここで終わり、ここから先は複線になります。
 
 
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アップです。電車が駆け上がってきています。引き続き、「石神井公園駅」~「大泉学園駅」間の高架化工事が行われています。

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2013年3月 9日 (土)

JR東京駅 「丸の内駅前広場」は再整備されてメチャメチャきれいになります!

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-JR東京駅 丸の内駅前広場-

 約5年に及ぶ保存・復元工事を終え「東京駅丸の内駅舎」が2012年10月1日に全面開業しました。東京の新たな大人気観光スポットとなり、観光客で毎日あふれかえっています。
 
 駅舎はメチャメチャきれいになりましたが、駅前は仮設のガードレールで迷路のようになっています。
 読者の方から「駅丸の内駅舎」前の駅前広場はこのままなのか? という質問を頂きました。
 
 もちろんこのままではありません。JR東京駅の「丸の内駅前広場」は、皇居から東京駅を望んだ際の景観に配慮して、東京の玄関口にふさわしい広場として再整備されます。
 現在、土地所有者であるJR東日本がどのようなデザインにするか、行政機関や有識者を交えて検討中です。
 
 日経BP・ケンプラッツ(2012/12/04) 広場の整備イメージ等
 復元した東京駅を広場からぐるり見渡すと…
 
 更に、反対側にある八重洲口を結ぶ東西自由通路を整備する計画もあります。「JPタワー」付近と「グラントウキョウサウスタワー」付近の地下を幅12mの通路で結び、利便性や回遊性を向上させる計画です。
 
 東京駅の欠点は、丸の内側から八重洲側、反対に八重洲側から丸の内側に抜けるのが不便な事です。
 東西自由通路が、北側にしかないため遠回りを強いられます。南側に東西自由通路が整備されると劇的に改善されます。
 
 
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2007年に公表された「丸の内駅前広場」の完成予想図です。上記の日経BP・ケンプラッツの整備イメージとはかなり異なります。デザインは検討中のようなので、どちらでもないデザインになるんでしょうね。
 
 
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先に再整備された「行幸通り」です。「丸の内駅前広場」の再整備が完了すると、「東京駅丸の内駅舎」から「行幸通り」を通って、皇居に向かう新任駐日大使の「信任状捧呈式」の馬車列も映えるでしょうね!

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2013年3月 8日 (金)

港区 竣工した「三田ベルジュビル(ベルジュ三田)」

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-三田ベルジュビル(ベルジュ三田)-

 「(仮称)三田ベルジュビル建設計画新築工事」は、東京都港区の「三田自動車練習場」跡地の再開発プロジェクトです。
 
 地上33階、塔屋2階、地下4階、高さ163.95m、延床面積約55,811.83㎡の超高層複合ビルです。
 25階~33階部分が共同住宅(17戸)、4階~24階がオフィス、地下1階~2階が店舗、地下1階~地下4階が駐車場となります。
  
 ビルの正式名称が「三田ベルジュビル」、高級レジデンスの正式名称が「ベルジュ三田」となっており、2012年5月31日に竣工しました。
 
 
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東京タワーから見た様子です。
 
 
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北西側から見た様子です。基礎は、杭基礎と直接基礎を併用した「パイルドラフト基礎」となっています。
 
 
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北西側から見た下層階の様子です。
 
 
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東側のJRの線路側から見た様子です。
 
 
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東側のJRの線路側から見た下層階の様子です。
 
 
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25階~33階のセットバックした部分が高級レジデンス「ベルジュ三田」となります。当初は総戸数33戸で計画されていましたが、1戸当たりの面積を広くして総戸数17戸となりました。
 
 25階はスカイラウンジとコンシェルジュカウンターになっているので実際の部屋は26階~33階部分になります。17戸の内訳は、26階・27階が各3戸、28階~32階が各2戸、33階が1戸となっています。
 
 全戸全部屋スカイビュー、全部屋コーナー住戸、奥行き2m以上の全面バルコニーを全戸に採用しています。
 
 更に、全戸、戸境壁を共有しない戸建て感覚のプライバシーを確保、エレベータから玄関までのアクセスに他住戸の玄関先を通らない、プライベート感を実現するなど非常に贅沢な造りになっています。
 
