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2014年5月

2014年5月31日 (土)

町田市・相模原市の両市長が「小田急多摩線延伸計画」の推進に向けて覚書締結 2027年までの開業を目指す!

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-小田急多摩線延伸計画-
 安室ちゃんの全国ツアー「namie amuro LIVE STYLE 2014」の先行受付のチケット抽選が昨日あり、「大阪城ホール」が2回、「神戸ワールド記念ホール」が1回当たりました。今年も弾けてきたいと思います。

 本題に戻って、東京都町田市と神奈川県相模原市は、2014年5月26日に小田急多摩線延伸計画の推進に向けて覚書を交わしました。

 リニア中央新幹線の開業が予定される2027年までの実現を目指します。事業費は概算で1080億円です。

 引用資料 町田市・公式HP(更新日:2014/05/26)
 小田急多摩線延伸計画に関する研究会の調査結果がまとまりました

 詳細な資料(PDF:全209ページ)
 小田急多摩線延伸計画に関する研究会報告書

 相模原市・公式HP
 小田急多摩線の延伸の促進

 延伸区間は、「唐木田駅~上溝駅」間の約8.8kmです。唐木田駅の先にある喜多見検車区唐木田出張所(唐木田車庫)までは既設の車庫線を使用し、ここから上溝駅まで新線を建設します。

● 相模総合補給廠の一部用地の返還により前進
 ライバルの「京王相模原線」は、バブル期の1990年3月30日に「橋本駅」まで全線開通しています。

 それに比べて「小田急多摩線」の延伸計画は一向に前に進みませんでした。というのもルート上に在日アメリカ陸軍の補給施設「相模総合補給廠(さがみそうごうほきゅうしょう)」があるからです。

 Googleマップの空撮写真で見ると分かりますが、JR横浜線の相模原駅付近の北側に敷地面積約214ha(2,143,508㎡)の「相模総合補給廠」が広がっています。広すぎて「相模総合補給廠」を避けて通る延伸ルートは難しいです。

 日米両政府により、「相模総合補給廠」の西側部分の一部返還が決まり、大きく展望が開けました。


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延伸区間の新設駅は3駅
 新設駅は、5駅または3駅を想定していましたが、3駅に決まっています。駅の構造は「相模原駅」が地下、「A駅(中間駅)、上溝駅」の2駅が高架になります。「相模原駅」ではJR横浜線、「上溝駅」ではJR相模線との連絡が図られます。

 唐木田車庫からA駅(中間駅)付近まではトンネルと高架橋が交互に続きますが、A駅(中間駅)から上溝駅の直前まではトンネルとなります。

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2014年5月30日 (金)

品川区 地上40階、高さ約142mの「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業」 再開発組合の設立認可!

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-武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業-
 東京都は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「武蔵小山パルム駅前地区市街地再開発組合」の設立を2014年5月30日に認可します。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2014/05/29)
 武蔵小山パルム駅前地区市街地再開発組合の設立認可について

 品川区の「武蔵小山駅(むさしこやまえき)」は、東急目黒線にあります。東急目黒線は、かつては「目蒲線」の一部で、東急電鉄の鉄道網の中では支線に過ぎませんでした。
 しかし、「目黒駅」から東京メトロ「南北線」と都営地下鉄「三田線」に相互直通運転するようになり状況が一変しました。

 東急目黒線の大規模な改良工事も行われ、「目黒駅~洗足駅」までの区間で、連続立体交差事業が行われました。
 武蔵小山駅周辺では、武蔵小山駅の地下化により、再開発の機運が盛り上がっています。

 「武蔵小山駅」の南東側には、「武蔵小山商店街(パルム)」という東京都内では最長の800m(約250店舗)のアーケードがあります。
 「武蔵小山商店街(パルム)」の北側一帯で、「武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 地上40階、塔屋2階、地下2階、高さ約142m、総戸数約640戸の超高層タワーマンションが建設される予定です。当初計画よりも階数が1階増えて地上40階になりましたが、高さは同じです。

武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都品川区小山三丁目15~20、21の一部
◆ 階数-地上40階、塔屋2階、地下2階(高層棟)、地上7階、地下1階(低層棟)
◆ 高さ-約142m
◆ 区域面積-約9,000㎡
◆ 敷地面積-約7,420㎡
◆ 建築面積-約4,970㎡
◆ 延床面積-約73,900㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造)
◆ 用途-共同住宅、店舗、生活支援施設
◆ 総戸数-約640戸
◆ 建築主-武蔵小山パルム駅前地区市街地再開発組合
◆ 事業協力者-三井不動産レジデンシャル、旭化成不動産レジデンス、鹿島建設
◆ 基本設計-日建設計
◆ 着工-2016年01月予定
◆ 竣工-2018年10月予定 
◆ 総事業費-約336億円


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位置図です。

● 他にも再開発構想が目白押し
 武蔵小山駅周辺には他にも再開発構想が目白押しです。現時点で、高さ140m級が4棟、120m級が1棟と計5棟の超高層タワーマンションの建設計画や建設構想があります。

① 武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業-地上40階、塔屋2階、地下2階、高さ約142m、総戸数約640戸
② 武蔵小山駅前通り地区再開発事業-地上41階、地下2階、高さ約145m、総戸数約410戸
③ 小山3丁目第1地区市街地再開発事業-高さ約140mを想定
④ 小山3丁目地区-高さ約140mを想定
⑤ 荏原3―8地区-高さ100m~120mを想定

 「武蔵小杉、武蔵浦和、武蔵小金井」など「武蔵」が駅名に付くと再開発が盛んになるのでしょうか? 「武蔵境、武蔵新城、武蔵中原・・・・」 そうでもないですね(笑)。


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配置図です。北側に「高層棟」、南側に「低層棟」を建設します。


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断面図です。「高層棟」は、地上40階、塔屋2階、地下2階、高さ約142m、「低層棟」は、地上7階、地下1階となります。

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2014年5月29日 (木)

日本スポーツ振興センターが新国立競技場基本設計公表 開閉式屋根は膜構造 延床面積は約21万㎡

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-新国立競技場-
 「日本スポーツ振興センター」は2014年5月28日に、2020年東京オリンピックのメーン会場となる新国立競技場の基本設計の結果を公表しました。

 昨夜からアクセスが集中しているのか非常に重く開きにくいですが、下記の「日本スポーツ振興センター」のHPに詳細なPDF資料が載っています。見ているだけでワクワクしますよ!

 引用資料 日本スポーツ振興センター(2014/05/28)
 国立競技場将来構想有識者会議

 「ザハ・ハディド・アーキテクツ」による新競技場の当選案を忠実に実現すると、建設費が最大で3000億円程度に達する恐れのあることが判明したため、実現可能な形状に変更すると共に規模が縮小されました。

 延床面積は、約290,000㎡から約210,878㎡に大幅に縮小されました。高さも神宮外苑の地区計画で定められている限度よりも5m下げて、最高高さを約70.0m、隣接する東京体育館や聖徳記念絵画館などの高さに配慮して軒高も抑えました。

 最大の焦点となっていた開閉式屋根は、折りたたみ膜構造の「開閉式遮音装置(屋根)」を採用して設置します。

新国立競技場の概要(変更後)
◆ 階数-地上6階、地下2階
◆ 高さ-最高部70.0m
◆ 敷地面積-113,366㎡
◆ 建築面積-約73,225㎡
◆ 延床面積-約210,878㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 収容人数-80,137人(フットボールモード)、72,634人(陸上モード)
◆ 屋根-開閉式遮音装置
◆ 陸上用トラック-国際規格9レーン(現在8レーン)
◆ 芝生-天然芝
◆ 用途-サッカー、ラグビー、陸上競技、コンサート、展覧会、ファッションショー、その他
◆ 解体工事-2014年07月~2015年09月予定
◆ 着工-2015年10月予定
◆ 竣工-2019年03月予定
◆ 概算工事費-約1,625億円(本体整備約1,388億円、周辺整備約237億円、解体費を除く)

(備考)延床面積は、床面積に算定されない開閉式遮音装置(屋根)による減少や、ピロティ部分の面積の算定による増加等、機能上の面積(約222,606㎡)とは異なる面積となります。


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南西側からの鳥瞰図です(日本スポーツ振興センターHPより)。当初計画のデザインは、宇宙船や自転車用のヘルメットに例えられていましたが、現実的な形状になりました。

 概算工事費は約1,625億円となっていますが、昨今の作業員不足や建設資材の高騰を見ていると2,000億円を超えそうですね・・・


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「陸上モード(陸上)」時の南側からの内観パースです(日本スポーツ振興センターHPより)。

 フィールドは、全体の高さを抑えるために掘り下げて地下2階レベルになります。陸上用トラックのレーン数は、現在の8レーンから国際規格の9レーンに増えます。

 「陸上モード」時のフィールド面積は18,370㎡、収容人数は可動式観客席(陸上モード7,668席)を含めて72,634人です。


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「フットボールモード(パースはラグビーの試合)」時の北側からの内観パースです(日本スポーツ振興センターHPより)。

 「フットボールモード」時のフィールド面積は14,380㎡、収容人数は可動式観客席(フットボールモード14,774席)を含めて80,137人です。


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文化イベント時の北東側からの内観パースです(日本スポーツ振興センターHPより)。ライブ中にアリーナ席の天然芝をどうやって保護するんでしょうね?

