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2013年5月25日 (土)

千葉市 延床面積約420,000㎡のイオンモール旗艦店「イオンモール幕張新都心」

Chibaaeon13051
-イオンモール幕張新都心-

 「幕張新都心」の幅約1,000m×奥行約500mの広大な敷地にイオンモールの旗艦店「イオンモール幕張新都心」を2013年12月中のオープンを目指して建設中なのをご存知でしょうか?
 
 「イオンモール幕張新都心」は、イオングループのフラッグシップモール(旗艦店)としてグループの総力を結集して建設しています。
 
 概要は、敷地面積約192,000㎡(A~E棟)、延床面積約420,000㎡(立体駐車場含)、総賃貸面積約135,000㎡、店舗面積約96,000㎡の巨大店舗です。
 
 首都圏では「イオンレイクタウン」、「ららぽーと TOKYO-BAY」に次ぐ、第3位の店舗面積となります。
 
 イオンモール・ニュースリリース(PDF:2013/04/05)
 イオンモールの旗艦店「イオンモール幕張新都心」新コンセプトの劇場「(仮称)よしもと幕張新都心劇場」出店決定のご案内
  
 イオンモール・ニュースリリース(PDF:2013/01/23)
 イオンモールの旗艦店「イオンモール幕張新都心」起工式を実施
 
イオンモール幕張新都心の概要
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区豊砂1番13他
◆ 敷地面積約-192,000㎡ (A~E棟)
◆ 延床面積 約-420,000㎡(立体駐車場含)
◆ 総賃貸面積-約135,000㎡
◆ 店舗面積-約96,000㎡
 ● A棟-(大人のためのライフスタイルモール)憩いやライフスタイルを感じるおしゃれな環境で心を満たす空間
 ● B棟-(ペットためのライフスタイルモール)日本最大級の規模とコンテンツ
 ● C棟-(スパ&ビューティーゾーン)温泉・サウナ、エステなど美と健康をテーマとした温浴施設
 ● D棟-(キッズ・ファミリーのためのライフスタイルモール)教育と娯楽を融合したエデュテインメント施設
 ● E棟-(スポーツのためのライフスタイルモール)日本最大級の総合スポーツ&サイクルゾーンと家電ゾーン
◆ 構造-鉄骨造
◆ 店舗数-約350店
◆ 駐車台数-約7,200台
◆ 設計者・施工者-大林組、大本組
◆ オープン-2013年12月中予定
 
イオンモール幕張新都心はアジア出店のショールーム?
 「幕張新都心」は、バブル期に一気に開発されましたが、バブル崩壊後の東京都心一極集中により開発中止や進出企業の撤退が相次ぎ更地が目につきます。
 
 その中で、イオングループは本社ビル(イオンタワー)に隣接する「幕張東京海上ビル」を2011年に買収して「イオンタワーAnnex」に改称し、グループ企業を集約しています。
 続いて「イオンモール幕張新都心」を建設し、幕張新都心をイオングループの城下町とするべく巨額の投資を続けています。
 
 日本は少子高齢化で市場の拡大は見込めません。ここ最近、イオングループは東南アジアや中国に店舗網を急拡大しています。今後の出店の中心は東南アジアや中国(反日デモ後も変更なし)となります。
 
 眼は海外に向いており、そのため東京都心に本社を置くよりも、「成田国際空港」に近い幕張新都心に本社を置く方が有利と判断しているのかも知れません。
 
 ここからは私の想像ですが、あえて幕張新都心に巨大な「イオンモール幕張新都心」を建設し、コンセプト別にA棟~E棟に細分化したのは、ペット、温浴施設、エデュテインメント施設、総合スポーツなどの新業態開発のための壮大な実験と共にショールーム的な要素もあるのかも知れません。
 
 イオングループは、海外への出店はリスク分散や100%出資が認められないなどの諸事情により、現地企業との合弁で行っています。
 合弁相手を納得させ信頼を得るには実物を見せるのが一番です。「百聞は一見に如かず」ですから! その意味では幕張新都心は、本社にも成田国際空港にも近い最高の立地です。

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