ソフトバンク 急成長のモバイルゲーム会社「スーパーセル」と世界最大の携帯電話端末卸売会社「ブライトスター」を買収!
-ソフトバンク-
金曜日の「ミュージックステーション」に「KISS」が出演して「ラヴィン・ユー・ベイビー」を演奏していました。
1973年の結成以来のメンバーである「ポール・スタンレー」は61歳、「ジーン・シモンズ」は64歳になりますが、まだバリバリ現役で頑張っています。
私は中学3年以来のファンでライブも2回行ったことがありますが、火を吹いたり、血を吐いたり、なんでもありのド派手なライブはめちゃめちゃ盛り上がります。
本題に戻って、数々の難題をクリアして、アメリカの携帯電話3位の「スプリント・ネクステル」を216億ドルで買収した「ソフトバンク」ですが、またまたビックリする大型買収を2件続けて行いました。
フィンランドの急成長しているモバイルゲーム会社「スーパーセル」とアメリカの世界最大の携帯電話端末卸売会社「ブライトスター」の買収です。
ソフトバンク・プレスリリース(PDF:2013/10/15)
ソフトバンクとガンホーによるスーパーセルの株式の取得について
ソフトバンク・プレスリリース(PDF:2013/10/19)
ブライトスターの株式の取得(子会社化)について
こんなに果敢に買収を行う日本企業は他にはありません。日本企業では無いみたいで、外から見ていてこんなに面白い会社はありません。
というかワールドワイドで活躍する孫正義氏にとっては国や国境なんてあまり意味がないんでしょうね。
投資家も評価していて、10月18日(金)終値での時価総額は、「ソフトバンク」が8兆7408億円、「NTTドコモ」が6兆7788億円と完全に逆転しています。今後ますます差が拡大すると思われます。
● フィンランドのモバイルゲーム会社「スーパーセル」買収
フィンランドのモバイルゲーム会社「スーパーセル」は、飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長しています。
「スーパーセル」は、中世を舞台に村を作り、防衛したり他の村を襲撃したりする戦略ゲーム「Clash of Clans(クラッシュ・オブ・クランズ)」や農業を疑似体験する「Hay Day(ヘイ・デイ)」などの世界的な人気ゲームを持っています。ゲームが好きな方は、「あのスーパーセルを買収?」と驚いたと思います。
「ソフトバンク」が子会社の「ガンホー」と共に総額約15.3億ドル(1ドル99円として約1,515億円)を投入してスーパーセルの株式51%を取得します。
「ソフトバンク」が約12.24億ドル(出資比率80%)、「ガンホー」が約3.06億ドル(出資比率20%)を間接的に出資する特別目的会社(SPC)をフィンランドに設立します。
特別目的会社が「スーパーセル」の過半数株主となります。この取引により「スーパーセル」は、「ソフトバンク」の子会社となります。
● 携帯電話端末卸売会社「ブライトスター」買収
「ブライトスター」は、携帯端末の卸売会社として世界最大で、50ヶ国以上に拠点を構え、125ヶ国以上でサービスを展開しています。2012年12月期の売上高は6,312,914千ドル(1ドル99円として約6,250億円)です。
「ソフトバンク」は、調達規模を拡大することにより、売れ筋商品の仕入れや、価格面での交渉力を高める狙いがあります。
「ソフトバンク」が米国子会社に対し、総額12.6億ドル(1ドル99円として約1,247億円)の投資を行います。
米国子会社が、「ブライトスター」の全株式を取得します。米国子会社への出資比率は約57%ですが、今後5年で出資比率を約70%に引き上げる予定です。
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