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2013年12月 8日 (日)

港区 巨大な超高層オフィスビル「品川シーズンテラス」 2013年末の建設状況

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-品川シーズンテラス-

 東京(首都圏)の撮影ツアーのために更新を休んでいました。帰ってくると調子が悪かった液晶ディスプレイが完全に逝ってしまっていてPCを見る事が出来ず更に再開が遅れました。
 
 昨日、液晶ディスプレイを買い替えました。今日から本格的に更新を再開しますのでよろしくお願いします。
 
 東京(首都圏)には、いろいろ個人的な事情があって、今年の春は行く事が出来ませんでした。 
 更に、秋の撮影がこんなに遅くなったのは、暑い「太陽のSEASON」を避ける事もあったのですが、一番の理由は「東京モーターショー2013」に合わせたためです。
 
 超雨男の私にしては珍しく、1日も雨が降りませんでした。おまけに半分は快晴でした。ただ時期的に日没が早く、午後3時半以降は光量不足で撮影出来ず時間が足りませんでした。
 千葉県は本八幡以外は諦め、国際線ターミナル拡張中の羽田空港、高架が完成した京急蒲田駅は是非とも撮影したかったのですが、諦めました。
 
 本題に戻って、「芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用事業」は、「東京都下水道局」が「芝浦水再生センター」で実施する雨天時貯留池の建設にあわせ、上部空間を利用し業務・商業系ビルを建設するプロジェクトです。 
  
 地上32階、地下1階、高さ155.27m、延床面積205,785.83㎡(下水道施設含む)の巨大なオフィスビルが建設されます。
 
 タワー棟は、1フロア約4,970㎡(中高層・高層フロア)という国内最大級を誇るオフィスフロアになります。天井高は2,900mmです。正式名称は「品川シーズンテラス」となっています。
  
 公式HP → 品川シーズンテラス
 
品川シーズンテラスの概要
◆ 計画名-芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用事業
◆ 所在地-東京都港区港南一丁目2番6(地番)
◆ 交通-「JR品川」駅徒歩6分
◆ 階数-地上32階、地下1階
◆ 高さ-最高部155.27m、軒高144.32m
◆ 敷地面積-49,547.86㎡(施設全体)
◆ 建築面積-9,138.31㎡
◆ 延床面積-205,785.83㎡(下水道施設含む)
◆ 構造-地上:鉄骨造(柱CFT造)、地下:鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭併用直接基礎
◆ 地震対策-免震構造(天然ゴム系積層ゴム支承、減衰機能付き積層ゴム支承、オイルダンパー)
◆ 用途-オフィス、店舗、集会場
◆ 建築主-NTT都市開発、大成建設、ヒューリック、東京都市開発、東京都下水道局
◆ 設計者-NTTファシリティーズ、NTT都市開発、大成建設、日本水工設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2012年02月22日
◆ 竣工-2015年02月末予定
 
 
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タワー棟は、1フロア約4,970㎡(中高層・高層フロア)という国内最大級を誇るオフィスフロアのためめちゃめちゃ太い超高層ビルになります。
 
 
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タワー棟は、タワークレーン4基で建設しています。
 
 
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3層ずつ上に伸びています。
 
 
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ゲートが開いていました。「CFT柱」がめちゃめちゃ太いです。地震対策として「免震構造」を採用しています。
 
 地震による揺れを緩やかにする「天然ゴム系積層ゴム支承」、揺れを減衰させる「減衰機能付き積層ゴム支承」、地震のエネルギーを吸収する「オイルダンパー」を建物に最も適したバランスで配置しています。
 
 
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タワークレーンにより「PCカーテンウォール」の取り付けが始まっています。
 
 
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この部分のカーテンウォールは、「柱・梁カバー形式」となっています。「柱・梁カバー形式」のカーテンウォールは、柱部分、梁部分、ガラス部分と別々に取り付けて行きます。
 
 
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「品川フロントビル」の前あたりを品川シーズンテラスの「PCカーテンウォール」を積んだダンプトラックが通り過ぎて行きました。
 
 
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「座屈拘束ブレース」です。「座屈拘束ブレース」は、「制振ダンパー・耐震部材」として採用されます。
 
 「品川シーズンテラスは、地震対策として「免震構造」を採用していますが、ビル本体も「制振構造」となっている事が分かります。
 
 
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南西側から見た様子です。南西の棟は「アネックス棟」です。「アネックス棟」にもタワークレーンが1基あるので、この現場は合計5基のタワークレーンで建設しています。
 
 
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北西側から見た様子です。
 
 
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北東側から見た様子です。
 
 
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タワー棟の北側の水再生施設の上を「覆蓋」して人工地盤が構築されています。「覆蓋」は「ふくがい」と読みます。意味は覆いかぶせる事です。
 
 今までの「芝浦水再生センター」の西側の「芝浦中央公園」と一体化して、約35,000㎡の広大な緑地を整備します。
 
 
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「芝浦中央公園」に仮囲いが設置されていました。今までは「芝浦中央公園」の金網にへばりついて撮影していました。
 
 ビルヲタ防止の仮囲いではないと思いますが・・・(笑) まあここまで高くなったら仮囲いがあってもよく見えるのであまり関係ありません。

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