JR東日本 埼京線への大量投入が進む「E233系電車(7000番台)」
-埼京線にE233系電車を投入-
昨日、JR有楽町駅近くの火事により新幹線のダイヤが大混乱しました。新幹線の品川駅は、東京駅が使えなくなった時の代替駅として建設した意味合いも大きいのです。
そのため東京寄りに引き上げ線が3本あり、品川駅での折り返し運転が可能です。しかし、昨日は午前中ほぼ全線不通になるなど代替駅としての機能がほとんど働いていないように見えました。
本題に戻って、JR東日本は、「E231系電車」の後継として「E233系電車」を首都圏に大量投入しています。
「E233系電車」は、2006年12月26日の中央快速線を皮切りに、京浜東北線や常磐線各駅停車、東海道線、京葉線、東北本線などに大量投入されてきました。
2013年6月30日には「埼京線」でも営業運転が開始され、2014年春には「横浜線」、2014年7月には「南武線」にも投入される予定です。
今回、埼京線や東京臨海高速鉄道りんかい線に乗って驚きました。一気に「205系電車」から「E233系電車」への入れ替えが進んでいたからです。
約3,000億円の耐震補強工事を行いながらの凄まじい勢いでの新型車両への入れ替えは、JR東日本の資本力がなければ絶対に出来ません。JR東日本恐るべし!ですね。
E233系電車の製造メーカー
「E233系電車」の製造メーカーは、JR東日本の「総合車両製作所(旧:東急車輛製造)」と「新津車両製作所」および「川崎重工業」です。
なお、JR東日本は「新津車両製作所」の車両製造事業を切り離し、2014年4月1日に「総合車両製作所(J-TREC)」と統合します。グループ内に2社も鉄道車両製造事業は必要ないので当然の流れですね。
E233系電車
◆ 0番台-中央線快速、青梅線、五日市線向け車両(2006年12月26日から営業運転)
◆ 1000番台-京浜東北線、根岸線向け車両(2007年12月22日から営業運転)
◆ 2000番台-常磐緩行線向け車両(2009年9月9日からから営業運転)
◆ 3000番台-東海道本線向け車両(2008年3月10日から営業運転)、東北本線、高崎線、両毛線向け車両(2012年9月1日から営業運転)
◆ 5000番台-京葉線、東金線向け車両(2010年7月1日から営業運転)
◆ 6000番台-横浜線向け車両(2014年春から営業運転開始予定)
◆ 7000番台-埼京線、川越線、東京臨海高速鉄道りんかい線向け車両(2013年6月30日から営業運転)
◆ 8000番台-南武線向け車両(2014年7月から営業運転開始予定)
埼京線の「E233系電車(7000番台)」です(JR北戸田駅)。今後も「東京臨海高速鉄道70-000形電車」が乗り入れるので、埼京線のすべてが入れ替えられる訳ではありません。
埼京線のラインカラーである深緑の帯が爽やかです(東京臨海高速鉄道りんかい線新木場駅)。
大崎駅近くの「百反歩道橋」から見た東京臨海高速鉄道りんかい線に乗り入れる「E233系電車(7000番台)」です。
「E233系電車(7000番台)」の車内全景です。1度全員が降りる東京臨海高速鉄道りんかい線の「新木場駅」で撮影しました。
座席です。他の「E233系電車」と同じく、2+3+2の7人がけです。
優先席です。3人がけです。
車内案内表示は、「1000番台(京浜東北線・根岸線)」以降の車両と同じ17インチワイド液晶モニタになっています。
「E233系電車(0番台-中央線快速、青梅線、五日市線)」です。
「E233系電車(1000番台-京浜東北線、根岸線)」です。
「E233系電車(5000番台-京葉線)」です。
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