 
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24階までのオフィス部分は「鉄骨造(S造)」、25階以上が「鉄筋コンクリート造(RC造)」となっています。
 
 構造切替部の25階と24階の間に「中間免震層」を配置しています。23基の免震ゴムの他に、3種類のオイルダンパーを12基設置しています。
 
 
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敷地北側の国道15号側アプローチ部分です。西側に他の敷地が食い込んでいるので、「第一京浜(国道15号)」に接するのは、北側と南側の一部です。
 
 
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北側にエントランスがあります。
 
 
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エントランス部分には、神殿のような「エンタシス(中央部でややふくらんでいる)」の大きな柱が並んでいます。
 
 
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北側の広場にある円形のカフェです。公式HPでは「店舗3」となっていました。
 
 
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細い通路で南側に抜ける事が出来ます。写真右側は他の敷地です。
 
 
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南北の通路沿いに高級レジデンス「ベルジュ三田」のエントランスがあります。
 
 
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敷地南側で「第一京浜(国道15号)」に接する部分は、このように狭いです。通路南側に店舗があります。公式HPでは「店舗8」となっていました。

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2013年3月 7日 (木)

埼玉県越谷市 竣工した「越谷ツインシティ(グローリオ越谷 ステーションタワー)」

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-越谷ツインシティ・グローリオ越谷 ステーションタワー-

 「越谷駅東口第一種市街地再開発事業」は、東武伊勢崎線の越谷駅東口の再開発プロジェクトです。
 
 A街区(1街区)とB街区(2街区)に分かれていますが、A街区(1街区)には、地上29階、塔屋2階、地下1階、高さ105.95m、総戸数421戸(住戸397戸、店舗24戸)の超高層タワーマンションが建設されました。
 
 B街区(2街区)はA街区の北西側で、地上5階、地下1階の商業棟と駐車場棟が建設されました。
 
 街区全体の正式名称が「越谷ツインシティ」で、A街区(1街区)が「Aシティ」、B街区(2街区)が「Bシティ」となっています。
 「Aシティ」の超高層タワーマンション部分が、「グローリオ越谷 ステーションタワー」となります。
 
 2012年8月24日に竣工し、9月15日に竣工祝賀式典が行われました。「Aシティ、Bシティ」の商業施設も、2012年9月15日のまちびらきから順次オープンしています。「グローリオ越谷 ステーションタワー」は、2012年10月から入居開始しています。
 
 
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「Aシティ」を南西側から見た様子です。越谷駅は遠いので竣工後に快晴をバックに一発卒業したかったのですが、越谷駅に着くまでは快晴でしたが、一気に雲が出てきて一発卒業出来ませんでした。
 
 
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「Aシティ」の低層部を南西側から見た様子です。1階がスーパーマーケット「カスミ」、2階・3階が店舗(生活雑貨・飲食店等)、4階が「独協医科大学」の医療施設となっています。
 
 
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「Aシティ」を南東側から見た様子です。
 
 
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「Aシティ」の低層部を北側から見た様子です。
 
 
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「Aシティ」を西側から見た様子です。
 
 
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「Aシティ」と「Bシティ」の間は、屋根付きの歩行者デッキで結ばれています。
 
 
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歩行者デッキを反対側から見た様子です。
 
 
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「Bシティ」を南西側から見た様子です。地下1階~3階が商業施設、4階・5階が公共公益施設(市民活動支援センター、図書館、パスポートセンター等)となっています。
 
 
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「Bシティ」を南東側から見た様子です。奥はBシティの「越谷駅東口駐車場」となっています。
 
 
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駅前広場の「南側ロータリー」です。駅前広場は整備前の約2倍の約7,000㎡に広がりました。「南側ロータリー」は、バス・タクシーが使用します。
  
 
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「南側ロータリー」と「北側ロータリー」の間には、屋根付きの通路が設置され、「Aシティ」まで雨に濡れないで行く事が出来ます。
 
 
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駅前広場の「北側ロータリー」です。「北側ロータリー」は、一般車両が使用します。

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2013年3月 6日 (水)

虎ノ門パストラルホテル跡地 期間限定の屋外複合施設「MORI TRUST GARDEN TORA4」 2013年4月24日開業!

