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2013年7月19日 (金)

港区 (仮称)虎ノ門二丁目計画 第一弾「虎の門病院新築工事」の入札を公告!

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-(仮称)虎ノ門二丁目計画-

 アメリカのデトロイト市が、ミシガン州の連邦裁判所に連邦破産法9条の適用を申請して財政破綻しました。かなり前から破綻すると言われていましたが、本当に破綻してしまいました。
 
 デトロイトはかつて世界の自動車産業の首都でした。世界との競争に敗れるとこんな大都市でも破綻するということです。日本の大都市も他人ごとではありません。
 
 ちなみに私は、デトロイトというと大ファンだったハードロックバンドKISSの「デトロイト・ロック・シティ」が頭に浮かびます。
 
 本題に戻って、「(仮称)虎ノ門二丁目計画」は、東京都港区虎ノ門二丁目の「虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館」を対象にした再開発プロジェクトです。
 
 再開発予定地は、「ホテルオークラ」や「アメリカ大使館」に隣接する虎ノ門二丁目の敷地面積約22,700㎡です。
 
 「虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館」を解体し、跡地に新病院棟と超高層の業務棟の2棟で構成される高さ約179m、延床面積約244,000㎡の業務、医療機能が複合する国際的な地域拠点を整備する予定です。
 
(仮称)虎ノ門二丁目計画の手順
(1) 国立印刷局の「虎の門工場」を東京都北区の「滝野川工場」へ機能移転
(2) 「虎の門工場」などを解体
(3) 「虎の門工場」跡地に「虎の門病院」の新病院棟を建設
(4) 現在の「虎の門病院」を解体
(5) 現在の「虎の門病院」の場所に、超高層オフィスビルを建設して、一部に国立印刷局の本局や「共同通信会館」の機能を移転
(6) 「共同通信会館」を解体して、アメリカ大使館前交差点を改良
 
 「国家公務員共済組合連合会(KKR)」は、2013年7月19日に「虎の門病院新築工事基本設計その他及び工事監理業務」の一般競争入札を公告します。
 
 国家公務員共済組合連合会(PDF:2013/07/19)
 虎の門病院新築工事 基本設計その他及び工事監理業務
  
 建設通信新聞(2013/07/19)
 基本設計・監理を公告/延べ8.7万㎡虎の門病院/KKR
 
 「新病院棟」の概要は、地上19階、地下4階、敷地面積約10,760㎡、延床面積約87,330㎡(容積率対象面積約72,000㎡)で、地震対策として「免震構造」を採用します。
 現在の「虎の門病院」は、延床面積59,019㎡(新館38,331㎡、本館20,031㎡、東館657㎡)なのでかなり広くなります。
 
 「(仮称)虎ノ門二丁目計画」は、リーマンショック前から構想がありましたが、やっと具体的に動き出しました。
 不明だった「業務棟」の延床面積は、約244,000㎡-約87,330㎡=約156,670㎡ということになります。約244,000㎡が容積率対象面積の数値だった場合はもう少し広くなります。
 
 
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南東側から見た様子です。この部分が「国立印刷局」です。最初に国立印刷局が解体され、その跡地に「新病院棟」が建設されます。
 
虎の門病院新築工事の概要
◆ 業務名称-虎の門病院新築工事 基本設計その他及び工事監理業務
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目地区内
◆ 階数-地上19階、地下4階
◆ 敷地面積-約22,700㎡(うち病院棟約10,760㎡)
◆ 延床面積-約87,330㎡(容積率対象面積約72,000㎡)
◆ 地震対策-免震構造
◆ 事業者選定-2014年08月予定
◆ 既存建物解体工事着工-2015年04月予定
◆ 新築その他工事着工-2015年10月予定
◆ 新築その他工事完了-2018年09月予定
 
 
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北東側から見た様子です。「新病院棟」の完成後に、現在の「虎の門病院」が解体され、高さ約179mの「業務棟」が建設されます。

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