超高層タワーマンション銀座となる東急武蔵小山駅周辺 地上41階、高さ約145mの「武蔵小山駅前通り地区再開発」
-東急目黒線・東急武蔵小山駅-
品川区の「武蔵小山駅(むさしこやまえき)」は、東急目黒線にあります。東急目黒線は、かつては「目蒲線」の一部で、東急電鉄の鉄道網の中では支線に過ぎませんでした。
しかし、「目黒駅」から東京メトロ「南北線」と都営地下鉄「三田線」に相互直通運転するようになり状況が一変しました。
東急目黒線の大規模な改良工事も行われ、「目黒駅~洗足駅」までの区間で、連続立体交差事業が行われました。
それに伴い、以前は地上の島式1面2線の駅だった「武蔵小山駅」は、地下の島式2面4線の急行が停車する立派な駅に生まれ変わりました。
駅の地下化により、駅周辺で再開発の機運が盛り上がっています。現時点で、高さ140m級が4棟、120m級が1棟と計5棟の超高層タワーマンションの建設計画や建設構想があります。
① 蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業
◆ 区域面積約9,000㎡、敷地面積約7,420㎡、地上39階、地下2階(高層棟)、地上7階、地下1階(低層棟)、高さ約142m、延床面積約73,830㎡、総戸数約640戸
② 武蔵小山駅前通り地区再開発事業
◆ 区域面積約7,000㎡、敷地面積約5,000㎡、地上41階、地下2階、高さ約145m、延床面積約51,400㎡、総戸数約410戸
③ 小山3丁目第1地区市街地再開発事業
◆ 区域面積約13,000㎡、敷地面積約9,800㎡、高さ約140m、延床面積約98,000㎡
④ 小山3丁目地区
◆ 「小山3丁目地区まちづくり推進協議会」を結成、高さ約140mを想定
⑤ 荏原3―8地区
◆ 「荏原3―8地区まちづくり協議会」を結成、高さ100m~120mを想定
-武蔵小山駅前通り地区再開発-
この中で、計画の熟度が最も高いのが「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業」ですが、前に詳しくUPしたので今回は詳細を書きません。
「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業」に続き熟度が高いのが「武蔵小山駅前通り地区再開発事業」です。概要が少しずつ分かってきました。
建設通信新聞(2013/05/15)
規模は延5.1万㎡/13年度内の都計決定目指す/武蔵小山駅前通り再開発準備組合
「建設通信新聞」によると概要は、地上41階、地下2階、高さ約145m、延床面積約51,400㎡、総戸数約410戸となっています。
2013年度中の都市計画決定、2014年度の本組合設立、2015年度に既存建物解体工事着手、2016年度に本体工事に着工、2018年度の完成を目指します。
事業協力者として「五洋建設、清水建設」が参画、コンサルタントは「アール・アイ・エー」が担当します。
再開発施設は1階~2階に店舗(約1,900㎡)、2階には公益施設(約1,000㎡)、3階以上は約410戸の住戸(約41,800㎡)で構成する計画です。
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