江東区 拡張が検討されている「東京ビッグサイト」
-東京ビッグサイト-
日本が国際基準から大きく遅れている分野として国際空港、港湾施設などと共に国際展示場があります。
日本最大の展示面積を誇る「東京ビッグサイト」は、延床面積約230,000㎡、総展示面積約80,000㎡です。第2位の「幕張メッセ」は、延床面積164,919㎡、総展示面積75,098㎡です。
「東京ビッグサイト」も「幕張メッセ」もめちゃめちゃ巨大な施設ですが、今年3月の首相の答弁によると「東京ビッグサイトの規模は世界で68番目であり、他国と比べてかなり小さい」ということです。
日本最大の東京ビッグサイトでも68番目
展示会場面積 世界ランキング ベスト68(PDFの3ページ目)
展示会場面積 世界ランキング
1位 ハノーヴァー(ドイツ) 約470,000㎡
2位 フランクフルト(ドイツ) 約355,000㎡
3位 ミラノ(イタリア) 約345,000㎡
4位 広州(中国) 約338,000㎡
5位 ケルン(ドイツ) 約284,000㎡
6位 デュッセルドルフ(ドイツ) 約262,000㎡
7位 パリ(フランス) 約242,000㎡
8位 シカゴ(アメリカ) 約241,000㎡
・・・・・
68位 東京ビッグサイト 約 80,000㎡
展示会の国際的な誘致合戦を勝ち抜くためには世界水準のハード整備は不可欠ですが、世界ランキングを見て愕然としてしまいました。こんなに日本が地盤沈下しているとは知りませんでした。
このままでは、国の無策で世界の港から取り残された港湾のコンテナ取扱量の二の舞にになります。
そこで「東京ビッグサイト」の拡張や機能強化が重要な検討課題となっています。「東京ビッグサイト」の拡張規模は未定ですが、世界標準とも言われる「展示面積100,000㎡」が一つの指標となっています。100,000㎡でも世界レベルにはとても到達出来ませんが、拡張しないよりはましです。
ただGoogleマップの空撮写真を見ても分かりますが、「東京ビッグサイト」の周囲には拡張余地がほとんどありません。どうやって拡張するのでしょうか?
更に「東京ビッグサイト」の次の世代の国際展示場ですが、東京湾を見渡してみると広い更地は殆ど残っていません。
唯一「中央防波堤内側埋立地」に広い更地があります。ここなら展示面積200,000㎡以上が可能だと思うのですが、廃棄物処理施設なので土壌汚染とかの問題があるのかも知れません・・・
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