東京オリンピック後の再開発プラン 「神宮球場」と「秩父宮ラグビー場」の場所を入れ替え?
-神宮球場・秩父宮ラグビー場-
今年の7月7日に朝日新聞が、東京都が「神宮球場(新宿区)」と「秩父宮ラグビー場(港区)」の場所を入れ替えて建て替える構想を計画していると報道していましたが、11月19日にスポーツニッポンから続報が伝わって来ました。
スポーツニッポン(2013/11/19)
東京五輪後神宮再開発プラン!神宮球場と秩父宮の場所入れ替えへ
朝日新聞デジタル(2013/07/07)
神宮と秩父宮、入れ替え構想 20年五輪を機に再開発
「秩父宮ラグビー場」は、2020年の東京オリンピック期間中に駐車場として利用するため解体されます。
構想では、東京オリンピックの閉幕後、「秩父宮ラグビー場」跡地の駐車場に新たな「神宮球場」を着工します。新神宮球場がドーム化されるという話まで出ています。
新神宮球場の完成後に、現在の神宮球場を解体して、新たなラグビー場を建設します。新しいラグビー場は、スタンド全面に屋根が架けられます。
これにより、雨や雪の心配なく観戦可能となり、更に移転により高層ビルから離れる事により、強いビル風も軽減されるメリットがあります。
両スタジアムの移転を含む今回の再開発プランは地権者の同意が必要な上に、数千億円に上るとみられる費用を含めて課題が山積し実現性に関しては不透明です。東京都の都市整備局も「そのような計画は決まっていない」と発言しています。
● 神宮球場
「神宮球場」の正式名称は「明治神宮野球場」で、1926年10月に開場しました。東京六大学野球の開催球場として生まれ、1964年からはヤクルトが本拠球場として使用しています。
1982年にフェアグラウンド人工芝敷設、2008年に外野拡張など幾度も改修工事が行われていますが、施設の老朽化が深刻です。
● 秩父宮ラグビー場
「秩父宮ラグビー場」は1947年11月に東京ラグビー場として完成して、1953年から現在の名称になっています。
収容人数は25,194人で、大学ラグビーやトップリーグが行われ、東大阪市の「近鉄花園ラグビー場」と共に日本ラグビー界の聖地となっています。
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