川崎市 JR南武線連続立体交差事業(尻手駅~武蔵小杉駅間) 2014年6月から調査・設計に着手!
-JR南武線連続立体交差事業-
「川崎市」は、JR南武線の尻手駅~武蔵小杉駅間約5.5kmの連続立体交差事業の具体化に向けて、2014年6月上旬に地質調査と基本設計の作業に着手します。
両業務をJR東日本に委託し、1年程度で終える予定です。2015年度以降は都市計画決定などの法定手続きに向けた調査を3年かけて実施し、早ければ2019年度から用地取得作業に移ります。
川崎市・報道発表資料(2014/04/16)
JR南武線連続立体交差事業調査の着手について
建設工業新聞(2014/04/17)
川崎市/JR南武線尻手~武蔵小杉駅間連立事業/6月から調査・設計に着手
川崎駅と立川駅を結ぶJR南武線は、昔はローカル線のような雰囲気でしたが、周辺人口の急増で急速に幹線化しています。
それに伴い高架化も行われ、川崎市は「武蔵小杉駅付近~第3京浜道路交差部間」の約3.9km、東京都は「稲田堤駅~府中本町間」の約4.3kmを高架化しています。「東京メガループ」の幹線として最新鋭の「E233系」の導入も決まっています。
● 川崎縦貫高速鉄道の整備構想は実質的に消滅?
この区間は、かなり前から連続立体交差事業の構想がありました。川崎市が整備を計画していた「川崎縦貫高速鉄道(川崎市営地下鉄)」とルートが重なっており、 「川崎縦貫高速鉄道」の整備か、南武線の高架化かということでなかなか動きませんでした。
2014年3月に国から次期連立化事業候補区間として採択されましたが、「川崎縦貫高速鉄道(川崎市営地下鉄)」の整備構想は実質的に消滅したということでしょうか?
JR南武線(尻手駅~武蔵小杉駅間)
JR南武線の尻手駅~武蔵小杉駅の途中には「矢向駅、鹿島田駅、平間駅、向河原駅」の4駅があります。
川崎市は、区間内にある13ヶ所の踏切をすべて撤去し、交通渋滞の緩和を目指します。区間の一部に横浜市域(尻手駅~矢向駅の約1km)が含まれますが、川崎市・横浜両市は連立交差事業の連携・協力に関する覚書を交わしています。
本来なら最大の駅である「武蔵小杉駅」も高架化すべきですが、東海道新幹線、JR横須賀線、東急東横線がオーバーパスしているため、更にその上をオーバーパスするのは現実的ではありません。そのため「武蔵小杉駅」は地上駅のままです。
「川崎駅~尻手駅」間にも踏切が1ヶ所ありますが、幹線道路ではないため費用対効果から「尻手駅」を過ぎたあたりから高架になります。
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