JR東日本 東京駅丸の内駅舎前の換気塔を切り下げ 見通しが大幅に改善!
-東京駅丸の内駅舎前の換気塔を切り下げ-
保存・復原工事が完了して美しく生まれ変わった重要文化財の「京駅丸の内駅舎」ですが、景観的に残念な点がありました。丸の内駅前広場の2基の巨大な「換気塔」です。
「換気塔」は1972年から使用を開始した総武・横須賀線地下ホームの「換気塔」ですが、大きいので見通しが悪く、景観的にもよくありませんでした。
なんとかならないのかなあ・・・ とずっと思っていましたが、JR東日本が10月16日に「換気塔」の切り下げ工事を実施すると発表しました。換気塔の高さを低くすることで駅舎の見通しが劇的に改善します。
JR東日本・プレスリリース(PDF:2013/10/16)
東京駅丸の内駅舎前 換気塔(2基)切下げについて
工事の概要
◆ 現在の高さ約13mを高さ約4mまで切下げる。
◆ 切下げ後の換気塔に約3mの庇を設置することにより、東京地下駅の換気機能を確保する。
◆ 淡いグレー系の色調とするなど、東京駅周辺地区の景観に配慮した仕上げとする。
◆ 2014年2月頃までに切下げを完了し、その後、庇設置及び仕上げ工事を行う。
◆ 庇下にも太陽光が届くように、新たに設置する庇はガラス素材を採用する。
◆ 丸の内駅舎と平行方向にルーバーを設置し、ホテル客室や周辺オフィスビル等の上空からのデザイン性にも配慮する。
「換気塔」は、総武・横須賀線東京地下駅への空気の送込み・排出のために絶対に必要な施設です。そのために完全には撤去する事は出来ません。
換気塔の高さを現在の約13mから約9m切り下げて約4mにする事で、景観は劇的に改善します。
「JPタワー(JP TOWER)」前にも大きな構造物があります。上から見ると屋上に空調ファンのようなものが見えるので、これも「換気塔」に類するものだと思われます。
この構造物は南西側からの「東京駅丸の内駅舎」の見通しを大きく遮っています。この構造物も景観に配慮して低くして欲しいです。
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