千代田区 JPタワー(JP TOWER) 商業施設「KITTE(キッテ)」が2013年3月21日グランドオープン!
-JPタワー(JP TOWER)-
(お詫び) パソコンが3月23日の朝から立ち上がらなくなりしばらく更新を休んでいます。古いWindowsXPパソコンを引っ張り出してなんとか最低限の作業が出来るようになりました。
購入予定のWindows8のパソコンは、今使用しているHP作成ソフトや画像処理ソフトが使えないようです。
新パソコンへの移行およびWindows8や新ソフトの操作に慣れるまで、しばらくの間は今までのように頻繁な更新は出来ませんのでご了承ください。
「(仮称)JPタワー」もしくは「丸の内二丁目7地区計画新築工事」と呼ばれているプロジェクトは、「東京中央郵便局」の再整備計画です。
概要は、地上38階、塔屋3階、地下4階、高さ約200m、延床面積約212,000㎡の巨大な超高層オフィスビルです。正確な高さは、建築誌「新建築」によると最高部200.000m、軒高189.150mのようです。
地震対策として、超高層棟部分が「制震構造(アンボンドブレース、粘性体制震壁)」、旧東京中央郵便局舎を一部保存した低層棟部分が「免震構造(積層ゴム、鉛プラグ入り積層ゴム、すべり支承、オイルダンパー)」となっています。
基本的には、地下1階~地上6階までが商業ゾーン(ショッピングゾーン地下1階~地上4階、レストランゾーン5階・6階)、地上8階~37階がオフィスゾーンとなります。ただし超高層棟の多くの部分は1階からオフィスゾーンとなります。
正式名称は「JPタワー」で、2012年5月31日に竣工し、周辺に分散していた日本郵政グループの拠点の移転作業が行われ、2012年7月17日には「東京中央郵便局、ゆうちょ銀行本店」がオープンしました。
2013年3月21日(木)には、「JPタワー」の商業施設となる「KITTE(キッテ)」がグランドオープンしました。
「郵便切手」と「来て」を掛け合わせ、「多くの人に来てもらいたい」という思いから「KITTE」と名付けられました。
「KITTE」は、地下1階~6階部分に入り衣料品店や飲食店など98店舗が営業を行います。
最高部北側のカーテンウォールは、スケルトンの様な不思議な構造になっています。北側の「カーテンウォール」の中心部分が緩やかに凹んでいる様子が分かります。
最高部です。塔屋は4階あるように見えますが3階です。
このような構造でカーテンウォールを取り付けています。
旧東京中央郵便局舎を一部保存した低層棟です。
低層棟を北西側から見た様子です。
保存された低層棟の地下には、新たな地下躯体が建設されました。地下躯体を既存建物に影響を与えないで構築する「アンダーピニング工法」が採用されました。
既存建物と地下躯体の間には、「免震装置(積層ゴム、鉛プラグ入り積層ゴム、すべり支承、オイルダンパー)」が設置されました。
外装タイルの美装化が行われピカピカになりました。
欠損した部分のタイルを製造したのは、「東京駅丸の内駅舎」のレンガを製造した愛知県常滑市の「アカイタイル」です。
低層棟のタイルの復元にあたっては、多くの困難な課題に直面し、製造期間も約半年と、通常の現場とは比べものにならない手間暇が掛ったそうです。
南東側から見た様子です。
南東側から見た低層部です。
夜間ライトアップの様子です。
| 固定リンク
「121 東京都・千代田区②」カテゴリの記事
- 国の有形文化財「学士会館」の再開発 東側隣接地の「SC神田錦町三丁目ビル」と一体的に開発 「学士会館」の旧館は曳家(ひきや)で移設!(2025.06.06)
- TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 「ダイヤグリッド架構」の仕口が多数出現 2025年5月27日の建設状況(2025.05.30)
- 地上29階、 高さ約155mの「(仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)」 2025年4月末の解体状況(2025.05.13)
- TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 「ダイヤグリッド架構」の仕口が姿を現す 2025年4月30日の建設状況(2025.05.05)