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2014年5月28日 (水)

千代田区 「秀和紀尾井町TBRビル & 旧合同宿舎麹町住宅」の跡地はどうなる?

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-秀和紀尾井町TBRビル & 旧合同宿舎麹町住宅-
 
上智大学の東側に「秀和紀尾井町TBRビル」がありました。「秀和紀尾井町TBRビル」は、2007年に解体されましたが、この土地はリーマンショック前のプチバブルの頃にマスコミを騒がせたので覚えている方もいると思います。

 いろいろありましたが、「秀和紀尾井町TBRビル」跡地の敷地面積約6,646㎡を2013年12月に「住友不動産」が取得しました。

 更に、東側の隣接地の「麹町住宅」を財務省が一般競争入札を行いましたが、2014年3月に「住友不動産」が落札しました。敷地面積は約2,791㎡です。

 「秀和紀尾井町TBRビル」跡地と「麹町住宅」は高低差がありますが、隣接しているので一体的な再開発が可能です。敷地面積は約6,646㎡+約2,791㎡=約9,437㎡になります。

 両敷地のみの再開発になるのか? 更に周囲の敷地を巻き込んでの再開発となるのか分かりませんが、注目していきたいと思います。


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「秀和紀尾井町TBRビル」跡地です。現在は駐車場になっています。崖の上に少しだけ「麹町住宅」が見えます。

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2014年5月27日 (火)

渋谷駅地区 駅街区開発計画 「東棟」は2014年6月10日に準備工事に着手 正確な高さは228.3m!

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-渋谷駅地区 駅街区開発計画-

 渋谷駅周辺では複数の大規模な再開発が計画されています。その中で最大規模のプロジェクトが「渋谷駅地区 駅街区開発計画」です。
 
 「ケンプラッツ」によると「東棟」は2014年6月10日から準備工事に着手するようです。「東棟」の正確な高さも判明しました。
 地上46階、地下7階、高さ228.3mです。施工者は「東急建設、大成建設JV」に決まったようです。 
 
 引用資料 ケンプラッツ(2014/05/27)
 6月に着工、渋谷駅の46階建て超高層
 
 引用資料 東京急行電鉄、東日本旅客鉄道、東京地下鉄、道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発準備組合、東急不動産(PDF:2013/06/17)
 渋谷駅周辺地区における都市計画の決定について
 
 「渋谷駅地区 駅街区開発計画」は、JR渋谷駅の東側に地上46階、地下7階、高さ228.3mの東棟、西側に地上13階、地下5階、高さ約76mの西棟、東棟と西棟の間に、山手線・埼京線の線路とホームを覆う形で、地上10階、地下2階、高さ約61mの中央棟を建設します。
 
● 2014年6月10日に準備工事に着手
 「東棟」は、2014年6月10日から準備工事に入り、2014年8月~2018年6月まで地下部分の工事、2017年1月~2018年12月まで地上部分の工事を実施します。内装工事や外構工事を経て、2019年7月末の竣工を目指します。
 
 地下部分が2014年8月~2018年6月まで、地上部分が2017年1月~2018年12月までと重なっているので、「逆打ち工法」が採用されるのは間違いないです。と言うか、この現場は「逆打ち工法」以外では建設出来ないと思います。
 
 2013年6月の都市計画決定時点では、「東棟」の開業は2020年となっていましたが、竣工が 2019年7月末ならは、開業も2019年秋頃に早まることが予想されます。
  
「渋谷駅地区 駅街区開発計画」の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区渋谷二丁目23番地・24番地、渋谷道玄坂一丁目1番地、渋谷区道玄坂二丁目1番地 他
◆ 階数-地上46階、地下7階(東棟)、地上10階、地下2階(中央棟)、地上13階、地下5階(西棟)
◆ 高さ-228.3m(東棟)、約61m(中央棟)、約76m(西棟)
◆ 敷地面積-15,275.55㎡(施設全体)
◆ 建築面積-18,192.10㎡(施設全体)
◆ 延床面積-268,368.69㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途-物販店舗、飲食店舗、オフィス、駅施設、駐車場等
◆ 事業主体-東京急行電鉄、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京地下鉄(東京メトロ)
◆ 設計者-渋谷駅周辺整備計画共同企業体(日建設計、東急設計コンサルタント、ジェイアール東日本設計事務所、メトロ開発)
◆ デザインアーキテクト-隈研吾建築都市設計事務所、SANAA事務所
◆ 施工者-東急建設、大成建設JV
◆ 着工-2014年06月10日(準備工事)
◆ 竣工-2019年07月末予定(東棟)、2028年03月末予定(中央棟、西棟)
◆ 開業-2020年度予定(東棟)、2027年度予定(中央棟、西棟)
 
 
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「渋谷駅地区 駅街区開発計画」のイメージパースです。「東棟」は、地上46階、地下7階、高さは228.3mです。
 
 地下に駐車場、低層部に商業施設、15階が産業交流施設、高層部がオフィスになります。オフィスの貸床面積は約70,000㎡で、渋谷駅周辺地区では最大規模となります。

 地下駅などから街へ人々を誘導する縦の動線となる「東口アーバンコア」も備えます。また、建物の地下部分で、法的な位置付けを下水道とした「渋谷川」を南北に通します。
 
 
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「渋谷駅地区 駅街区開発計画」の建築計画のお知らせです。正確な概要は、敷地面積15,275.55㎡、建築面積18,192.10㎡、延床面積268,368.69㎡です。
 
● 建築面積が敷地面積より広い
 建築面積が敷地面積を上回るのは、西棟付近に設ける「西口アーバンコア」が道路上に架かっており、敷地面積には含まれないものの建築面積には含まれるためだそうです。
 
 前にUPした時に、 ”敷地面積15,275㎡、建築面積18,300㎡と敷地面積より建築面積が広いというおかしなことになっています(笑)。ビルヲタから見ると「建築計画のお知らせ」の数値って割といい加減な表記が多いんですよね・・・” と書きましたが、私の方がおバカでした。偉そうなことを書いてすみませんでした。

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2014年5月26日 (月)

港区 「ホテルオークラ東京本館建替計画」の詳細が徐々に判明!

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ホテルオークラ東京本館建替計画のイメージ
 2014年5月23日に、「ホテルオークラ東京本館建替計画」が発表されましたが、詳細が少しずつ明らかになってきました。 
 
 引用資料 ホテルオークラ・お知らせ(PDF:2014/05/23)
 ホテルオークラ東京 本館建替計画について
 
 建設通信新聞(2014/05/26)
 谷口、大成、日本設計らで基本計画/ホテルオークラ東京本館を建替え

 
 日刊建設工業新聞(2014/05/26)
 ホテルオークラ/東京本館建替(東京都港区)/事業費1千億円超、19年春開業
 
 ケンプラッツ(2014/05/26)
 五輪にらみホテルオークラも建て替え、超高層に
 
 不明だった低層棟の階数が「建設通信新聞」、「日刊建設工業新聞」の記事で明らかになりました。低層棟は、地上13階、地下6階、高さ約85mです。
 
 棟別の客室数も明らかになりました。地上38階、地下6階、高さ約195mの高層棟が約400室、地上13階、地下6階、高さ約85mの低層棟が約150室です。本館の客室数は、建て替え前の408室から約550室に増えます。
 
