中央区 地上32階、高さ約170mの「京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業」 2013年末の建設状況
-京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業-
東京駅近くの京橋二丁目では、「京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。起工式が2013年10月2日に行われ、本体工事に着工しました。
日本土地建物・ニュース&トピックス(PDF:2013/10/02)
「京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業(東京都中央区)」の着工について
2つのプロジェクトで構成されおり、計画名は「京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業施設建築物(再開発棟)」と「京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業施設建築物(歴史的建築物棟)改修工事」となっています。
下記の数値には、地上8階、地下2階、高さ30.32mの歴史的建築物「明治屋京橋ビル」は含んでいません。
「明治屋京橋ビル」は、改修工事を実施して保存され、「免震構造」のビルに生まれ変わります。
京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業施設建築物(再開発棟)
◆ 所在地-東京都中央区京橋二丁目2番27
◆ 交通-東京メトロ銀座線「京橋」駅直結、JR「東京」駅徒歩5分
◆ 階数-地上32階、地下3階
◆ 高さ-最高部170.25m、軒高167.40m
◆ 敷地面積-7,994.44㎡(施設全体)
◆ 建築面積-5,182.84㎡(再開発棟)
◆ 延床面積-113.562.67㎡(再開発棟)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎-直接基礎、一部場所打ち杭(アースドリル工法、拡底杭)
◆ 地震対策-中間層免震構造
◆ 用途-オフィス、店舗、公益施設
◆ 建築主-京橋二丁目西地区市街地再開発組合(参加組合員 日本土地建物、東京建物、清水建設)
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2013年10月02日(起工式)
◆ 竣工-2016年10月予定
● 免震構造を採用
断面図です。「中間層免震構造」を採用しています。低層部とオフィスの切り替え部分に「免振層」が見えます。
超高層オフィスビルは、今まではほとんどが「制振構造(制震構造)」で、「免震構造」を採用したビルはほとんどありませんでした。
しかし、東日本大震災以降に着工した超高層オフィスビルは、「免震構造」を採用したビルが急速に増えています。
北東側から見た様子です。
南東側から見た様子です。再開発予定地の既存建築物の地上躯体はすべて解体工事が終わっています。
「京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業」は、構想が発表されてもなかなか動きませんでしたが、動き出すと一気に進みますね。
歴史的建築物の「明治屋京橋ビル」は、改修工事を実施して保存され、「免震構造」のビルに生まれ変わります。
南側のゲートが開いていました。
東側寄りです。
「明治屋京橋ビル」の後ろ(西側)を初めて見ました。
南西側から見た様子です。
「三点式パイルドライバ」です。「ロックオーガー」を装着しているようです。「山留め壁」を構築する部分の地中障害物を撤去していると思われます。
「オールケーシング掘削機」です。地中障害物を撤去しています。
「京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業施設建築物(再開発棟)」の建築計画のお知らせです。
「京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業施設建築物(歴史的建築物棟)改修工事」の建築計画のお知らせです。
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