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-(仮称)虎ノ門4丁目プロジェクト-

 「虎ノ門パストラルホテル」は、農林漁業団体職員共済組合が、2007年9月27日実施した競争入札に「森トラスト」と「ダヴィンチ・アドバイザーズ」が連合を組み、2308億9908万円で落札しました。
 
 2010年5月15日~2011年1月15日まで解体工事が行われました。跡地には高さ約180m、延床面積約185,000㎡のオフィス、商業施設、共同住宅で構成される大規模な超高層複合ビル「(仮称)虎ノ門4丁目プロジェクト」が建設される予定です。
 
 昨年の報道では、2013年夏の着工予定ということでしたが、「森トラストから」から昨日(3月5日)、期間限定の屋外複合施設「MORI TRUST GARDEN TORA4」を2013年4月24日に開業すると発表がありました。
 
 森トラスト・プレスリリース(PDF:2013/03/05)
 4月24日、虎ノ門4丁目に期間限定の屋外複合施設を開業~ 楽しみながら学ぶ、ここにしかない新しい発見がいっぱい! ~ MORI TRUST GARDEN TORA4
 
 期間限定としてはかなり立派な施設です。「キリン 一番搾り ガーデン」もあるので、少なくとも秋口までは営業すると思われます。
 本体工事にいつ着工するか分かりませんが、期間限定の屋外複合施設の開業により、2013年夏の着工は確実に無くなりました。
 
(仮称)虎ノ門4丁目プロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門四丁目1-1
◆ 階数-不明
◆ 高さ-高さ約180m
◆ 敷地面積-約14,400㎡
◆ 延床面積-約185,000㎡
◆ 地震対策-制震ブレースやダンパーなどの制震装置を導入
◆ 用途-オフィス、商業施設、共同住宅、駐車場(約400台)
◆ 総戸数-不明
◆ 建築主-リーズ特定目的会社(森トラスト、ダヴィンチ・アドバイザーズ)
◆ 基本計画-安井建築設計事務所
◆ 着工-2013年夏予定(当初計画)
◆ 竣工-2016年末予定(当初計画)
 
 
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「(仮称)虎ノ門4丁目プロジェクト」の建設予定地と公立学校「旧:鞆絵小学校」跡地の「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター整備等事業」の建設予定地は隣接しています。
 
 
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「(仮称)虎ノ門4丁目プロジェクト」の建設予定地です。すでに敷地北側は、暫定的に駐車場として使用されています。
 
 期間限定の屋外複合施設「MORI TRUST GARDEN TORA4」が2013年4月24日に開業するのは南側部分です。
 
 
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「旧:鞆絵小学校」跡地の「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター整備等事業」の建設予定地です。
 
 大手町の気象庁の移転ですが、大手町の気象庁は移転後に売却され、再開発される予定です。

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2013年3月 5日 (火)

墨田区 東武伊勢崎線(とうきょうスカイツリー駅付近)連続立体交差事業

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-伊勢崎線2号踏切-

 「東武伊勢崎線(愛称:東武スカイツリーライン)」の「とうきょうスカイツリー駅」と「曳舟駅」は高架になっています。
 
 しかし、「とうきょうスカイツリー駅」~「曳舟駅」の間の一部が地上を走っています。ボトルネック踏切である桜橋通りにある「伊勢崎線2号踏切」は、長年「開かずの踏切」として問題になっていました。
 
 朝のピーク時は最大約30分間遮断機が降下したままとなり、さらに「東京スカイツリー」の開業により交通渋滞に拍車がかかっています。交通遮断量は1日約5万台となっています。
 
 このため、渋滞緩和を目的として、墨田区が事業主体となって事業区間約800mを高架化する事が決まりました。
 
 墨田区・公式ホームページ
 東武伊勢崎線(とうきょうスカイツリー駅付近)連続立体交差事業
 
 この区間のみが高架になっていなかったのは、かつて地上部に貨物駅を併設していたためです。貨物駅を廃止した後も、「留置線」があるため高架工事が出来ませんでした。
 
 着工準備期間が2012年度~2016年度予定、事業施工期間が2017度年~2023年度予定と完成は10年以上先になります。
 
 「留置線」も高架化するのか? 「留置線」を廃止するのか? 触れられていません。もし「留置線」が廃止されたら留置線跡の再開発も考えられます。
 
 
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東武伊勢崎線「曳舟駅」手前では、すでに高架になっています。事業区間は約800mですが、高架化されていないのは「伊勢崎線2号踏切」を挟んだ一部だけです。