ホテルオークラ東京本館建替計画の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目10番
◆ 階数-地上38階、地下6階(高層棟)、地上13階、地下6階(低層棟)
◆ 高さ-建物高さ約195m(高層棟)、建物高さ約85m(低層棟)
◆ 敷地面積-約26,200㎡(本館全体)
◆ 延床面積-約180,000㎡(本館全体)
◆ 用途-ホテル、オフィス、美術館
◆ 客室数-約550室+(別館388室)
◆ 現本館閉館-2015年08月末予定
◆ 建替工事開始-2015年09月予定
◆ 新本館竣工-2019年02月末予定
◆ 新本館開業-2019年春予定
◆ 総事業費-約1,000億円
  
 
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建替計画のイメージ
 ホテルオークラ東京本館建替計画の北西側から見たイメージです。敷地北側に地上13階、地下6階、高さ約85mの低層棟、敷地南側に地上38階、地下6階、高さ約195mの高層棟を配置します。
 
 敷地面積の半分に当たる約13,000㎡は緑地として整備します。都心のオアシスとして開放するほか、災害時の一時避難場所として使用します。
 
 敷地西側の国の登録有形文化財になっている美術館「大倉集古館」は残されます。「大倉集古館」は、2014年4月1日より施設改修工事のため約4年間の予定で休館しています。
 
 
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立体イメージ

 「建設通信新聞」と「日刊建設工業新聞」の記事を元に立体イメージを書いてみました。推測で描いたイメージ図なので幅や高さ等はいい加減です。
 
● 「高層棟」と「低層棟」の両棟共に地下は6階までで、地下で一体化します。
 
● 高層棟は、地下が「宴会場、駐車場」、1階~3階が「ロビー、エントランス、婚礼付帯、レストラン、フィットネス、スパなど」、4階~21階が「オフィス」、22階~38階が約400室の客室、最上階には「レストラン、婚礼施設」なども想定しています。
 
● 低層棟は、地下にレストランなどを配置し、地上は約150室の客室となる予定です。
 
 
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ホテルオークラ東京・本館

 ホテルオークラ東京の「本館」は、東京オリンピックの迫った1962年5月20日に開業しました。地上11階、地下2階、延床面積約63,700㎡、客室数408室です。東翼、南翼、北翼の3翼からなる「三ツ矢式建築」となっています。
 
 現在の本館は、2015年8月末に閉館され建て替えられます。 新本館の開業は、2019年春の予定です。
 
 
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ホテルオークラ東京・別館

 ホテルオークラ東京の「別館(サウスウイング)」は、1973年12月1日に開業しました。地上13階、地下4階、延床面積約60,000㎡、客室数388室となっています。
 
 「本館」の建て替え期間中も「別館」は営業を続けます。2015年8月末~2019年春までの間は、「別館(サウスウイング)」のみの営業になります。
 
 
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ホテルオークラ東京の「別館」を北東側から見た様子です。

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2014年5月25日 (日)

習志野市 地上44 階、高さ約150m「仲よし幼稚園跡地活用事業」の建設予定地

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-仲よし幼稚園跡地活用事業-

 JR津田沼駅近くの「仲よし幼稚園跡地活用事業」は、習志野市による公募型プロポーザルの実施により、最優秀提案者に「三菱地所レジデンス(代表者)、三井不動産レジデンシャル、野村不動産」の3社グループを特定しています。
 
 引用資料 習志野市
 仲よし幼稚園跡地活用事業
 
 建設予定地は、JR津田沼駅南口にある「モリシア津田沼」南側に位置する習志野市の市有地と隣接する一部民有地です。

 地上44階、塔屋2階、地下1階、建物高さGL+150.23m、延床面積88,798.93㎡、総戸数750戸の大規模な超高層タワーマンションが建設されます。
 
 地上1階・2階に地域貢献施設(市民ピロティ広場、市民集会室、保育所スペース、コミュニティーカフェ、市民ギャラリーなど)、3階に居住者用駐輪場、4階~44階に750戸の分譲住宅などを配置する予定です。
 
仲よし幼稚園跡地活用事業の概要
◆ 所在地-千葉県習志野市谷津一丁目の一部
◆ 階数-地上44階、塔屋2階、地下1階
◆ 高さ-GL+150.23m(建物高さ)
◆ 敷地面積-7,800.79㎡
◆ 建築面積-3,828.33㎡
◆ 延床面積-88,798.93㎡(容積率対象面積58,574.78㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-基礎免震構造
◆ 用途-共同住宅、地域貢献施設
◆ 総戸数-750戸
◆ 最優秀提案者-三菱地所レジデンス(代表者)、三井不動産レジデンシャル、野村不動産
◆ 着工-(駐輪場・駐車場部分)2014年度下期予定、(マンション部分)2015年度上期予定
◆ 竣工-2019年春予定(全体完成)
 
 
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外観完成予想図です。GL(平均地盤面)+150.23mは建物高さなので、最高部はもう少し高くなる可能性があります。
 
 
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「仲よし幼稚園跡地活用事業」の予定地です(写真提供bgds氏)。
 
 
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2013年3月31日で、「仲よし幼稚園跡地活用事業」予定地の駐車場は閉鎖されています(写真提供bgds氏)。

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2014年5月23日 (金)

ホテルオークラ東京 本館を地上38階、高さ約195mの超高層複合ビルに建て替え!

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-ホテルオークラ東京・本館の建て替え-

 最近新規の大規模再開発のニュースが無いなあ・・・ と思っていたら今朝ドッカーンと大きなニュースが飛び込んできました。

 日経新聞の朝刊に「ホテルオークラ東京」が、地上38階、高さ約200mの超高層複合ビルに建て替えるというニュースが載っていました。
 
 日本経済新聞(2014/05/23)
 ホテルオークラ、五輪にらみ建て替え 1000億円投資
 (ネット版は、有料会員でないと記事の一部しか見られません)
 
 日経新聞によると「ホテルオークラ東京」の本館を2015年8月をめどに営業を休止し、地上38階、高さ約200mと高さ約80mのビルの2棟に建て替えます。引き続き、南側の「別館」はそのまま営業を続けます。
 
 高さ約200mの超高層棟は、ホテルとオフィス(20階分)の複合棟で、高さ80mの方はホテル専用棟になります。客室数は両棟合わせると約550室になる予定です。 
 総事業費は約1000億円で、2020年の東京オリンピックに間に合うように2019年春の開業を目指します。

(追記) ホテルオークラから正式な発表がありました。
  
 
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ホテルオークラ東京本館建替計画のイメージ
 ホテルオークラから正式な発表がありました。「ホテルオークラ東京本館建替計画」の概要と共に建替計画のイメージが公開されました。建物高さ約195mとなっています。この高さが最高部なのかは不明です。 
 
 引用資料 ホテルオークラ・お知らせ(PDF:2014/05/23)
 ホテルオークラ東京 本館建替計画について

 
 公開された建替計画のイメージは、北西側から見たイメージです。敷地北側に高さ約80mのホテル棟、敷地南側に地上38階、高さ約195mの高層棟を配置するようです。
 
 敷地西側には、特徴的な「大倉集古館」が描かれているので、「大倉集古館」は解体されずに残されるようです。当然のような気もしますが、とりあえず良かったです。
 「大倉集古館」は、2014年4月1日より施設改修工事のため約4年間の予定で休館していますが、「ホテルオークラ東京本館建替計画」に関連すると思われます。

 「ホテルオークラ東京」の現在の客室数は796室(本館408室、別館388室)です。本館は替え前の408室から約550室に増えます。
 
ホテルオークラ東京本館建替計画の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目10番
◆ 階数-地上38階、地下6階
◆ 高さ-建物高さ約195m
◆ 敷地面積-約26,200㎡
◆ 延床面積-約180,000㎡
◆ 用途-ホテル、オフィス、美術館
◆ 客室数-約550室+(別館388室)
◆ 現本館閉館-2015年08月末予定
◆ 建替工事開始-2015年09月予定
◆ 新本館竣工-2019年02月末予定
◆ 新本館開業-2019年春予定
 
(参考)
 現在の「ホテルオークラ東京」の概要は、公式HPによると、本館が地上11階、地下2階、別館が地上13階、地下4階、敷地面積36,308.98㎡(施設全体)、建築面積13,707.80㎡(施設全体)、延床面積123,846.59㎡(施設全体)となっています。

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2014年5月22日 (木)

