東京メトロ銀座線を約500億円かけて大規模リニューアル 「上野駅」には、フルスクリーンタイプのホームドア設置!
-東京メトロ銀座線-
「東京メトロ」は、東京メトロ銀座線(上野駅~渋谷駅間)の全19駅を2022年度までに順次リニューアルします。投資額は約500億円を見込んでいます。
東京メトロ・ニュースリリース(PDF:2012/12/17)
銀座線のすべての駅を5つのエリアコンセプトに沿ってリニューアルします これに伴い上野、稲荷町、神田の3駅のデザインをお客様から広く公募します
改装スケジュールは、「日本橋駅」を除く「浅草駅~京橋駅」間は2017年度までに順次改装、その後「日本橋駅」は2018年度に改装します。残る「銀座駅~渋谷駅」間については2022年度までに改装を終える計画です。
東京メトロ銀座線は、日本最古の地下鉄です。「伝統×先端の融合」を路線コンセプトとした上で、下町エリア(浅草駅~神田駅)、商業エリア(三越前駅~京橋駅)、銀座エリア(銀座駅)、ビジネスエリア(新橋駅~赤坂見附駅)、トレンドエリア(青山一丁目駅~渋谷駅)の5つのエリアコンセプトに分けて改装を実施します。
-デザインコンペの結果-
リニューアル計画に伴い「上野駅、稲荷町駅、神田駅」の3駅のデザインコンペが行われ、入賞作品が決定しました。
東京メトロ・ニュースリリース(2013/04/19)
銀座線駅デザインコンペの受賞者が発表されました。
東京メトロ銀座線で最大規模の「上野駅」は、ホームと線路を一つの美術館と位置付け、線路側の空間を開業当時から残る銀座線の歴史を物語る保存空間と設定しています。
天井まで立ち上げた安全柵をクリアガラスとし、ホーム側を観覧空間、線路側を作品の展示空間と見立て、線路側にある開業当時のリベット柱や電車進入案内板、復刻版の黄色い車両(1000系電車)そのものを美術館のコンテンツとして捉えています。
「安全柵」は、「ホームドア」を指すと思われます。「上野駅」のホームドアは「フルスクリーンタイプ」となるようです。
同じ「フルスクリーンタイプ」でも東京メトロ南北線より更に洗練されており、香港の地下鉄「MTR:Mass Transit Railway」と同じような全面ガラス張りになるようです。
ちなみに東京メトロでは、天井近くまでスクリーンで覆われたものを「フルハイトタイプ」、可動式ホーム柵タイプを「ハーフハイトタイプ」と呼んでいます。
香港の地下鉄「MTR」のホームドアです。全面ガラス張りとなっています。
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