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2013年3月 4日 (月)

墨田区 東京スカイツリーの東隣り 「京成電鉄」本社跡地の再開発

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-京成電鉄本社跡地-

 「京成電鉄」の本社は、東京スカイツリーの東隣にありますが、2013年9月に本社を移転する予定です。
 
 移転先は、千葉県市川市の京成電鉄「京成八幡駅」前に建設中の「本八幡A地区第一種市街地再開発事業」です。
 街区の正式名称は「ターミナルシティー本八幡」で、地上7階、地下1階の業務棟に移転する予定です。
 
 移転後の本社跡地に、「京成電鉄」が、地上13階、地下1階、延床面積約27,000㎡のビルを建設して賃貸します。総事業費は約60億円を予定しています。
 
 用途は、地下1階~地上2階が商業施設、3階・4階が駐車場、5階~13階がホテルになります。
 商業施設は「ライフコーポレーション」、ホテルは「アールエヌティーホテルズ」が運営・管理します。
 
 京成電鉄・ニュースリリース(PDF:2012/10/09)
 本社移転後の跡地計画について
 
 地下1階~地上2階の商業施設には、スーパーマーケット「ライフ」を運営する「ライフコーポレーション」が進出します。
 
 5階~13階のホテルには、リッチモンドホテルズを展開する「アールエヌティーホテルズ」が進出します。客室数は約270室を予定しています。
 「アールエヌティーホテルズ」は、ファミリーレストランのロイヤルホストなどを展開する「ロイヤルホールディングス」のグループ会社です。 
 
再開発ビルの概要
◆ 所在地-東京都墨田区押上一丁目
◆ 階数-地上13階、地下1階
◆ 敷地面積-4,380.41㎡
◆ 延床面積-約27,000㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-商業施設(地下1階~地上2階)、駐車場(3階・4階)、ホテル(5階~13階)
◆ 建物賃貸先-ライフコーポレーション、アールエヌティーホテルズ
◆ 建築主-京成電鉄
◆ 設計者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2013年10月予定
◆ 竣工-2015年12月予定
 
 
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南西側から見た様子です。敷地面積4,380.41㎡と結構広いです。
 
 
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北側から見た様子です。
 
 
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東京スカイツリーからは、「東京スカイツリーイーストタワー」に隠れて「京成電鉄」の本社が全く見えません。

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2013年3月 3日 (日)

渋谷区 竣工した「住友不動産渋谷ガーデンタワー」

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-住友不動産渋谷ガーデンタワー-

 渋谷駅の東側方向に「玉川通(首都高速渋谷線)」沿いを約900mくらい歩くと「旧山手通」と交差する「神泉町交差点」があります。
 
 「神泉町交差点」の東側のブロックに「(仮称)南平台町計画」が建設されました。地上24階、塔屋1階、地下3階、高さ121.40m、延床面積59,374.97㎡のオフィスビルになります。
 
 オフィスフロアは、5階~24階となっています。オフィスフロアの基準階面積は1,686.93㎡(510.30坪)となっています。
 
 正式名称は「住友不動産渋谷ガーデンタワー」で、2012年6月1日に竣工しました。同時に大型多目的ホール「ベルサール渋谷ガーデン」も6月1日にオープンしました。
 
 住友不動産・ニュースリリース(PDF:2012/05/30)
 「住友不動産渋谷ガーデンタワー」竣工
 
 「住友不動産渋谷ガーデンタワー」の階数は、地上24階、塔屋1階、地下3階ですが、建築基準法上は地上21階となっています。
  
 ちなみに高さは、「建築計画のお知らせ」では138m、東京都のHPでは121.40m、住友不動産のHPでは121.2mとなっています。
 見た感じでは、高さ138mも無いと思われるので、このブログやHPでは、東京都の高さ121.40mを採用します。
 
 
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外壁の「ACW(アルミカーテンウォール)」には、「傾斜ガラス」を使用しています。
  
  
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下層階の様子です。「玉川通(首都高速渋谷線)」に面したピロティは高さ18mの吹き抜け空間となっています。
 
