JR東日本 中央線「御茶ノ水駅」の大規模な改良工事 2013年末の建設状況
-JR御茶ノ水駅バリアフリー整備等工事-
昨夜の大雪で、東京都心では積雪が27cmに達しました。実に45年ぶりだそうで、テレビを見るとまるで雪国のようでした。
大雪にもビックリですが、昨夜は「鈴木紗理奈」と「たむけん」が20年前に交際していた事実にも驚かされました。
本題に戻って、JR御茶ノ水駅は、2012年度の乗客数は1日平均100,157人で、中央・総武線(各駅停車)と中央快速線の接続や地下鉄との乗り換えもできる鉄道交通の要衝です。
しかし、駅の北側の「神田川」をはじめ、「聖橋」や「お茶の水橋」、「茗渓通り」に囲まれた狭隘(きょうあい)な位置にあることも影響し、これまでバリアフリー設備が未整備でした。
周辺に大学病院など大規模病院が数多くあり、通院する高齢者らからバリアフリー化の要望が寄せられてきました。また駅周辺に再開発ビルが次々完成し、ビジネス客の増加も顕著です。
本格的な工事に先立ち、JR東日本は2010年度から建物撤去などの準備工事を開始、神田川に仮設桟橋を設置する工事を行っていましたが、仮設桟橋から施工を進める工事計画がまとまり、2013年秋から本格的な改良工事に着手しました。
バリアフリー整備とあわせて「聖橋口」の駅前広場機能整備も進めます。バリアフリー整備は2018年度、駅前広場機能整備は2020年度までの完了を目指します。
JR東日本・プレスリリース(PDF:2013/09/03)
JR中央線御茶ノ水駅バリアフリー整備等の本体工事着手について
◆ バリアフリー整備
「御茶ノ水駅」のホームと線路上空に、御茶ノ水橋口と聖橋口を結ぶ人工地盤(約2,900㎡)を設置します。
各ホームにエレベーター1基、エスカレーター2基を配置し、御茶ノ水橋口~聖橋口への2方向バリアフリールートを整備して利便性の向上を図ります。
◆ 聖橋口駅前広場機能の整備
バリアフリー整備に合わせて、千代田区と連携して「聖橋口駅前広場機能」の整備も進めます。
新たに整備される駅前広場は約500㎡で、駅舎も現在の茗渓通り側から聖橋側(人工地盤上)に移設されます。
東側の「聖橋」から見たJR御茶ノ水駅です。
神田川に設置された「仮設桟橋」です。
角度を変えた様子です。
中央線の茶ノ水駅は、神田川に沿って構築された盛土上にあり、神田川と台地側切土に挟まれた狭隘(きょうあい)な地形上に位置しています。
そのため神田川に「仮設桟橋」を設置して、「仮設桟橋」の上から工事を行うしか方法がありません。
西側の「御茶ノ水橋」から見たJR御茶ノ水駅です。御茶ノ水駅は風致地区に指定されていることから「JR御茶ノ水駅バリアフリー整備等工事」は、景観に配慮した設計を行っています。
「仮設桟橋」です。
JR御茶ノ水駅のホームから見たた「仮設桟橋」です。
「仮設桟橋」の西側部分です。
「神田川」の北岸にゲートが設けられています。
北側のゲートです。ここから工事用車両が出入りします。北側のゲート横の「労災保険関係成立票」、その他の告知板を見ると、工事名は「御茶ノ水駅改良工事」で「鹿島建設、大成建設JV」により行われています。工期は2012年9月7日~2020年3月31日までとなっていました。
JR御茶ノ水駅のホームです。ホームと線路上空に、御茶ノ水橋口と聖橋口を結ぶ人工地盤(約2,900㎡)を設置します。
「聖橋口」です。聖橋口の線路上空に人工地盤を設置し、駅前広場機能の整備を行います。また、それに伴い聖橋口駅舎を人工地盤上に移設します。
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