京浜急行 情報が錯綜する「京浜急行本線品川駅の地平化 & 品川第一(八ツ山橋)踏切の解消」
-京浜急行品川駅の地平化 & 八ツ山橋踏切の解消-
最近、私が運営している2つのブログは、鉄道ネタが多くて鉄道ブログの様子を呈していますが、今回も鉄道ネタです(笑)。
東洋経済の特集「京急がめぐらす、品川再開発の深謀遠慮」の中に、「京浜急行本線品川駅の地平化」と「品川第一(八ツ山橋)踏切の解消」について書かれています。
東洋経済(2014/07/27)
京急がめぐらす、品川再開発の深謀遠慮
● 京浜急行本線品川駅の地平化と2面4線化
東洋経済の記事の1ページ目には、 ”その1つが、京急品川駅の地平化だ。現在、京急線のホームは品川駅の2階に位置しているが、JRの在来線や新幹線のホームまで遠いうえ、段差もあるなど乗り換えに不便な点が多い。ところが、JR東日本の線路を再編(全体的に東寄りに移動)することで、現在山手線が走る付近のスペースが空く。そこに2ホーム4線の京急線ホームが誕生する計画になっている。” と書かれています。
京浜急行本線品川駅の地平化と2面4線化はすでに報道されていてこのブログでも何度も書いています。
問題は、 ”JR東日本の線路を再編(全体的に東寄りに移動)することで、現在山手線が走る付近のスペースが空く。” の部分です。
確かに以前の資料では、JR品川駅の在来線ホームは、島式8面15線から島式7面13線に再編される計画でした。
しかし、最新の資料ではホームの再編は行わない事になっています。それに山手線はホームドアの設置工事が行われています。
東洋経済の編集局記者が何か新しい情報を掴んでいるのか? あるいは憶測か? 不明ですが、正しいとすれば再び島式7面13線に再編される計画に戻った事になります。
この場合は、山手線の部分が空くので、地平化と2面4線化の工事はそれ程難しくはありません。ただし、山手線のホームドアの設置工事が無駄になりますが・・・
情報が錯綜していてどれが真実かよく分かりません。島式8面15線から島式7面13線に再編されるのか? されないのか? もう少し様子を見ないと分かりません。
● 品川第一(八ツ山橋)踏切の高架化
東洋経済の記事の2ページ目には、 ”ガイドライン案に盛り込まれているもう1つの項目は、品川第一(八ツ山橋)踏切の解消だ。品川駅の南側にあるこの踏切は、1日に上下700本以上の列車が走り抜けるため、“開かずの踏切”となっていた。すでに品川駅の2つ先にある新馬場駅まで高架になっているため、この高架を延伸させ、八ツ山橋を越える形に変更することが検討されている。” と書かれています。
「品川第一(八ツ山橋)踏切」を高架にして、更に京浜急行本線品川駅を地平化するとかなりの急勾配になります。
例えるとF1グランプリで有名なベルギーの「スパ・フランコルシャン」の「オー・ルージュ (Eau Rouge)」のような急な登り坂になります。大丈夫でしょうか?
かと言って地下化も「八ツ山橋アンダーパス」を避けて、更に新幹線や在来線の地下を浅い深度で通す必要があり非常に難しいです。
京浜急行本線品川駅の地平化の問題とも絡んでくるので、連続立体交差化するには難所中の難所ですね。
いっそのこと「押上駅-泉岳寺駅間」の短絡線構想と連動させて「泉岳寺駅-品川駅-北品川駅」間を「第一京浜」の地下に地下化したら? なんて妄想してしまいます。
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