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2013年8月 3日 (土)

2013年7月のアメリカ新車販売台数 久しぶりにトヨタが2位、ホンダが4位奪回!

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-2013年7月・アメリカ新車販売台数-

 毎月、月初めにアメリカの調査会社「オートデータ」から前月の新車販売台数が発表されます。

 アメリカは、景気の緩やかな回復を背景に、大型車の販売などが好調だったことを受けて、前の年の同じ月に比べて14.0%のプラスとなり、7月としては7年ぶりの高い水準となりました。新車販売に関しては「リーマンショック」は過去のものとなりつつあります。
 
 日本では、まだまだアベノミクスの恩恵は一般市民までは到達していませんが、こと自動車業界にとっては円安効果は絶大で、アメリカ市場で日系メーカーが躍進しています。
 
 ここ最近は、1位がGM、2位がフォード、3位がトヨタ、4位がクライスラー、5位がホンダと固定化していましたが、久しぶりにトヨタがフォードを抜き2位に、ホンダがクライスラーを抜き4位に躍進しました。
 
◆ スバル(富士重工業)
 最近絶好調の「スバル(富士重工業)」は、対前年比42.9%増の3万5994台という驚異的な伸びでした。
 「スバル」は、5月に34.2%、6月に41.6%も伸びているのでアメリカでの人気はもはや疑いようがありません。
 
 決算も絶好調で、2013年4~6月期(第1四半期)の連結決算は、売上高が前年同期比27.5%増の5469億円と、すべての四半期で過去最高となる大幅増収となりました。
 営業利益が同301.8%増となる696億円、経常利益は同237.2%増の645億円、当期純利益は同196.4%増の485億円となりました。
 
 通期の営業利益は単純計算で、696億円×4=2,784億円となります。通期ではそのまま4倍にはなりませんが、2500億円は確実に超えると思われます。
 売上高が2兆円を少し超える規模で、この営業利益は驚異的です。ちなみに「富士重工業」自体は、営業利益1,980億円と極めて控えめな予想をしています。
 
2013年7月アメリカ新車販売台数(前年同月比) 
01 GM(米)                      234,071台(16.3%)
02 トヨタ自動車(日)           193,394台(17.3%)
03 フォードモーター(米)      193,080台(11.3%)
04 本田技研工業(日)        141,439台(20.9%)
05 クライスラー(米)           140,102台(11.1%)
06 日産自動車(日)           109,041台(10.9%)
07 現代自動車(韓)             66,005台( 6.4%)
08 フォルクスワーゲン(独)    49,083台( 0.3%)
09 起亜自動車(韓)             49,004台( 1.9%)
10 富士重工業(日)             35,994台(42.9%)
11 BMW(独)                     30,038台(10.5%)
12 メルセデスベンツ(独)       26,424台(18.5%)
13 マツダ(日)                     24,977台(29.3%)
** ポルシェ(独)                    3,820台(36.3%)
** テスラ(米)                       1,470台( --- )
---------------------------------------      
    合 計                        1,315,194台(14.0%) 
 
(備考)
 「フォルクスワーゲン」の中に「アウディ」の台数が含まれています。「ポルシェ」もフォルクスワーゲングループですが別項目となっています。「起亜自動車」は現代自動車グループです。
 
 話題のシリコンバレーが拠点のバッテリー式電気自動車メーカー「テスラモーターズ」の台数は1,470台でした。
 
  
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-フェラーリ-

 イタリアの高級スポーツカーメーカーの「フェラーリ」は、売上高がどれくらいで、世界で何台くらい売れているのかご存じでしょうか?
 
 1台の価格が非常に高いので、「フェラーリ」は非常に大きな企業のようなイメージがありますが、2013年上半期(1-6月)の決算では、売上高は11億7700万ユーロ(約1547億円)、純利益は1億1620万ユーロ(約153億円)とそんなに大きな企業ではありません。
 
 2013年上半期の世界新車販売は、前年同期比2.8%増の3,767台です。市場別では、北米が1,048台、イギリスが415台、ドイツが388台、地元イタリアが116台です。アジアでは、中国(香港を含む)が350台、中東が264台、日本が172台です。
 
 中国や中東では富裕層が「フェラーリ」で街中を走り回っているイメージがありますが、日本と売れている台数にそんなに差がある訳ではありません。
 日本の172台は、前年同期比28%増です。やはり富裕層はアベノミクスの恩恵を間違いなく受けています。
 
 スーパーカーのメーカーは、企業規模が大きい訳ではないので、単独で生き残る事は難しく、大手の傘下に入っています。
 スーパーカーの東西の横綱である「フェラーリ」は「フィアットグループ」、「ランボルギーニ」は「アウディ」の子会社です。
 アウディは「フォルクスワーゲン」の子会社なので、フォルクスワーゲンから見ると孫会社に相当します。

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