さいたま市 大宮駅東口大門町2丁目中地区第一種市街地再開発事業

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-大宮駅東口大門町2丁目中地区第一種市街地再開発事業-

 JR大宮駅西口と比べて再開発が遅れていた東口ですが、「大宮駅東口大門町2丁目中地区第一種市街地再開発事業」が動き出そうとしています。
 
 引用資料 さいたま市・公式HP(PDF)
 大宮駅東口大門町2丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
 
 引用資料 さいたま市・公式HP(PDF)
 大宮駅東口大門町2丁目中地区
  
大門町2丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-埼玉県さいたま市大宮区大門町二丁目40番地ほか地内
◆ 階数-地上18階、地下3階
◆ 高さ-約93m
◆ 地区面積-約14,000㎡
◆ 敷地面積-約9,180㎡
◆ 建築面積-約7,000㎡
◆ 延床面積-約84,000㎡
◆ 用途-店舗、オフィス、公益施設
◆ 建築主-大門町2丁目中地区市街再開発組合(予定)
◆ 事業協力者-三井不動産、鹿島建設
◆ 着工-2015年度予定
◆ 竣工-2017年度予定
◆ 事業費-約480億円
 
 
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立面イメージです。街区の西側に「商業・業務棟」として地上18階の建物、東側には「公共・公益棟」として地上10階の建物を建設します。
 両棟は5~8階部分でつながる構造とし、地下は3階まであり、駐車場などとして利用する計画です。
 
 「商業・業務棟」の低層には商業施設、高層には民間企業のオフィスなどが入居する予定です。「公共・公益棟」の低層にはNHK放送局が入居する予定です。
 
 
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再開発予定地は、大宮駅東口の駅前広場から約200m東側にあります。

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2014年5月20日 (火)

豊島区 現庁舎地(本庁舎敷地及び公会堂敷地)を民間活用 民間事業者を選定する公募型プロポーザルを実施!

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-豊島区現庁舎地活用事業-

 来日中の「ポール・マッカートニー」の日本における全公演が体調不良により中止になりました。本当に残念です・・・ 体調を万全にして早期の再来日公演を期待したいです。彼は世界の宝ですから!
 
 本題に戻って、池袋は新宿や渋谷と並んで副都心として成長を続けてきました。政府が成長戦略の柱として推進する国家戦略特区ですが、特区指定を「千代田、中央、港、新宿、文京、江東、品川、大田、渋谷」の9区に限定しました。
 
 豊島区はまさかの落選でした。落選したからと言って止まってはいられません。「豊島区役所」は「としまエコミューゼタウン」への移転が決まっていますが、現在の「豊島区役所」の跡地は、「豊島区現庁舎地活用事業」として再開発が行われます。
 
 「豊島区」は、2014年5月13日~19日を応募期間とした公募プロポーザルを実施しました。二次にわたる審査を経て2014年11月をめどに優先交渉権者を決め、2014年12月頃に基本協定などを締結す予定です。
 
 豊島区役所・公式HP(更新日2014/05/12)
 豊島区現庁舎地活用事業 事業者公募プロポーザルを実施します
 
 引用資料 豊島区役所・公式HP(PDF)
 プロポーザル実施要綱(2014年4月3日修正版)
 
 引用資料 豊島区役所・公式HP(PDF)
 街が変わる 街を変える
 
 ケンプラッツ(2014/05/20)
 広がる池袋東口、エコミューゼに続き新ホールも
 
 
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再開発が行われるのは、2015年5月1日に閉庁予定の「豊島区役所」の現庁舎と、その南に隣接して2015年10月末に閉館予定の「豊島公会堂」です。
 
 豊島公会堂の南隣に位置する豊島区の「区民センター」も建て替えられます。区民センターの東隣に位置する豊島区の「生活産業プラザ」も改修されます。
 
 
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現区庁舎周辺と新区庁舎周辺の2拠点を結んだダンベル状の街づくりを行い、街全体の回遊性を高めます。
 
 
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位置図です。現庁舎前から区民センター前までの南北区道は、建て替えを機に幅員を10mから12mに広げます。
 
 「A敷地」となる現在の「豊島区役所本庁舎」、は敷地面積3,637.15㎡となっています。道路の拡幅後は敷地面積3,619.67㎡となります。
 
 「B敷地」となる現在の「豊島公会堂」は、敷地面積3,049.62㎡となっています。道路の拡幅後は敷地面積2,983.59㎡となります。 
 
  
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街区図(検討段階におけるケーススタディとしてのイメージ)です。
 
 
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断面図(検討段階におけるケーススタディとしてのイメージ)です。本庁舎敷地(A敷地)は、地上30階、延床面積5万㎡程度の建物を想定しています。
  
  
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「A敷地」となる現在の「豊島区役所本庁舎」です。地上4階、地下1階で、1961年7月30日に竣工しました。免震化工事を実施して耐震性を高めていますが、2015年5月1日に閉庁します。
 
 
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「B敷地」となる現在の「豊島公会堂」です。地上3階、地下1階で、1952年10月29日に竣工しました。2015年10月末に閉館予定です。
 
 
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「中池袋公園」です。面積は約1,790㎡です。現在は場末感さえ漂う公園ですが、公園内にカフェなどを設けるなどして大規模なニューアルが行わます。

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2014年5月19日 (月)

東京都交通局 「都営地下鉄新宿線」の全21駅にホームドアを整備 東京オリンピック前の2019年度中に整備完了!

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-都営地下鉄新宿線にホームドア整備-

 「東京都交通局」は2014年5月16日に、「都営地下鉄新宿線」の全21駅にホームドアを整備する方針を発表しました。
 2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックを見据え、2019年度中の整備完了を目指します。
 
 引用元 東京都・報道発表資料(2014/05/16)
 都営新宿線全21駅へのホームドア整備について
 
 「都営地下鉄新宿線」のホームドア整備については、相互直通運転をしている「京王電鉄」と協議・検討を行ってきましたが、京王電鉄の車両改修と、共同使用する新宿駅のホームドア整備について合意しました。
 
 事業費は約140億円で、「新宿駅」は京王電鉄が整備、「新宿三丁目駅~本八幡間駅」の各駅は東京都交通局が整備します。
 
 都営地下鉄には全部で106の駅がありますが、現時点でホームドアが設置されているのは三田線全27駅、大江戸線全38駅の計65駅で、全体での設置率は61%です。新宿線の21駅に整備が完了すれば、設置率は81%までアップします。
 
● 都営地下鉄新宿線
 
都営地下鉄新宿線は、東京都新宿区の「新宿駅」から千葉県市川市の「本八幡駅」までを結ぶ東京都交通局が運営する地下鉄です。

 路線距離23.5km、駅数21駅です。相互直通運転をしている「京王電鉄」の軌道に合わせて軌間1372mmとなっています。
 
 荒川を挟んで、「東大島駅」の手前から地上に出て荒川を渡り、「船堀駅」を過ぎて再び地下に潜ります。地上区間は、「東大島駅~ 船堀駅間」の2.5kmです。
  
 
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「都営地下鉄新宿線」の全21駅にホームドアが整備されます。共同で使用している「新宿駅」は京王電鉄が整備します。

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2014年5月18日 (日)

国土交通省 「成田国際空港」に3本目の滑走路整備を検討

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-成田国際空港-

 2014年5月17日(土)に日経新聞が1面で、東京オリンピック以降に「東京国際空港(羽田空港)」が5本目の滑走路、「成田国際空港」が3本目の滑走路の整備を検討していると報じました。
 
 記事は、「羽田空港」について東京上空の飛行解禁案などより詳しく書いていましたが、今回は「成田国際空港」の方を特集してみたいと思います。
 
 政府は、2030年までに外国人旅客を現在の3倍の3000万人に増やす目標を掲げています。空の玄関口となる成田国際空港には現在、「A滑走路(16R/34L) 4,000m×60m」と「B滑走路(16L/34R) 2,500m×60m」があります。

 「成田国際空港」は、当面は誘導路の新設や航空管制の高度化で発着枠を増やします。それでも東京オリンピック以降は許容量が逼迫するので3本目の滑走路の増設を検討します。
 
● 既存のB滑走路の東側に新滑走路を整備
 
日経新聞の図面には、既存の「B滑走路」の東側に新滑走路が描かれています。「B滑走路」とは距離的にかなり接近しています。滑走路は滑走路間隔が狭い「クロースパラレル方式」になるようです。
 
