東京都 2020年東京オリンピックに向けて「東京国際展示場(東京ビッグサイト)」を拡張!
-東京国際展示場(東京ビッグサイト)-
1996年に開館した日本最大の展示面積を誇る「東京ビッグサイト」は、延床面積約230,000㎡、総展示面積約80,000㎡です。
「東京ビッグサイト」は、2020年東京オリンピックの競技会場にもなり、「ホールA」はレスリング会場、「ホールB」はフェンシング及びテコンドー会場になる予定です。
オリンピック・パラリンピックの立候補ファイルでは、「西展示棟」の南側の屋外展示場や駐車場部分に増築が計画されています。
増築部分は、オリンピック・パラリンピック開催時の「IBC(国際放送センター)」と「MPC(メインプレスセンター)」といったメディアセンターとして活用される予定です。
規模は地上3階、延床面積約44,000㎡で、オリンピック・パラリンピック閉幕後は、国際会議・展示施設として活用する方針です。
建設通信新聞(2013/10/17)
日本総研に調査委託/ビッグサイトの拡張規模/東京都財務局
● 規模の小さい日本の国際展示場
「東京ビッグサイト」はめちゃめちゃ巨大な施設ですが、世界の標準から比べると規模は圧倒的に見劣りします。
展示会場面積世界ランキング
1位 ハノーヴァー(ドイツ) 約470,000㎡
2位 フランクフルト(ドイツ) 約355,000㎡
3位 ミラノ(イタリア) 約345,000㎡
4位 広州(中国) 約338,000㎡
5位 ケルン(ドイツ) 約284,000㎡
・・・・・
参考 東京ビッグサイト 約 80,000㎡
世界標準とも言われる「展示面積100,000㎡」が一つの指標となっています。西展示棟の南側を増築したらなんとか展示面積100,000㎡に到達しそうです。
しかし、世界は遥かに先を行っています。将来的には最低でも展示面積200,000㎡無いと展示会の国際的な誘致合戦を勝ち抜く事は出来ないでしょう。
● 拡張用地が無い
「東京ビッグサイト」を更に拡張するにはもう用地がほとんどありません。そのため「東展示棟」の沖合を埋め立てるしか方法がありません。
実際に少し埋め立てが行われ、埋立てられた部分は「東棟屋外臨時駐車場」として暫定的に使用されています。
東京湾の埋め立ては条件が非常に厳しくなかなか認められませんが、GoogleやYahoo!の空撮写真を見ると東側の沖合を更に200mくらい埋め立てても問題ないように思えます。
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