 
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奥に見えるのがエントランスです。総面積約3,700㎡の大型多目的ホール「ベルサール渋谷ガーデン」は、1階と地下1階に設けられています。
 
 
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「玉川通(首都高速渋谷線)」側の吹き抜け空間は、トラス構造の柱で支えられています。
 
 
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「玉川通(首都高速渋谷線)」に面したピロティです。高さ18mの吹き抜け空間となっています。
 
 公式HPのフロア構成イメージ図を見ると、吹き抜け空間が1階~4階まであります。2階~4階フロアが存在しないので、地上24階(建築基準法上:地上21階)という分かりにくい表記になると思われます。
 
 
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東側から見るとイメージが全く異なります。この角度から見ないと「住友不動産渋谷ガーデンタワー」が「L字型」である事が分かりません。
  
 
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東側から見た下層階の様子です。
 
 
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敷地東側には、約3,500㎡の緑豊かな「ガーデンゾーン」が設けられています。「ガーデンゾーン」は、災害時の一時避難場所の役割も担っています。
 
 
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「ガーデンゾーン」には、「コブシ、キンモクセイ、モミジ」などが植樹されています。

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2013年3月 2日 (土)

京王電鉄 調布駅付近連続立体交差事業 Part2:地下化されてメチャメチャ綺麗になった「布田駅」

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-布田駅(ふだえき)-
 「環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業III街区」は、予想通り名称が「虎ノ門ヒルズ」になりましたね。まあそれ以外の名称は考えられませんが・・・(笑)

 森ビル・ニュースリリース(2013/03/01)
 「環状二号線III街区プロジェクト」、名称を「虎ノ門ヒルズ」に決定 2014年開業に向けて本日上棟、国際新都心形成を強力に推進  
 
 本題に戻って、「京王電鉄」では、京王線の「柴崎駅」付近から西調布駅付近と相模原線の「調布駅」付近から「京王多摩川駅」付近にかけて、道路と鉄道との連続立体交差事業を行っています。
 
 京王線の「柴崎駅」~「西調布駅」間約2.8kmの区間と相模原線の「調布駅」~「京王多摩川駅」間約0.9kmの区間を地下化することにより、18ヶ所の踏切を解消するとともに8ヶ所の都市計画道路を立体化します。
   
 京王電鉄 →  調布駅付近連続立体交差事業
 
 参考 → Part1・地下化された「国領駅」
 
 地下への切替工事は、2012年8月18日(土)の終電後から19日(日)にかけて行われ、「国領駅、布田駅、調布駅」の3駅は地下駅となりました。
 
 当初は工期が2003年度~2012年度末までの予定でしたが、2014年度末へ延期しました。
 地下化後の、地上の鉄道施設の撤去工事や道路復旧工事等に約2年間を要する見込みのためです。
 
 
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「布田駅」は、2012年8月19日(日)から地下駅化されました。島式1面2線の地下駅に生まれ変わりました。
 
 
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「フルスクリーンタイプ」のホームドアが両側に設置されているので分かりにくいですが、ホーム部分を「開削工法」、線路部分を「シールド工法」のハイブリッド工法で建設しています。
 
 
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写真は香港の地下鉄ですが、「布田駅」は、なんとなく雰囲気が香港の地下鉄に似ています。
 
 香港の地下鉄は、多くの駅で全面ガラスの「フルスクリーンタイプ」のホームドアが設置されています。
 
 
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2番線(上り線)ホームドアです。ホームドアは「フルスクリーンタイプ」となっています。ドア部分が赤色です。ホームドアは、柱以外の部分にガラスを多用しています。
 
 同じ「フルスクリーンタイプ」でも東京メトロ・南北線は、上部にすき間がありますが、「布田駅」は密閉構造になっています。
 
 ちなみに東京メトロでは、天井近くまでスクリーンで覆われたものを「フルハイトタイプ」、可動式ホーム柵タイプを「ハーフハイトタイプ」と呼んでいます。
  
  
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「布田駅」は、ホーム部分を「開削工法」、線路部分を「シールド工法」で建設しています。「開削工法」と「シールド工法」の接続部は、「シールド工法」のトンネルの円形が切れるので、柱で支える必要があります。
 
 「布田駅」は、柱の位置をホームドアの位置に合わせて、駅を支える柱と「フルスクリーンタイプ」のホームドアを設置するための構造体を兼用しました。
 そのため日本では珍しい「フルスクリーンタイプ」のホームドアとなりました。正に「一石二鳥」ですね!
 
