千葉県市川市 竣工した「ターミナルシティー本八幡(グランドターミナルタワー本八幡)」
-ターミナルシティー本八幡-
「ターミナルシティー本八幡」は、京成電鉄「京成八幡駅」前に建設中の「本八幡A地区第一種市街地再開発事業」の街区全体の正式名称です。
住宅棟、業務棟、商業棟の合計3棟が建設される予定です。「Ⅰ期工事」の住宅棟は2013年4月に竣工、業務棟は2013年7月に竣工しました。「Ⅱ期工事」の商業棟は2015年5月に竣工予定です。
住宅棟は、地上40階、地下2階、高さ144.2m、総戸数465戸(事業協力者住戸84戸を含む)で、正式名称は「グランドターミナルタワー本八幡(Grand Terminal Tower)」です。
業務棟は、地上7階、地下1階で、正式名称は「京成本社ビル(京成八幡ビル)」です。竣工後に京成電鉄の本社が「東京スカイツリー」近くから移転してきました。2013年9月17日から新本社ビルでの業務を開始しています。
グランドターミナルタワー本八幡の概要
◆ 計画名-本八幡A地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-千葉県市川市八幡三丁目3番2号(地番)
◆ 交通-都営地下鉄新宿線「本八幡駅」徒歩1分、JR総武・中央緩行線「本八幡駅」徒歩2分、京成電鉄本線「京成八幡駅」徒歩1分
◆ 階数-地上40階、地下2階
◆ 高さ-最高部144.2m
◆ 敷地面積-11,643.29㎡(業務棟・商業棟の面積を含む)
◆ 建築面積-7,706.49㎡(業務棟・商業棟の面積を含む)
◆ 延床面積-89,124.99㎡(業務棟・商業棟の面積を含む)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(59本)
◆ 地震対策-制振構造(制振間柱:柱の中に制振デバイスの低降伏点鋼を組み込み)
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗
◆ 総戸数-465戸(事業協力者住戸84戸を含む)
◆ 建築主-本八幡A地区市街地再開発組合(売主 積水ハウス、三井不動産レジデンシャル、新日鉄興和不動産)
◆ 設計者・監理者-日本設計
◆ 施工者-前田建設工業(特定業務代行者)
◆ 着工-2010年08月17日(Ⅰ期工事)
◆ 竣工-2013年04月下旬(Ⅰ期工事)
◆ 入居開始-2013年07月下旬
街区図です。街区全体の正式名称は、「TERMINAL CITY MOTOYAWATA(ターミナルシティー本八幡)」となっています。
● グランドターミナルタワー本八幡
「グランドターミナルタワー本八幡(Grand Terminal Tower)」を北側から見た様子です。写真手前右側が「京成本社ビル(京成八幡ビル)」です。
「グランドターミナルタワー本八幡」は、地震対策として「制振構造」を採用しています。柱の中に制振デバイスの「低降伏点鋼」を組み、「低降伏点鋼」のせん断変形による履歴ループにより地震エネルギーを吸収します。
「低降伏点鋼」とは、従来の軟鋼に比べて強度が低く、延性が極めて高いもので、「制振装置」に組み込むことにより、柱や梁などの主要構造部の損傷を未然に防ぎます。
「グランドターミナルタワー本八幡(Grand Terminal Tower)」を南東側から見た様子です。
南東側から見た下層階の様子です。
北東側から見た下層階の様子です。住宅のエントランスはこちら側にあります。
● 京成本社ビル(京成八幡ビル)
業務棟の「京成本社ビル(京成八幡ビル)」です。2013年7月に竣工しました。地上7階、地下1階、延床面積13,141.61㎡となっています。
京成電鉄の本社が「東京スカイツリー」近くの場所から移転してきました。2013年9月17日から新本社ビルでの業務を開始しています。
「京成本社ビル(京成八幡ビル)」は、京成電鉄「京成八幡駅」の橋上駅舎と歩行者デッキで2階床高さのレベルで直結しています。
● 商業棟
敷地西側の商業棟の建設現場です。「Ⅱ期工事」の商業棟は、2015年5月に竣工予定です。
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