 並行滑走路は、「オープンパラレル方式(ICAOの規定では間隔1,525m以上)」では、並行滑走路への同時進入・出発を行うといった効率的な運用が可能です。
 それより狭い「クロースパラレル方式」では、同時に離着陸は出来ませんが、一方の滑走路で着陸、もう一方の滑走路で離陸に備えて待機、などの運用が可能です。
 
 成田国際空港に新たな「オープンパラレル方式」の新滑走路を建設するのは用地買収の点から到底不可能です。
 滑走路間隔が狭い「クロースパラレル方式」になるのは当然ですが、「クロースパラレル方式」でも敷地東側でかなりの面積の用地買収が必要になります。
 
 Googleマップの航空写真を見ても分かりますが、「ロサンゼルス国際空港」も「サンフランシスコ国際空港」もそれぞれ滑走路が4本ありますが、2本ずつの滑走路間隔が200mを少し超えるくらいしか離れていません。
 
 滑走路間隔が非常に狭い「クロースパラレル方式」の滑走路を持つ国際空港は世界的に見ても決して珍しくはありません。
 
 
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既存のC滑走路案は実質的に消滅?
 成田国際空港には、横風用滑走路の「C滑走路(第3滑走路) 3,200m×60m」の整備計画が開港前からありました。
 
 しかし、「C滑走路」の予定地の一部に空港反対派の所有地があるため、暫定的に誘導路や駐機スポットが次々と整備されています。
 新たに滑走路として再整備を行う際は、誘導路や駐機スポットを撤去した上に、駐機スポットの代替地を確保する必要があります。
 
 更に大幅に飛行コースが変更になるので、新たな騒音問題が発生します。運用的にも成田国際空港で横風により離着陸が中止になる事は極めて稀なので横風用滑走路の必要性はあまり高くありません。そのため既存のC滑走路案は実質的にほぼ消滅したと考えていいと思います。

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2014年5月17日 (土)

千代田区 「九段会館」を解体して高層建物に建て替え

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-九段会館-

 自民党は2014年5月15日の厚生労働部会で、国が日本遺族会に無償貸与している「九段会館」の建て替えに向け、国の敷地を民間業者に貸し出す法案を了承しました。各党にも協力を呼び掛け、今国会での成立を目指します。
 
 国が九段会館の土地を民間事業者に貸し付け、民間事業者が九段会館を取り壊して、高層建物を建設します。
 国は建物の一部を特定施設として取得し、日本遺族会に無償で貸し付け、同会が事務所として使います。
 
 建設通信新聞(2014/05/16)
 九段会館を民間が建替え/自民党、議員立法で法改正
 
 「九段会館」は、1934年に建設され、「二・二六事件」では旧日本軍の戒厳司令部が置かれました。
 戦後は、結婚式、各種公演、会議、試写会などに使用されていましたが、東日本大震災で天井が崩落し、現在は閉鎖されています。
 
 Wikipediaによると敷地面積は1,844.66坪のようです。1坪は3.305㎡なので、1,844.66坪=約6,096㎡と結構広いです。
 
九段会館の概要(Wikipedia引用)
◆ 所在地-東京都千代田区九段南一丁目6番5号
◆ 階数-地上4階、塔屋付、地下1階
◆ 高さ-最高部まで90尺9寸7分 、軒高64尺
◆ 敷地面積-1,844.66坪
◆ 建築面積-941,755坪
◆ 延床面積-4,370.523坪
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 建築主-財団法人軍人会館
◆ 設計者-川元良一
◆ 施工-清水組
◆ 着工-1932年02月
◆ 竣工-1934年03月
 
 
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「九段会館」を北側寄りから見た様子です。

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2014年5月14日 (水)

拠点性を高めるJR中野駅周辺 次は「中野区役所 & 中野サンプラザ」の再整備

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-区役所・サンプラザ地区再整備-

 JR中野駅前の「警察大学校」が府中市へ移転し、跡地約168,000㎡で大規模な再開発「中野四丁目地区地区計画」が行われています。街区の名称は「中野四季の都市(まち)」となっています。
 
 2棟のオフィスビルで構成される「中野セントラルパーク」と「明治大学、帝京平成大学、早稲田大学」の開校により、「中野四季の都市(まち)」は一部を残してほぼ完成しました。
 
● 中野駅地区整備
 「中野四季の都市(まち)」の街開きに合わせてJR中野駅前では、「中野駅地区整備」が行われています。
 
 第1期整備が完了し、引き続き第2期整備、第3期整備が行われます。更に、「区役所・サンプラザ地区新北口駅前広場一体整備」も計画されています。
 
 中野区役所(更新日:2014/04/17)
 中野駅周辺まちづくり
  
 
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区役所・サンプラザ地区再整備

 「区役所・サンプラザ地区再整備」は、中野区役所敷地と中野サンプラザ敷地の間を走る道路を廃止し、両敷地を一体的に再開発する構想です。延床面積約142,500㎡(容積率 599.5%)程度の建物を想定しています。
 
「区役所・サンプラザ地区 再整備等の考え方」で示された案
◆ 敷地面積-約21,300㎡
◆ 建築面積-約12,100㎡(建ぺい率56.8%)
◆ 延床面積-約142,500㎡(容積率 599.5%)
 
 
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再開発が計画されている「中野サンプラザ」です。音楽などの複合施設で、コンサート会場(客席数2,222席)として有名です。 開館は1973年6月1日で、開館から40年以上経過しています。
 
中野サンプラザの概要
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目1番1号
◆ 交通-JR中央本線「中野」駅、東京メトロ東西線「中野」駅より徒歩1分
◆ 階数-地上21階、地下2階
◆ 高さ-約92m
◆ 敷地面積-9,529.79㎡
◆ 建築面積-約7,900㎡
◆ 延床面積-約63,900㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 客席数-2,222席
◆ 建築主-雇用促進事業団
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-大林組、フジタ工業、佐藤工業JV
◆  竣工-1973年01月
◆ 開館-1973年06月01日
 
 
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「中野サンプラザ」を南西側から見た様子です。このシンボリックな建物を解体するのはもったいない気がします・・・
 
 
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再開発が計画されている「中野区役所です。JR「中野駅」から徒歩3分の交通至便な場所にあります。

中野区役所の概要
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目8番1号
◆ 交通-JR中央本線「中野」駅、東京メトロ東西線「中野」駅より徒歩3分
◆ 階数-地上9階、地下2階
◆ 敷地面積-約9,585㎡
◆ 建築面積-約5,050㎡
◆ 延床面積-約45,450㎡
 
 
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中野区役所の移転先は?
 
当初は、「中野四季の都市(まち)」に隣接する「中野体育館」を「中野区立第九中学校跡地」へ移転建て替えし、その後、「中野区役所」を「中野体育館跡地」へ移転建て替えするという案でした。
 
 しかし、「中野体育館」を「中野区立第九中学校跡地」へ移転建て替えする案は白紙になってしまいました。
 それでも交通至便な、「中野体育館+中野体育館南側の駐車場」の区有地が移転先の最有力候補です。

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2014年5月13日 (火)

(仮称)西新宿HOMETOWN プロジェクト 地上60階、高さ約209mの「西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業」が始動!

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-西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業-

 「西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業」は、区域面積約1.5haの再開発プロジェクトです。約1.5haを「A1地区」~「A5地区」に分けて開発します。
 
 2014年5月12日(月)に「西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業」の起工式が行われ、工事に着手しました。「(仮称)西新宿HOMETOWN プロジェクト」として公式HPも同日にオープンしています。
 
 三菱地所・ニュースリリース(PDF:2014/05/12)
 マンションとして日本最高階数60階建・都内最高層208.97m・全976戸  超高層タワーマンションを中心とした「西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業」始動 ~西新宿エリア再開発 不燃化特区エリア内に、緑豊かな住宅街区誕生~
 
 公式HP → (仮称)西新宿HOMETOWN プロジェクト
 
 当初は、2014年1月初めの着工、2017年4月末の竣工予定でしたが、解体工事に時間がかかり約4ヶ月遅れました。それに伴い竣工予定も2017年7月下旬に延期されています。
 
 最大規模の「A-1地区」には、地上60階、地下2階、高さ208.97m、総戸数976戸の超高層タワーマンションが建設される予定です。新宿副都心では、「モード学園コクーンタワー」以来の高さ200m超えになります。
 
