川崎市役所 「川崎市役所本庁舎」は現在の場所で建て替え!
-川崎市役所-
川崎市は、戦後急速に発展し人口が急増したため川崎市役所は次々と周辺に庁舎を増やしていきました。
第4庁舎まで分散していることに加え、年間5億8千万円の賃貸料を支払って4ヵ所の民間ビルに入居しています。
また築75年と老朽化している「川崎市役所本庁舎」の耐震対策など庁舎自体の老朽化問題も抱えています。
川崎市の「本庁舎・第2庁舎耐震対策基本構想検討委員会」は、(1)耐震補強、(2)「武蔵小杉駅周辺」もしくは「武蔵溝ノ口駅周辺」への移転、(3)現地で建て替えなどいろいろなパターンで検討してきましたが、「現地で建て替えるのが適切」と結論づけました。
カナロコ・神奈川新聞(2013/08/29)
移転せず建て替え、市庁舎耐震対策で検討委の会合で一致/川崎
◆ 耐震補強工事は困難
市役所本庁舎本館は1938年に建てられ、隣接する第2庁舎も1961年築と半世紀以上が経過しています。
最低限必要な耐震性能を満たすための耐震補強工事を行う場合、本庁舎は地中に埋まっている杭や基礎を掘り起こすなどの必要があり、実施は困難なようです。
◆ 武蔵小杉駅周辺や武蔵溝ノ口駅周辺への移転は困難
必要な面積を確保できるだけの土地が無いうえに、用地の買収が必要で、多大な時間を要する可能性が高いので困難なようです。
◆ 現地で建て替えるのが適切
総合設計制度を活用して容積率を割り増し、「第2庁舎敷地」を駐車場や広場などとして現庁舎敷地のみを使用した場合、最大で地上23階、延床面積61,310㎡の確保が可能です。
「第2庁舎跡地」にも新庁舎を建設した場合、「新第2庁舎棟」は延床面積11,000㎡、新庁舎は地上19階、延床面積45,800㎡の確保が可能で、総延床面積72,310㎡の確保が可能と見込んでいます。
建設通信新聞(2013/08/29)
現地建替えが最適/まちづくりの視点求める/川崎市本庁舎・第2庁舎委員会
川崎市役所の位置図です。川崎市役所は典型的なタコ足市役所です。民間のビルも含め8ヶ所に分散しています。
現地で建て替えを行う場合、2015年度末までに民間ビルを新規賃借して「本庁舎」の機能を移転します。
新庁舎完成後も「第3庁舎」は継続使用します。「第4庁舎」は建物ごと処分し、民間ビルからは退去する予定です。
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