東京都 築地市場を2016年度から解体 跡地には広大な更地が誕生!
-築地市場の建物解体-
新国立競技場の建設に伴う現国立競技場の解体工事の一般競争入札2件が、施工者が決まらない「不落」になりました。価格面などで折り合いが付かなかったとみられています。
2020年の東京オリンピックの会場計画について、東京都の舛添要一知事は、「計画全体を見直す」と表明しました。建設資材や人件費など高騰のためです。人手不足とそれに伴う人件費の高騰や建設資材の高騰は本当に深刻ですね。
本題に戻って、東京都は、東京・築地の中央卸売市場の142棟、総延床面積約313,000㎡の解体に向けた基本設計に着手します。
日刊建設工業新聞(2014/06/10)
東京都/築地市場建物解体基本設計見積もり公募/142棟、16年度に解体着手
来月にも業務を委託し、設計作業に入ります。2014年度末までに基本設計を完了し、2015年度に実施設計に移行します。
新市場が完成する2016年3月以降に解体工事に着手し、2018年度には解体を終える予定です。
跡地には、約230,000㎡の広大な更地が生まれます。南側の一部は、環状2号線臨海部区間の建設用地となりますが、それ例外の部分は、汐留貨物駅跡地と同じように区画整理されて複数の街区に分割され、民間に売却される予定です。
● 東京都市計画道路幹線街路環状第2号線
環状2号線は、正確には「東京都市計画道路幹線街路環状第2号線」と言います。2014年5月8日には、築地市場東側の、隅田川を跨ぐ「隅田川橋りょう(仮称)」の架設工事が行われました。それ以外の場所の環状2号線も急ピッチで工事が行われています。
手つかずの場所は、築地市場の部分だけになりました。そのため築地市場の道路建設予定地にある既存建物を優先して解体する方法の検討も行います。
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