 最高部208.97mは、超高層タワーマンションでは大阪の「The Kitahama(北浜タワー)」の地上54階、塔屋2階、地下1階、高さ(最高部209.35m、建築物207.76m)に次ぐ高さになります。
 地上60階は、川崎市の「パークシティ武蔵小杉 ミッドスカイタワー」の地上59階を抜き日本一階数が多い超高層タワーマンションになります。
 
● 大和ハウス工業グループのフジタ
 設計者・監理者・施工者が準大手ゼネコンの「フジタ」となっています。「フジタ」は2013年1月22日に「大和ハウス工業」の完全子会社となりました。
 
 私は企業の「決算短信」を見るのが大好きですが、2014年年5月9日に発表された「大和ハウス工業」の2013年度の「決算短信」を見てビックリしました。
 2014年3月期の連結業績(2013年4月1日~2014年3月31日)の売上高がなんと2兆7003億円になっていました。
 
 前年度の2兆79億円から34.5%の驚異的な増加です。M&A効果恐るべし! あのダイワハウチュ(笑)がもうすぐ3兆円企業です。
 
(仮称)西新宿HOMETOWN プロジェクトの概要
◆ 計画名-西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業(A1地区)
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿五丁目700番(地番)
◆ 交通-東京地下鉄丸ノ内線「西新宿」駅徒歩9分、都営大江戸線「都庁前」駅徒歩8分、都営大江戸線「西新宿五丁目」駅徒歩7分
◆ 階数-地上60階、地下2階
◆ 高さ-最高部208.97m、軒高199.16m
◆ 敷地面積-7,530.65㎡
◆ 建築面積-3,090.34㎡
◆ 延床面積-103.911.43㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-既成杭
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-976戸(事業協力者住戸含む)
◆ 建築主-西新宿五丁目中央北地区市街地再開発組合(売主 三菱地所レジデンス、相鉄不動産、丸紅)
◆ コンサルタント-INA新建築研究所
◆ 設計者・監理者-フジタ
◆ 施工者-フジタ
◆ 着工-2014年05月12日(起工式)
◆ 竣工-2017年07月下旬予定
◆ 入居開始-2017年10月下旬予定
 
 
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街区図です。
 
 
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「西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業(A1地区)」の建築計画のお知らせです。
 
 
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「西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業(A2地区)」の建築計画のお知らせです。
 
 
Tokyoshinjuku13089
「西新宿五丁目中央北地区第一種市街地再開発事業(A5地区)」の建築計画のお知らせです。

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2014年5月10日 (土)

横浜みなとみらい21地区 約180億円を投じて「パシフィコ横浜(横浜国際平和会議場)」を大規模改修!

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-パシフィコ横浜(横浜国際平和会議場)-

 横浜みなとみらい21地区にある国内最大の複合コンベンション施設「パシフィコ横浜(横浜国際平和会議場)」が大規模改修がを行います。2013年度~2030年度までに約180億円を投じ、劣化対策や設備更新などを進めます。
 
 日刊建設工業新聞(2014/05/09)
 パシフィコ横浜(横浜市西区)大規模改修/初弾はホテル棟、戸田建設JVで施工
 
 施設を運営する「横浜国際平和会議場」は、2014年5月8日に第一弾となるホテル棟の改修を行う施工者を「戸田建設、紅梅組JV」に決めました。落札額は60億円程度としています。
 
 ホテル棟の改修後、会議場や展示ホールの改修を順次進めていきます。今後改修が予定される施設は、会議センター(概算工事費28億1000万円)、展示ホールⅠ(30億円)、展示ホールⅡ(約22億7000万円)、国立大ホール(19億8000万円)などです。
 
 それにしても建物や設備の老朽化は想像以上に進行が速いですね。降水量や気温などにより差はありますが、建物や設備の老朽化は世界共通の問題です。
 
 かなり嫉妬が入りますが、2000年以降に雨後のタケノコのようにの建設された中東や中国の奇抜なデザインの超高層ビルは多分老朽化の事をほとんど考えてないと思います。
 人間も同じです。私も10代・20代の頃は年取った時のことなんて考えませんでした。老朽化の深刻さは経験した国でないと実感出来ないと思います。
 
パシフィコ横浜(横浜国際平和会議場)の概要
◆ 計画名-パシフィコ横浜会議センター棟・ホテル棟建設工事
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい一丁目1-1
◆ 階数-地上31階、塔屋1階、地下2階
◆ 建物高さ-最高部GL(平均地盤面)+139.7m
◆ 敷地面積-100,558.87㎡(施設全体)
◆ 建築面積-72,343.233㎡(施設全体)
◆ 延床面積-252,164.256㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-ホテル、展示場、店舗
◆ 建築主-横浜国際平和会議場、建設省、横浜港湾局、横浜市建築助成公社
◆ 設計者-日建設計、マンシーニ・ダッフィ・アソシエイツ(国立大ホール共同設計)
◆ 監理者-日建設計
◆ 施工者-パシフィコ横浜会議センター棟・ホテル棟建設工事共同企業体(戸田建設、飛島建設、鉄建建設、大日本土木、村本建設、松尾工務店、三木組、紅梅組、シャール以上9社)
◆ 着工-1988年12月(会議センター・ホテル建設工事)
◆ 竣工-1991年07月29日(会議センター・ホテル棟竣工式)
◆ オープン-1991年08月20日(ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル)
 
 
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横浜ランドマークタワー」69階の展望フロアから見た「パシフィコ横浜(横浜国際平和会議場)」の全景です。
 
 
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「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」です。
 
 
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南東側から見た「パシフィコ横浜(横浜国際平和会議場)」です。ちなみに「パシフィコ横浜」は略称で、正式名称は「横浜国際平和会議場」です。
 
 
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「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」のデザインは船の帆をイメージしたといわれていますが、本当に美しいホテルです。 ホテル棟の延床面積は約79,567㎡です。
 
 
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外から見ると老朽化が分かりませんが、「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」には、2009年の「開港博Y150」の時に1度だけ宿泊した事がありますが、そろろそ大規模改修が必要かな? という感じでした。
 
 
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北西側から見た「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」です。

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2014年5月 9日 (金)

JR品川駅港南口(東口) 「港南一丁目市街地住宅」の建て替え計画

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-港南一丁目市街地住宅-

 JR品川駅港南口(東口)の港南二丁目に「品川フロントビル」がありますが、道路を隔てた北側の港南一丁目に「港南一丁目市街地住宅」があります。
 
 「港南一丁目市街地住宅」は建て替えが計画されています。建て替えの理由は、一般居住部分が耐震基準を満たしていないためです。
 ビルを所有するのは、「はとバスの東京バスツアー」で有名な「はとバス」と「UR都市機構」です。
 
 概要は、地上27階、地下2階、延床面積約38,900㎡で、低層部・中層部に店舗やオフィスを配置し、高層部にUR都市機構の共同住宅を配置した複合ビルとなる予定です。
 
 
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「港南一丁目市街地住宅」を南西側から見た様子です。資料によって差異がありますが、一般住居部分は1970年か1971年に竣工したようです。竣工から40年以上経過しているのでかなり老朽化しています。
 
 「UR賃貸住宅ストック」を見ると「団地再生(全面建替え)」に区分されていました。戸数は128戸のようです。居住者は、2014年3月31日までに転居を求められていたようです。
 
 
Tokyokonan14053
「港南一丁目市街地住宅」を南東側から見た様子です。敷地東側のオフィス部分は、1987年に増築したようです。
 オフィス部分を「はとバス」が、一般居住部分を「UR都市機構」がそれぞれ管理しているようです。
 
 オフィス部分には、かつてアパレル事業を主力とする「ジュングループ」の本社が入っていましたが、「ジュングループ」は2012年6月18日に本社を港区南青山二丁目に移転しています。

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2014年5月 6日 (火)

横浜みなとみらい21地区 地上27階、高さ約99m「(仮称)MM59街区B区画開発計画」の建設予定地

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-みなとみらい21中央地区59街区-

 横浜市は2012年12月11日に、「みなとみらい21中央地区59街区」の開発事業予定者に、スーパーの「オーケー」などで構成された企業グループ「オーアンドオーMM59グループ」を決定しました。
 
 「オーアンドオーMM59グループ」は、「オーケー、岡田ビル、大成建設」の3社で構成されています。建築主は「オーケー」と「岡田ビル」で、「大成建設」は計画全体の支援を行います。
 
 横浜市港湾局・記者発表資料(2012/12/11)
 みなとみらい21中央地区59街区の開発事業予定者が決定!
 
