羽田空港周辺・京浜臨海部連携強化推進委員会 羽田空港~川崎間に連絡橋と海底トンネルの新設を決定!
-羽田空港~川崎間に連絡橋と海底トンネルを並行整備-
政府は、「多摩川」を隔てて隣接する羽田空港と川崎市を直結する「連絡橋」と「海底トンネル」の新設を決めました。
政府が2014年9月8日に開いた「羽田空港周辺・京浜臨海部連携強化推進委員会」の初会合で決定しました。
引用資料 内閣官房地域活性化統合本部(2014/09/08)
都市再生 羽田空港周辺・京浜臨海部連携強化推進委員会(第1回)の開催について
「連絡橋」の建設を要望していた神奈川側と国道357号の早期開通を要望していた大田区側の両方の意見を取り入れ、橋とトンネルを同時並行で整備するという大盤振る舞いです。
内閣官房地域活性化統合事務局によると、2020年の東京オリンピックまでに完成を目指すかは未定ということです。
多摩川を挟んだ川崎市臨海部とを結ぶ道路は、首都高速道路の「横羽線」と「湾岸線」があるものの、一般道は都道・県道6号(産業道路)より上流に限られているのが現状です。
● 連絡橋
連絡橋は多摩川に橋をかけ、片側2車線になる見通しです。国家戦略特区として大規模開発を計画中の「羽田空港旧国際線跡地(約54ha)」と「川崎市殿町地区(約40ha)」を結びます。
川崎市殿町地区では、ライフサイエンス・環境分野における世界最高水準の研究開発から新産業を創出する「殿町国際戦略拠点 キング スカイフロント」の形成が進められています。
● 海底トンネル
海底トンネルは、多摩川の河口部で分断されている「国道357号」の新設区間として整備する予定です。
「国道357号」として多摩川河口部に新設する海底トンネル「多摩川トンネル(仮称)」は上下線ごとに1本ずつ設置する案を検討中です。
連絡橋の検討場所
連絡橋の建設により、国家戦略特区として大規模開発を計画中の「羽田空港旧国際線跡地(約54ha)」と「川崎市殿町地区(約40ha)」は、迂回せずにショートカットで結ばれます。
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