JR東日本 山手線の新型通勤電車が約13年ぶりに登場 「E235系電車」の量産先行車が2015年秋頃から営業運転開始!
-E235系電車-
かねてより噂のあった「E235系電車」が遂に登場します。JR東日本は、2014年7月2日に、新型通勤電車「E235系電車」の量産先行車を製作すると発表しました。
2015年3月以降落成し、走行試験を行い、2015年秋頃から山手線での営業運転を開始する予定です。その後、首都圏の別の路線にも順次、投入する予定です。
引用資料 JR東日本・プレスリリース(PDF:2014/07/02)
新型通勤電車(E235系)量産先行車新造について
量産先行車は、山手線で現在運用されている「E231系電車(500番台)」と同じステンレス車体の11両編成(モーター付き6両・モーター無し5両)です。このうち10両のみ新造し、残る1両は改造となります。
客室内の座席は腰掛幅を一人当たり1cm拡大して46cmに、優先席は1両あたり3席増やすとともに視認性を向上します。
また、車椅子やベビーカーなどで利用しやすいよう、各車両にフリースペースを設けます。広告媒体は液晶画面(デジタルサイネージ)化を図り、トレインネット環境も整備します。
● 衝撃!電車内の中づり広告が遂に消滅!
車内に企業の広告などを表示する液晶画面(デジタルサイネージ)の数を大幅に増やします。これに伴い、中づり広告が姿を消します。遂にそんな時代がやって来たんですね!
「優先席・フリースペース配置イメージ、室内イメージ、優先席・フリースペースイメージ」です。
私が受けた印象では、バリアフリーやデジタルサイネージの導入に改良の重点が置かれ、車体そのものは「E231系電車」から「E233系電車」に変わった時のような大きな変化は感じませんでした。
E231系電車(500番台)
山手線の「E231系電車(500番台)」は、2002年1月より「205系電車」の置き換え用として落成が始まり、2002年4月21日より営業運転を開始しました。2005年4月17日までに全編成が出揃いました。
現在は、11両編成52本(572両)が活躍しています。ラッシュ時には、外回り25本、内回り24本の合計49本が周回しています。
「205系電車」が山手線に投入されたのが1985年です。「E231系電車(500番台)」の投入までは約17年間ありました。今回の「E235系電車」の投入は、間隔が約13年間とより短くなっています。
E233系電車(0番台)
「E233系電車」の最初の車両である中央線快速、青梅線、五日市線向け車両「0番台」が営業運転を開始したのが、2006年12月26日です。
「E235系電車」が、2015年秋頃から営業運転を開始すると、JR東日本にとっては、約9年ぶりの主力新型通勤電車の登場になります。
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