江東区 豊洲新市場(築地市場の豊洲移転) 基幹3施設の施工者が決定し、いよいよ動き出す!
-豊洲新市場(築地市場の豊洲移転)-
全国的に東京オリンピックによる建設需要や東日本大震災の復興需要などにより、技能者不足、資材費や人件費の高騰が深刻化しています。
入札が成立しないプロジェクトや応札者が無くて入札さえ行えないプロジェクトが続出しています。
豊洲新市場もその一つで、2013年11月の入札不調を受け、予定価格を当初公告から6割以上積み増してやっと基幹施設の建築工事3件の落札が決定しました。
建設通信新聞(2014/02/14)
清水JV、大成JV、鹿島JVに/基幹3施設の施工者決定/東京都の豊洲新市場
日刊建設工業新聞(2014/02/14)
東京都財務局/豊洲新市場本体建設3件/清水建設JVらに
◆ 豊洲新市場(仮称)水産仲卸売場棟ほか建設工事(その2)
「6街区」の施設です。414億8000万円(税別)で、清水建設JV(清水建設・大林組・戸田建設・鴻池組・東急建設・錢高組・東洋建設JV)に決定しました。
◆ 豊洲新市場(仮称)水産卸売場棟ほか建設工事(その2)
「7街区」の施設です。323億円(税別)で、大成建設JV(大成建設・竹中工務店・熊谷組・大日本土木・名工建設・株木建設・長田組土木JV)に決定しました。
◆ 豊洲新市場(仮称)青果棟ほか建設工事(その2)
「5街区」の施設です。247億円(税別)で、鹿島JV(鹿島建設・西松建設・東急建設・TSUCHIYA・岩田地崎建設・京急建設・新日本工業JV)に決定しました。
すでに「関東建設工業JV」の施工が決まっている7街区の「管理施設棟」と合わせて、基幹施設となる4棟の施工者が出揃いました。工期はいずれも2016年3月30日までで、2015度末の完成を目指して整備を進めます。
豊洲新市場の街区図です。
公式HP → 豊洲新市場
● 5街区
「5街区」です。「5街区」には「青果棟」や「千客万来施設棟」などが建設される予定です。
「5街区」です。「土壌汚染対策工事」が行われています。「土壌汚染対策工事」も最終段階に入っており、盛土や埋め戻しなどが行われています。
「5街区」では、大規模に「液状化対策工事」が行われています。これは「サンドコンパクションパイル工法」で液状化対策工事を行うのマシンです。
ゆりかもめ「市場前駅」から見た「5街区」の東側部分です。
ゆりかもめ「市場前駅」から見た「5街区」の西側部分です。
● 6街区
「6街区」です。「6街区」には施設群で最大規模となる「水産仲卸売場棟」や「千客万来施設棟」などが建設される予定です。
「土壌汚染対策工事」が行われています。「6街区」の「土壌汚染対策工事」が一番が遅れています。同時に「液状化対策工事」も行われています。
「6街区」と「7街区」の間に整備中の都市計画道路(補助第315号線)です。「補助第315号線」は、2014年3月2日(日)に、江東区豊洲六丁目~江東区有明二丁目(有明テニスの森交差点)までの延長1.5km(4車線)が開通予定です。
東京都・報道発表資料(2014/01/30)
都市計画道路補助第315号線(豊洲・有明区間)の全線が交通開放
この道が開通すると建設中の「ブリリア有明シティタワー」までショートカットで行けるようになります。再開発オタクには重宝する道路になると思います(笑)。
● 7街区
「7街区」です。「7街区」には「水産卸売場棟」や「管理施設棟」などが建設される予定です。
「7街区」が一番工事が進んでいて「土壌汚染対策工事」は、2014年1月末に完了しました。
「7街区」を少し角度を変えて見た様子です。
「7街区」は、盛土や埋め戻しなどが行われています。
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