JR東日本 新宿駅の迷宮を解消する「新宿駅東西自由通路」 2013年末の建設状況
-新宿駅東西自由通路-
新宿駅は1日の乗降客が約350万人を超える国内最大のターミナルです。JR新宿新宿駅では、「新宿駅南口地区基盤整備事業」の中の1つである「新宿交通結節点整備工事」が本格的に行われていますが、2012年9月から「新宿駅東西自由通路」の工事も始まりました。
「新宿駅東西自由通路」は、JR新宿駅の東口改札と西口改札を結ぶ改札内通路(北通路)を拡幅し、改札位置を変更して東西の行来を可能とする通路であり、新宿駅周辺における歩行者の回遊性向上に貢献します。
「新宿駅東西自由通路」は、幅員約25m、延長約100mの地下通路で、事業費は約115億円を予定しています。
JR東日本・プレスリリース(PDF:2012/09/04)
新宿駅周辺が回遊性のある交流拠点へと進化します
着工しましたが、超難工事になるので2020年までかかります。現在の線路の下に新た広大な地下空間を掘削する難工事です。
掘削による線路のわずかな沈下も絶対に許されません。それだけで難工事ですが、それを膨大な乗降客の動線と安全を確保しながら行う必要があります。
東西自由通路整備前と東西自由通路整備後です。「JR新宿駅」の構内に、幅員約25m、延長約100mの地下通路を新たに整備します。
「東西自由通路」以外にも新たに広大な地下空間が生まれます。JR東日本のプレスリリースには ”お客さま流動の改善・利便性向上のための改札内空間整備の検討範囲” と書いてありますが、駅ナカの商業施設になると思われます。
現地に掲示されている「全景イメージ」です。
現地に掲示されている「将来の西口改札イメージ」です。
新宿駅はいつも人通りが多いので、平日は午前6時までの早朝か、土・日は午前8時までの早い時間でないと人通りが多すぎて撮影出来ません。
仮囲いの中が全く見えないので、外からはどのような工事が行われているかさっぱり分かりません。
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