 2日続けて横浜みなとみらい21地区をUPしたので、1年半くらい音沙汰の無い「みなとみらい21中央地区59街区」について調べてみました。
 
 ちゃんと計画は動いているようです。下記の横浜市みなとみらい21推進課の「街区開発状況 中央地区(50~67街区)」をみると新たな完成イメージ図が載っていました。2012年12月11日に発表された暫定イメージパースから大幅に変更になっています。

 横浜市・みなとみらい21推進課
 街区開発状況 中央地区(50~67街区)
 
 
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「みなとみらい21中央地区59街区」を南西側から見た様子です。
 
 
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● オーケーみなとみらい本社ビル

 西側の敷地Aの約6,900㎡を「オーケー」が取得し、大型スーパーと本社機能を併設した施設を建設する予定です。本社は東京都内から移転する予定です。
 
 2012年12月11日の発表時は、地上9階、地下1階、高さ約35m、延床面積約40,000㎡となっていましたが、地上11階、高さ約44m、延床面積約51,400㎡に変更になったようです。
 
オーケーみなとみらい本社ビルの概要
◆ 階数-地上11階
◆ 建物高さ-約44m
◆ 敷地面積-約6,900㎡
◆ 延床面積-約51,400㎡
◆ 用途-店舗、オフィス
◆ 事業主体-オーケー(株)
◆ 着工-2014年07月予定
◆ 竣工-2016年01月予定
 
 
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2012年12月11日に発表された時の暫定イメージパースです。もはや全く別の建物ですね。
 
 
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「みなとみらい21中央地区59街区・敷地A」を南西側から見た様子です。
 
 
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● (仮称)MM59街区B区画開発計画

 東側の敷地Bの約9,100㎡を「岡田ビル」が取得し、共同住宅、ホテル、商業施設が併設された複合施設を建設する予定です。
 
 2012年12月11日の発表時は、「共同住宅」は、地上28階、地下1階、高さ約96mとなっていましたが、地上27階、地下1階、高さ約99mに変更になったようです。
 
 総戸数354戸も変更になっている可能性が大きいです。横浜市は建築物の高さを記載する場合が多いので、最高部は100mを超える可能性があります。
 
 2012年12月11日の発表時は、高さが分からなかった「ホテル・店舗」は、地上20階、地下1階、高さ約85mとなっています。 
 
(仮称)MM59街区B区画開発計画の概要
◆ 階数-地上27階、地下1階(共同住宅)、地上20階、地下1階(ホテル・店舗)
◆ 建物高さ-約99m(共同住宅)、約85m(ホテル・店舗)
◆ 敷地面積-約9,100m㎡
◆ 延床面積-約57,800㎡(施設全体)
◆ 用途-共同住宅、ホテル、店舗
◆ 事業主体-岡田ビル(株)
◆ 着工-2014年09月予定
◆ 竣工-2017年02月予定
 
 
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2012年12月11日に発表された時の暫定イメージパースです。大幅にデザインが変更になっています。
 
 
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「みなとみらい21中央地区59街区・敷地B」を北東側から見た様子です。
 
 
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(おまけ)
 「みなとみらい21中央地区59街区」は遠いので歩くのが疲れますが、すぐ東側の「みなとみらい橋」からヨコハマポートサイド地区が綺麗に見える事が分かったのが大きな収穫でした。
 
 
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(おまけ)
 「みなとみらい橋」は、横浜みなとみらい21地区の中心からかなり離れているので人がほとんど歩いていません。景色を独り占め出来ます(笑)。

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2014年5月 5日 (月)

横浜みなとみらい21地区 オープンした日本最大規模のウエディング施設「アニヴェルセル みなとみらい横浜」

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-アニヴェルセル みなとみらい横浜-
 
横浜みなとみらい21地区に日本最大規模のウエディング施設「アニヴェルセル みなとみらい横浜」が2014年2月16日にグランドオープンしました。
 
 施設規模は、地上5階、2チャペル、7バンケットです。 投資金額約110億円、年間売上目標50億円とウエディング施設としては非常に規模が大きいです。
 
 「アニヴェルセル みなとみらい横浜」は、紳士服チェーンとして有名な「AOKIホールディングス」の「アニヴェルセル」のより運営されています。
 
アニヴェルセル みなとみらい横浜の概要
◆ 計画名-アニヴェルセルみなとみらい横浜計画
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区新港二丁目1-4
◆ 交通-みなとみらい線みなとみらい駅から徒歩7分、JR桜木町駅から徒歩8分
◆ 階数-地上5階、塔屋1階
◆ 建物高さ-30.9m
◆ 敷地面積-17,718.33㎡
◆ 建築面積-6,984.43㎡
◆ 延床面積-15,540.48㎡
◆ 主要用途-集会場(2チャペル、7バンケット)
◆ 構造- 鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 建築主-アニヴェルセル
◆ 設計者・監理者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 竣工-2013年11月
◆ グランドオープン-2014年02月16日
◆ 投資金額- 約110億円(年間売上目標50億円)
 
(注意)上記の概要は「建築計画のお知らせ」の数値です。公式HPでは、延床面積約17,000㎡となっているので、建築面積と延床面積は変更になっていると思われます。
 
 
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みなとみらい21新港地区は条例により、景観法による届出や条例による協議申請が必要と決まっています。「アニヴェルセル みなとみらい横浜」も当初計画から大幅に変更になりました。
 
 
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「アニヴェルセル みなとみらい横浜」の全景です。
 
 
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チャペルの塔です。当初は高さ約45mで計画されていたようですが、高さ約31mに低くなったようでうです。
 
 
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メインエントランスです。
 
 
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(おまけ)
 2013年8月4日には、「アウディ」の国内最大規模の正規販売店「Audi みなとみらい」もオープンしています。
 
 地上4階、延床面積約5,600㎡と規模が大きく、「Aud」i」のフラッグシップ・ショールームです。カフェ、Audiショップも併設されています。
 
 更地が目立っていた横浜みなとみらい21地区の「新港地区(1~17街区)」ですが、かなり埋まってきました。

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2014年5月 4日 (日)

横浜みなとみらい21地区 オープンした「MARK IS みなとみらい(マークイズみなとみらい)」

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-MARK IS みなとみらい(マークイズみなとみらい)-

 毎年、お正月休み、ゴールデンウィーク、お盆はブログのアクセス数が大幅に減りますが、今日も頑張って更新します。
 
 「三菱地所」は、横浜みなとみらい21地区に商業施設「(仮称)MM21地区 34街区商業施設開発計画」を建設していましたが、「MARK IS みなとみらい(マークイズみなとみらい)」として2013年6月21日にグランドオープンしました。
 
 店舗面積は約43,000㎡で、出店数は全189店舗です。グランドオープン時点で、新業態が13店舗、神奈川県内初出店が42店舗、商業施設初出店が7店舗出店しました。
 
 横浜みなとみらい21地区は、毎年ゴールデンウィークは大混雑します。初めてゴールデンウィークを迎える「MARK IS みなとみらい(マークイズみなとみらい)」も凄い事になっていると思います。
 
MARK IS みなとみらい(マークイズみなとみらい)の概要
◆ 計画名-(仮称)MM21地区 34街区商業施設開発計画
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目5番1号(34街区)
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「みなとみらい」駅直結、JR線「桜木町」駅より徒歩8分、横浜市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩8分
◆ 階数-地上6階、塔屋1階、地下4階
◆ 建物高さ-41.69m
◆ 敷地面積-18,046.56㎡
◆ 建築面積-15,102.00㎡
◆ 延床面積-116,189.73㎡
◆ 主要用途-商業施設(店舗面積約43,000㎡)
◆ 構造- 鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 建築主-三菱地所
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2011年05月20日
◆ 竣工-2013年04月
◆ グランドオープン-2013年6月21日
 
 
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横浜ランドマークタワー」69階の展望フロアから見た「MARK IS みなとみらい(マークイズみなとみらい)」の全景です。横浜高速鉄道みなとみらい線「みなとみらい駅」直結の好立地です。
 
 
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「MARK IS みなとみらい」の北側部分です。4階西側の植栽部分は「ひだまりテラス」です。
  
 
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「MARK IS みなとみらい」の中央部分です。
 
 
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中央部分のアップです。4階にテラス、5階に果樹園・菜園が設けてあります。
 
 
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4階の西側部分はテラスになっています。先の植栽部分は「ひだまりテラス」です。
 
 
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4階のテラスの南側は、各飲食店の「レストランテラス」となっています。
 
 
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5階には、果樹園・菜園の「みんなの庭」があります。「みんなの庭」の果樹園には、22品種の柑橘類が植えられています。
 
 
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「みんなの庭」には菜園もあります。
 
 
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「MARK IS みなとみらい」の南側部分です。4階のテラスの南側は、各飲食店の「レストランテラス」です。

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2014年5月 3日 (土)

東京ディズニーリゾート 「東京ベイNKホール」解体 新たなディズニーホテル建設?