 
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1番線(下り線)ホームドアです。ドア部分が青色です。電車が近付くと「危ないですからホームドアから離れてください!」と放送が行われます。
 
 「フルスクリーンタイプ」なので最高に安全なのに??? と不思議に思っていましたが、すぐに理由が分かりました。
 
 「布田駅」は、各駅停車しか停車しません。「特急、準特急、急行、区間急行、快速」は猛スピードで通過して行きます。
 
 通過電車が近付くと風圧でビュービューという凄まじい音が近づいてきます。駅通過時にはホームドアが風圧でガタガタ揺れて何も聞こえないくらいになります。
 地下空間での「フルスクリーンタイプ」のホームドア設置駅での電車の通過は新鮮な体験でした。
 
 この凄まじい風音とホームドアの振動は、駅構内が密閉構造にため風圧を逃がす事が出来ないためだと思われます。
 
 
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東側からスタートします。最初に階段があります。
 
 
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次にエレベーターがあります。
 
 
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次にエスカレーターがあります。
 
 
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地上部分の改札内コンコースと改札機です。「布田駅」の改札口は、北口の1ヶ所しかありません。地上部分はまだ工事の真っ最中です。
 
 最終的な布田駅 → 駅構内マップ(PDF)

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2013年3月 1日 (金)

武蔵小杉地区 東京機械製作所玉川製造所再開発計画 「シティタワー武蔵小杉」の高さは約194m?

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-株式会社東京機械製作所玉川製造所再開発計画-
 「株式会社東京機械製作所玉川製造所再開発計画」は、区域面積37,207.66㎡、延床面積約212,600㎡という大規模プロジェクトです。
 
 北側の「A-1地区」には、大規模商業施設「アリオ武蔵小杉」が、南側の「B-1地区」には、地上53階、地下3階の超高層タワーマンションが「シティタワー武蔵小杉」が建設されます。
 
 2013年2月27日~3月28日の期間で、環境アセスメントの縦覧が行われており、下記の電子縦覧で詳細を見る事が出来ます。
 縦覧期間を過ぎると見られなくなるので、興味のある方はPDFデータをパソコンに保存しておく事をお勧めします。
 
 環境影響評価関係図書・電子縦覧(2013年3月28日まで)
 株式会社東京機械製作所玉川製造所再開発計画
 
 
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-アリオ武蔵小杉-

 「セブン&アイ・ホールディングス」の大型複合商業施設が建設される「A-1地区」の「(仮称)武蔵小杉SC新築工事」です。正式名称は「アリオ武蔵小杉」になる予定です。
 
 
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「(仮称)武蔵小杉SC新築工事」の建築計画のお知らせです。建築主は「イトーヨーカドー」、設計者は「東急設計コンサルタント」、施工者は「竹中工務店」となっています。 
 
 
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-シティタワー武蔵小杉-
 超高層タワーマンションが建設される「B-1地区」の「(仮称)武蔵小杉計画新築工事」です。
 現在は本体工事に着工しており、正式名称は「シティタワー武蔵小杉」に決定し、公式ホームページもオープンしています。
 
 昨年の2012年4月4日~5月7日の縦覧資料では、地上53階、地下3階、高さ(最高高さ約190m、建物高さ約185m)でした。
 しかし今回の閲覧資料では、「第1章 指定開発行為の概要(2)」を見ると、地上53階、地下3階、高さ(最高高さ約194m、建物高さ約185m)と最高高さが約4m伸びています。
 
 正し、環境アセスメントの縦覧が行われるたびに高さが微妙に変化しているので、最高高さ約194mが確定しているのかは分かりません。
 
 
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「(仮称)武蔵小杉計画新築工事」の建築計画のお知らせです。建築主は「住友不動産」、設計者・施工者は「前田建設工業」となっています。
 
 高さ185.00mは建物高さで、塔屋を含む最高部は約194mです。公式ホームページ等を見ると敷地面積の変更はありませんが、建築面積3,990.94㎡、延床面積104,113.56㎡に変更になっています。

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