港区 地上40階、高さ約249mの「六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業」 建物本体工事に着手!
-六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業-
「六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、六本木の「日本IBM本社ビル」と「ヴィラフォンテーヌ六本木アネックス(旧:六本木プリンスホテル)」を中心とした約2.7haの再開発プロジェクトです。
地権者ならびに参加組合員として参画している「住友不動産」は、2013年10月28日に「六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業」の建物本体工事に着手した事を発表しました。
住友不動産・ニュースリリース(PDF:2013/10/28)
「六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業」 着工
中心となる「南街区」には、地上40階の「業務棟」と地上27階の「住宅棟」が建設されます。規模は小さいですが「北街区」にも地上3階の「商業棟」が建設されます。
● 業務棟
何より驚いたのは業務棟のデザインの大幅な変更です。当初発表されていたデザインは「泉ガーデンタワー」にそっくりでしたが、物凄く斬新なデザインに変更になりました。
外装は、ほぼ全面ガラスの「ACW(アルミカーテンウォール)」のようですが、複雑な形状の上に、一部はオーバーハングの部分もあるので、「カーテンウォール」の取り付け工事が難しそうですね。
業務棟は、「BCP(事業継続計画)」を非常に重視したビルになり、地震対策として「免震構造+制震構造」のハイブリッド構造を採用しています。断面図を拡大すると25階と26階の間に「免震層」があります。
私が把握している限りでは、日本で本格的に「免震構造+制震構造」のハイブリッド構造を採用している超高層オフィスビルは、大阪の「中之島フェスティバルタワー」に次いで2例目だと思います。
● 住宅棟
住宅棟も「免震構造」になっています。ただ断面図を拡大してもどの部分が「免震層」になるのか良くわかりません。住宅棟の総戸数は226戸を予定しています。
六本木三丁目東地区(南街区)の概要
◆ 計画名-六本木三丁目東地区第一種市街地再開発事業南街区施設建築物
◆ 所在地-東京都港区六本木三丁目12番41、他
◆ 交通-東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅直結、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅徒歩7分、東京メトロ南北線・銀座線「溜池山王」駅徒歩7分、東京メトロ日比谷線・都営地下鉄大江戸線「六本木」駅徒歩9分
◆ 階数-(業務棟)地上40階、塔屋2階、地下5階、(住宅棟)地上27階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-(業務棟)249.20m、(住宅棟)115.00m
◆ 敷地面積-17,371.73㎡(南街区全体)
◆ 建築面積-約9,800㎡(南街区全体)
◆ 延床面積-約199,070㎡(南街区全体)、約171,920㎡(業務棟)、約27,150㎡(住宅棟)
◆ 構造-(業務棟)鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、(住宅棟)鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-(業務棟)直接基礎、(住宅棟)杭基礎
◆ 地震対策-(業務棟)免震構造、制振構造、(住宅棟)免震構造
◆ 用途-オフィス、共同住宅、店舗、他
◆ 総戸数-226戸(住宅棟)
◆ 建築主-六本木三丁目東地区市街地再開発組合(参加組合員 住友不動産)
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-大成建設、大林組JV
◆ 着工-2013年10月28日
◆ 竣工-2016年03月予定
◆ 総事業費-約1,141億円
配置図です。
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