JR東日本 「東京駅丸の内駅前広場整備」 & 「東京駅丸の内地下エリア整備」
-東京駅丸の内駅前広場整備-
JR東日本は2014年7月2日に、「①E235系電車、②飯田橋駅ホームの移設、③東京駅丸の内駅前広場整備、④東京駅丸の内地下エリア整備」と凄いプロジェクトを同時に4つ発表しました。
ブログを書く側にとってはうれしい悲鳴ですが、出来れば日を分けて発表して欲しかったです(笑)。
JR東日本は7月2日に、東京駅丸の内側の駅前広場整備計画がまとまったと発表しました。
東京都と連携して広場内を通る都道を広場外周に再整備し、中央部に大きな歩行者空間「都市の広場(仮称)」を設置し、その両側に交通広場を設けます。
引用資料 JR東日本・プレスリリース(PDF:2014/07/02)
東京駅丸の内駅前広場整備について
ケンプラッツ(2014/07/04)
東京駅丸の内側に大広場、17年春に誕生
全体の完成は2017年春を予定していますが、「南部の交通広場は、全体完成に先立ち2015年冬に使用開始する予定です。
2007年に公表された「丸の内駅前広場」の完成予想図です。都道を広場外周に再整備、中央部に大きな歩行者空間を設置、その両側に交通広場を設ける事はこの時点ですでに決まっていた事が分かります。
ただし、細かい部分の配置は上記の正式な「広場全体イメージパース」とはかなり異なります。
今はゴチャゴチャしていますが、かなりスッキリします。写真には2基の巨大な「換気塔」が見えますが、現在は換気塔の高さを約13mから約9m切り下げて約4mに低くなっています。
南側の「換気塔改修工事(換気塔の切り下工事)」の様子です。この「換気塔」は、総武・横須賀線東京地下駅への空気の送込み・排出のために絶対に必要な施設です。そのために完全には撤去する事は出来ません。
換気塔改修工事の概要
◆ 現在の高さ約13mを高さ約4mまで切下げる。
◆ 切下げ後の換気塔に約3mの庇を設置することにより、東京地下駅の換気機能を確保する。
◆ 淡いグレー系の色調とするなど、東京駅周辺地区の景観に配慮した仕上げとする。
◆ 庇下にも太陽光が届くように、新たに設置する庇はガラス素材を採用する。
◆ 丸の内駅舎と平行方向にルーバーを設置し、ホテル客室や周辺オフィスビル等の上空からのデザイン性にも配慮する。
北側の「換気塔改修工事(換気塔の切り下工事)」の様子です。
「換気塔改修工事(換気塔の切り下工事)」は、2014年6月30日までの予定だったので現在は完了していると思われます。
南側から見た東京駅丸の内駅前広場です。
-東京駅丸の内地下エリア整備-
地上の東京駅丸の内側の駅前広場が大規模に再整備されると同時に、 丸の内地下エリアの地下1階が大規模に再整備されます。
引用資料 JR東日本・プレスリリース(PDF:2014/07/02)
東京駅丸の内地下エリア整備について
開発面積は約19,000㎡、店舗面積は約4,100㎡、新たに約4,500㎡を掘削します。このあたりの地下はすでに掘り尽しているかと思っていましたが、まだ掘削していない場所が少なくとも4,500㎡もあるのに逆に驚きました。
改札内外のコンコース内装を一新し、丸の内ビル前など周辺地下エリアと統一感のある整備を目指します。
地下北口の「動輪モニュメント」は、地下南口付近の歩行者動線の結節点に移し、新たな待合いスペース「地下南口待合広場(仮称)」を整備します。
地下エリアの全体完成時期は2017年夏を予定していますが、「地下南口待合広場(仮称)」の一部については、全体に先行して2014 年末に使用開始します。
「動輪モニュメント移設後のイメージパース:地下南口待合広場(仮称)」です。
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