千代田区 高さ約155mと高さ約200mの超高層ツインタワー、延床面積約352,000㎡の「大手町一丁目2地区開発事業」
-大手町一丁目2地区開発事業-
2013年8月に、「三井物産」と「三井不動産」は、「大手町一丁目2番街区」の一体開発事業を共同で行うことで合意し、基本合意書を締結しています。
「大手町一丁目2地区開発事業」の環境影響評価書案の縦覧・閲覧が2014年7月22日~8月20日に行われていますが、「日刊建設工業新聞」と「建設通信新聞」が報じ、概要が明らかになりました。
日刊建設工業新聞(2014/07/23) 断面図等
三井物産、三井不/東京・大手町の3棟建替/超高層2棟に、15年度から解体
建設通信新聞(2014/07/23)
三井物産・三井不「大手町一丁目2地区開発」/規模は2棟35万㎡/環境影響審に7月24日諮問
皇居の「大手濠」側の「三井物産ビル」跡地に地上30階、地下5階、高さ約155mの「A棟」が、「日比谷通」側の「「大手町一丁目三井ビルディング、大手町パルビル」の跡地に、地上41階、地下5階、高さ約200mの「B棟」が建設されます。
総延床面積約352,000㎡、総事業費約1,700億円(既存建物の解体費を含む)のビッグプロジェクトになります。
地下階と下層階は一体化します。両棟共にオフィスビルですが、「B棟」の高層階にはホテルが入ります。
大手町一丁目2地区開発事業の概要
◆ 所在地-東京都千代田区大手町一丁目2
◆ 階数-(A棟)地上30階、地下5階、(B棟)地上41階、地下5階
◆ 高さ-(A棟)約155m、(B棟)約200m
◆ 敷地面積-約20,847㎡(登記簿面積)
◆ 延床面積-約352,000㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(断面図より管理人の推測)
◆ 建築主-三井物産、三井不動産
◆ 設計者-非公表
◆ 施工者-未定
◆ 解体工事-2015年度~2016年度予定
◆ 着工-2016年度予定
◆ 供用開始-2019年度(一部)~2020年度予定(全体)
◆ 総事業費-約1,700億円(既存建物の解体費を含む、三井物産が約1,200億円、三井不動産が約500億円を負担)
三井物産ビル
東京都千代田区大手町一丁目にある「三井物産ビル」は、日本の総合商社第2位の「三井物産」の総本山です。
「三井物産ビル」の概要は、地上24階、地下4階、高さ約100m、敷地面積約12,714㎡、建築面積約5,663㎡、延床面積約124,577㎡となっています。1976年10月に竣工しました。
「三井物産ビル」を南東側から見た様子です。写真右下に「平将門の首塚(たいらのまさかどのくびづか)」がありますが、この部分は再開発の対象外なので残ります。
再開発予定地を南東側から見た様子です。奥が「大手町一丁目三井ビルディング」、手前が「大手町パルビル」です。こちら側に、地上41階、地下5階、高さ約200mの「B棟」が建設されます。
大手町一丁目三井ビルディング
「大手町一丁目三井ビルディング」は、三井不動産が2007年11月に「三井生命大手町ビル」を将来の建て替えを視野に1,175億円で信託受益権を取得し、「大手町一丁目三井ビルディング」にビル名を変更しています。
「大手町一丁目三井ビルディング」の概要は、地上9階、地下3階、敷地面積5,371.83㎡、延床面積48,281.81㎡です。1961年4月に竣工しました。
大手町パルビル
「大手町パルビル」は、2011年3月11日に「三井不動産」と「三井物産」が共同で、土地・建物を「プロミス」から取得しています。
譲渡額は約720億円(三井不動産50%、三井物産50%)で、譲渡後も「SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス)」に本社用途として賃貸されていましたが、2013年9月23日に「歌舞伎座タワー」に本社移転しています。
「大手町パルビル」の概要は、地上9階、地下3階、敷地面積2,760.39㎡、延床面積27,923.18㎡です。1961年に竣工しました。
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