港区 竣工した「グランスイート麻布台ヒルトップタワー」
-グランスイート麻布台ヒルトップタワー-
「(仮称)港区麻布台3丁目計画」は、「ロシア大使館」の50mくらい西側に建設されました。道路(外苑東通り)を挟んで北側には外務省飯倉公館や日本郵政麻布局があります。
「日本IBM飯倉ビル」跡地を「丸紅」が取得し、地上29階(建築基準法上 地上28階、地下1階)、高さ99.95m、総戸数166戸(他に管理事務室1戸)の超高層タワーマンションを建設しました。
正式名称は「グランスイート麻布台ヒルトップタワー」で、2014年2月6日に竣工しています。入居開始は2014年5月末の予定です。
グランスイート麻布台ヒルトップタワーの概要
◆ 計画名-(仮称)港区麻布台3丁目計画
◆ 所在地-東京都港区麻布台三丁目2番10の一部他(地番)
◆ 交通-東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅徒歩7分、都営大江戸線「麻布十番」駅徒歩8分、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅徒歩8分、東京メトロ日比谷線「六本木」駅徒歩10分、東京メトロ南北線「麻布十番」駅徒歩8分
◆ 階数-地上29階(建築基準法上 地上28階、地下1階)
◆ 高さ-99.95m
◆ 敷地面積-2,314.77㎡
◆ 建築面積-792.46㎡
◆ 延床面積-19,116.27㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭×19本(スマートパイルヘッド工法)
◆ 地震対策-粘性制振壁(5階~17階)
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-166戸(他に管理事務室1戸)
◆ 建築主-丸紅
◆ 設計者・監理者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2012年05月01日
◆ 竣工-2014年02月06日
◆ 入居開始-2014年05月末予定
北側の「外苑東通り」が高いかなり高低差がある傾斜地に建設されました。
「グランスイート麻布台ヒルトップタワー」は、2014年2月6日に竣工しています。
● スマートパイルヘッド工法
基礎は、場所打ちコンクリート拡底杭×19本となっています。「場所打ちコンクリート杭」は、大林組が開発した「スマートパイルヘッド工法」が採用されています。
杭頭と基礎を完全に固定しない(杭頭半剛接接合)工法で、杭径よりも小さな鋼管コンクリートで杭と基礎を連結し、地震発生時に杭頭が容易に回転し損傷を軽減する機構により耐震性を向上させます。
● 粘性制振壁
地震対策として、5階~17階部分に「粘性制振壁」を採用しています。「粘性制振壁」はオフィスビルでの採用例は多いですが、タワーマンションでは珍しいです。
下の階に固定された外壁鋼板の中に、上の層からつり下げられた内壁鋼板が挿入され、その隙間に粘性体が満たされます。
建物が揺れると、上下階の間にずれが生じ、内壁鋼板が粘性体の中を動き、速度に比例した抵抗力を発生させ、揺れを減衰させます。
| 固定リンク
「122 東京都・港区②」カテゴリの記事
- JR側の「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」 京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業 2025年1月中旬の状況(2025.02.06)
- 京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業 (仮称)品川駅街区地区 南街区(南-a)新築計画 2025年1月中旬の建設状況(2025.02.04)
- 総事業費約2,400億円 「トヨタ自動車」が新東京本社 地上28階、高さ約154mの「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」 2025年1月中旬の状況(2025.01.26)
- JR田町駅前 「森永プラザビル」の建替え 地上23階、高さ約125mの「田町駅西口駅前地区開発事業」 2025年1月22日の解体状況(2025.01.27)
- 浜松町駅エリアの整備計画 (仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備 「北口橋上駅舎」の一部供用開始 2025年1月22日の建設状況(2025.01.25)