上智大学 四谷キャンパスの再整備 上層階を賃貸オフィスとする地上19階の新棟建設!
-上智大学-
「(仮称)大手町1-6計画」の正式名が「大手町タワー」に決定しました。2013年8月30日に一次竣工ならびに供用開始予定です。
東京建物・大成建設ニュースリリース(PDF:2013/07/23)
施設名称「大手町タワー」に決定 商業ゾーン名称は「OOTEMORI(オーテモリ)」
商業ゾーンの「OOTEMORI(オーテモリ)」は、2013年10月2日にⅠ期オープン予定です。構想が明らかになった時、完成はかなり先だと思っていましたが、もう竣工します。
「光陰矢のごとし」といいますが、解体工事が始まった2009年2月から4年半経過しましたが、4年半なんてあっという間です。私が歳をとるのも分かります。
本題に戻って、ずいぶん昔の話になりますが、私が受験生だった頃は「上智大学」が伸び盛りで、早稲田大学や慶應義塾大学を偏差値で追い抜こうかという勢いでした。
実際、その頃の上智大学の外国語学部は早稲田大学の政治経済学部と並んで双璧で、私立文系では最難関の学部でした。
それからウン十年経過しました。「上智大学」が早稲田大学や慶應義塾大学を偏差値で追い抜くことはありませんでした。
ここ最近は慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学の順番で偏差値が固定化しつつあります。
應應義塾大学と早稲田大学は、新キャンパスの建設、他大学の吸収合併、新学部の設置、既存学部の解体・再編など大改革をどんどん行って私が受験生だった頃とは全く変わっています。
一方「上智大学」は、「国際教養学部」の新設、「比較文化学部」を「国際教養学部」へ改組、学校法人聖母学園を吸収合併などを行いましたが、基本的には私が受験生だった頃とはあまり変わっていません。
「上智大学」」の最大の弱点はキャンパスの狭さです。上智大学が大改革を行わなかったのは、伝統を重んじるカトリック系ということもあると思いますが、キャンパスがあまりに狭かったため改革を行いたくても出来なかったのだと思われます。
◆ 上智大学四谷キャンパスの再整備
とは言っても上智大学のメインキャンパスである「四谷キャンパス」の建物も老朽化が進んでいます。
そのため、「旧上智会館、6号館跡地、上智麹町ビル」を含む約6000㎡の敷地に新棟を建設する事になりました。
建設通信新聞(2013/07/24)
四谷キャンパス新棟は延4万㎡想定/賃貸オフィスを併設/上智学院
新棟は、創立100周年記念事業の一環として整備します。規模は地上19階、地下1階、延床面積約40,000㎡を想定しています。2014年の新築着工、2016年2月の完成を見込んでいます。
1階には800人規模のホールを兼ねる大教室、LLCなどを配置します。2階~6階は学部新設や定員増に対応する教室や研究室とします。8階以上の高層部には収益を目的とする賃貸オフィスを配置します。
老朽化が課題となっていた既存の「3号館、4号館、8号館、9号館」についても、市谷キャンパスへの一時的な機能移転を行いながら、順次、改修を進める計画です。
上智大学のシンボルである「1号館」および「聖イグナチオ教会」です。「聖イグナチオ教会」は、上智大学を含む「上智学院」の一組織ではなく独立していますが、密接な関係があります。
上智大学の四谷キャンパス西側の「ソフィア通り」です。このあたりは江戸城外郭の「真田堀」跡沿いなので緑が多いです。
JR中央線の四ッ谷駅です。上智大学の四谷キャンパスは、すぐ西側で「JR中央線、東京メトロ丸ノ内線、東京メトロ南北線」の四ッ谷駅と隣接しています。
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