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-東京ディズニーリゾート-
 
今日から4連休ということで、「東京ディズニーランド」も「東京ディズニーシー」も大にぎわいだと思います。
 
 「オリエンタルランド」は2014年4月28日に、2013年度(13年4月~14年3月)の「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」の2パーク合計の入園者数を発表しました。前年同期比13.8%増の3129万8千人と過去最高を記録しました。
 
 「オリエンタルランド」は同日、コア事業であるテーマパーク事業に、2014年度~2023年度までの10年間で5000億円の投資を行う事も発表しました。
 
 オリエンタルランド・ニュースリリース(2014/04/28)
 オリエンタルランドグループ「2016中期経営計画」について
 
 中高年層の人口増加や訪日外国人旅行者数の増加を受け、こうした層の取り込みを図る方針です。
 
 10年間で5000億円となると1年間で500億円の物凄い投資になります。敷地に余裕が無いので、第三のテーマパークの建設は現時点では不可能ですが、新たな大規模なアトラクションの建設に期待が高まります。
 
 ディズニーは、「ルーカス・フィルム」を買収しました。「スター・ウォーズ エピソード7」の公開も2015年12月18日に決まりました。
 5000億円の中には「スター・ウォーズ」の大規模なアトラクション建設も入っている? なんてスター・ウォーズヲタの私は妄想してしまいます。
 
 
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● 東京ベイNKホール

 「東京ベイNKホール」は、1988年にオープンしたコンサートホールです。しかし所有者だった「第一生命保険」が、経営合理化策の一環として2005年に閉館しました。
 
 「オリエンタルランド」は2013年12月24日に、東京ベイNKホール跡地を取得すると発表しました。敷地面積23,382㎡(登記簿面積)、取得価額93億1900万円です。
 
 オリエンタルランド・ニュースリリース(2013/12/24)
 固定資産取得に関するお知らせ
 
 「東京ベイNKホール」の建物は「第一生命保険」が解体し、2016年4月に物件を引き渡す予定です。
 ネットを検索すると敷地はすでに仮囲いで囲まれ、「清水建設」により解体工事の準備が始まっているようです。
 
 ニュースリリースには ”当該土地の具体的な活用方法については、今後社内で検討してまいります。” と書いてあります。
 
 「ディズニーオフィシャルホテル」が並ぶ一角なので、ホテルが建設される可能性が一番高いです。
 ただ、周囲の他の「ディズニーオフィシャルホテル」の手前、「オリエンタルランド」が自ら競争を仕掛けるようなそんな露骨な事をしないような気もします。
 
 でもホテル以外は考えられない立地なので、他のディズニーオフィシャルホテルに配慮してディズニーブランドでは無く、買収した「ブライトンホテル」のブランドでホテルを建設するかも知れません。

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2014年5月 2日 (金)

港区 都立港工業高等学校跡地に「東京慈恵会医科大学」の新大学2号館(仮称)と新病院を整備

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-都立港工業高等学校跡地-

 4月30日に「スター・ウォーズ エピソード7」のキャストが発表されました。「ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、マーク・ハミル」ら旧作の俳優も登場します。
 「ハリソン・フォード」は今でも若いですが、「マーク・ハミル」が若い頃とあまりにも変わっていたのでちょっとショックでした。あのルーク・スカイウォーカーが・・・
 
 作品公開は2015年12月18日の予定です。それまでは絶対に死ねません。 私の中では、エピソード5「帝国の逆襲(The Empire Strikes Back)」が神作品ですが、それを超える作品を期待します。
 
 本題に戻って、東京都はでは都有地の貸付けによる、政策的医療等の医療インフラの整備を行うため、2013年9月に整備・運営を行う事業者を公募しましたが、2014年3月28日に事業予定者が決定しました。
 
 東京都・報道発表資料(2014/03/28)
 都有地活用による医療インフラ整備について
 
 場所は、港区西新橋三丁目の「都立港工業高等学校跡地」の敷地面積5,385.30㎡です。「東京慈恵会医科大学」を運営する「学校法人慈恵大学」に決まりましたが、場所的に「東京慈恵会医科大学」以外は考えられないような場所です。
 
 「都立港工業高校」は2004年に廃校となっています。「学校法人慈恵大学」は東京都と50年間の定期借地権設定契約を締結し、土地を借り受けて病院を建設します。高校の校舎は既に解体済みで、現在は更地となっています。
 
 
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● 新大学2号館(仮称)と新病院

 計画では、 「新大学2号館(仮称)」と「新病院」の2棟を整備する予定です。2015度に着工し、2017年度の完成・開業を目指します。「新大学2号館(仮称)」を先行して工事に着手し、2016年度に完成させる予定です。
 
 「新大学2号館(仮称)」は、地上14階、地下0階、高さ66.6m、延床面積約15,900㎡の規模で、臨床医師控室、病院管理機能(会議室、図書館等を含む)、講堂(800人)などが入る予定です。
 
 「新病院」は、地上5階、地下1階、高さ25.9m、延床面積約10,750㎡で、小児病棟、産科病棟、検診センターなどの機能が入る予定です。

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2014年5月 1日 (木)

国分寺市 超高層ツインタワー「国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業」

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-国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業-

 Googleマップの航空写真の豊洲の一部や東雲が2014年の最新バージョンになっています。昨夜は思わず見入ってしまいました。

 開院したばかりの「昭和大学江東豊洲病院」や病院西側に供用開始されたばかりの海沿いの遊歩道もよくわかります。
 「パークタワー東雲」は中央の空洞も台形なんですね。「SKYZ TOWER & GARDEN(スカイズ タワー&ガーデン)」は、空撮写真の新旧の境目になっていて大変な事になっています(笑)。
 
 本題に戻って、「国分寺駅」は、多くの人々が利用する交通の結節点であり、北口周辺は国分寺市の中心市街地として発展してきました。
 しかし、駅利用者の増加に対して道路や駅前広場の整備が遅れており、再開発が計画されています。
 
 国分寺市は、2013年9月5日付で、「住友不動産」と「国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業」に係る特定建築者の業務に関する基本協定書」の取り交わしを行ないました。
 
 国分寺市・公式HP(2013/09/05)
 特定建築者(住友不動産株式会社)と基本協定を締結しました 
 
 住友不動産・ニュースリリース(PDF:2013/09/06)
 「国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業」 基本協定締結・特定建築者として正式決定
 
● 何度も事業計画変更
 「国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業」は、何度も事業計画変更が行われています。下記のHPを見ると時系列で分かります。下の方が古いです。
 
 国分寺市・公式HP
 国分寺駅北口再開発事業の進捗状況
 
国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都国分寺市本町二丁目、三丁目の各一部
◆ 区域面積-約21,000㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-約8,500㎡(施設全体)
◆ 施工者-国分寺市
◆ 特定建築者-住友不動産
◆ 着工-2015年03月予定
◆ 竣工-2017年11月予定

西街区の概要
◆ 階数-地上35階、塔屋2階、地下3階
◆ 敷地面積-約5,500㎡
◆ 延床面積-約55,200㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、公益施設
◆ 総戸数-292戸
 
東街区の概要
◆ 階数-地上34階、塔屋2階、地下2階
◆ 敷地面積-約3,000㎡
◆ 延床面積-約34,000㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-278戸
 
 
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JR国分寺駅の北口はこんな感じです。
 
 
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JR国分寺駅の改札を出てすぐに「完成イメージ図」が掲示されています。なぜか変更前の古い「完成イメージ図」でした。
 
 
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西端に見えるのは「西武多摩湖線・国分寺駅」ですが、その部分まで再開発区域です。
 
 
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かなり解体工事が進んでいます。
  
 
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北口のこれらの建物も解体されます。
 
 
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点線内の建物が解体されます。

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