西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業 & 「新宿三井ビルディング」の長周期地震動対策 2013年末の状況
-西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業-
「西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業」は、区域面積約1.5haの再開発プロジェクトです。約1.5haを「A1地区」~「A5地区」に分けて開発します。
最大規模の「A-1地区」には、地上60階、地下2階、高さ(最高部208.97m、軒高199.16m)、総戸数976戸の超高層タワーマンションが建設される予定です。
特定業務代行者として「フジタ、三菱地所レジデンス」が参画しています。現在は、敷地内の既存建物の解体工事が行われています。
新宿区(2013/06/21)
西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業(事業中)
西新宿五丁目中央北地区(A1地区)の概要
◆ 計画名-西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業(A1地区)
◆ 階数-地上60階、地下2階
◆ 高さ-最高部208.97m、軒高199.16m
◆ 敷地面積-7,530.65㎡
◆ 建築面積-3,090.34㎡
◆ 延床面積-103.911.43㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-既成杭
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-976戸
◆ 建築主-西新宿五丁目中央北地区市街地再開発組合(特定業務代行者 フジタ、三菱地所レジデンス)
◆ 設計者・監理者-フジタ
◆ 施工者-フジタ
◆ 着工-2014年01月01日予定
◆ 竣工-2017年04月30日予定
重機でバリバリ解体しています
東側の「十二社通り」から見た様子です。
-新宿三井ビルディングの長周期地震動対策-
三井不動産は、鹿島建設の施工により「新宿三井ビルディング」において、長周期地震動が発生した場合の揺れを大幅に低減させるため、超大型制震装置「TMD(チューンド・マス・ダンパー)」を屋上に設置します。
三井不動産・ニュースリリース(2013/07/29)
「新宿三井ビルディング」で長周期地震動の揺れを半減 日本初 屋上に超大型制震装置(約1,800t)を設置
「新宿三井ビルディング」屋上の棟屋の両側に、超大型制震装置TMD(D3SKY)×6基設置します。
振り子式の1基300トンの錘(すい)×6基設置し、錘(すい)が揺れることで建物の振動エネルギーを吸収して地震の揺れを大幅に抑制します。
更に、低層階コア部に高性能オイルダンパー(HiDAX-e)×48台設置し、建物の揺れに応じてダンパーのオイル流量を制御することにより地震の揺れを抑制します。
TMDとオイルダンパーの設置により、直下型地震から長周期地震動まで、地震の規模や特性にかかわらず制震効果を発揮します。
東日本大震災の長周期地震動に当てはめると揺れを半分以下に低減、揺れの時間も6分の1程度に抑えます。
工事は始まっています。工期は2013年8月中旬~2015年4月末日の予定です。
側面にタワークレーンが登場していました。撮影から日数が経過しているので現在はタワークレーンが最高部に到達しているかも知れません。
日没直前の4時過ぎに撮影したので、後日もう一度明るい時に行って更に東京都庁の展望室からも撮影しようと計画していましたが、時間が無くて諦めました。
工事用の構台を設置しています。
屋上にも小さなクレーンが設置され、いろいろな部材を吊り上げていました。
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