首都圏で大型物流施設の建設ラッシュ 千葉県船橋市の「(仮称)三井不動産ロジスティクスパーク船橋」
-(仮称)三井不動産ロジスティクスパーク船橋・MFLP船橋-
「アマゾン」や「楽天」、その他のネット通販事業の成長によりEコマース(電子商取引)市場が急拡大しています。
そうした動きと連動するように、このところ首都圏を中心に、ネット通販事業向けの最新鋭大型物流施設が続々と建設されています。
大型物流施設と言えば、今までは「プロロジス」などの外資系が中心でしたが、最近は日本の大手不動産会社も続々と参入しています。
三井不動産は、2013年1月に首都圏と関西圏を中心に2017までに計2,000億円を投資し、物流施設を年間4~5件開発すると公表しています。
その一つが、 「(仮称)三井不動産ロジスティクスパーク船橋」(MFLP船橋)です。建設予定地は、「船橋オートレース場」の北側にある「三井ショッピングパークららぽーとTOKYO-BAY」の駐車場跡地の敷地面積約42,060㎡です。
● 船橋オートレース場の2015年度末廃止を決定
「(仮称)三井不動産ロジスティクスパーク船橋」(MFLP船橋)の建設予定地のすぐ南側に、「船橋オートレース場」があります。
千葉県や船橋市などは、公営競技の船橋オートレース事業を2015年度末でに廃止すると正式に発表しています。経営の効率化を進めてきましたが、利用者の減少に歯止めがかからないためです。
跡地の利用は未定ですが、オートレース場と駐車場を合わせるとかなり広い敷地面積になります。湾岸部に新たな開発用地が誕生する事になります。
(仮称)三井不動産ロジスティクスパーク船橋の概要
◆ 所在地-千葉県船橋市浜町二丁目2-4
◆ 階数-地上 8階、地下0階
◆ 建物高さ-59.9m
◆ 敷地面積-約42,060㎡
◆ 建築面積-約26,759㎡
◆ 延床面積-約167,682㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-倉庫
◆ 建築主-三井不動産
◆ 設計者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2015年01月01日予定
◆ 竣工-2016年08月31日予定
廃止が決まった「船橋オートレース場」です(写真提供bgds氏)。
オートレース場も広いですが、併設されている駐車場もかなり広いです(写真提供bgds氏)。
| 固定リンク
« 小田急小田原線(代々木上原駅~梅ヶ丘駅間)複々線化事業 Part2:地下化された「東北沢駅」 | トップページ | 東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ近くの「神谷町駅」と「霞ヶ関駅」の間に新駅の整備を目指す! »
「234 千葉県・湾岸部」カテゴリの記事
- 京葉線から武蔵野線が分岐する鉄道の要衝「南船橋駅」 JR南船橋駅南口市有地活用事業 住宅棟の「A街区・C街区」 2023年2月上旬の建設状況(2023.02.19)
- 京葉線から武蔵野線が分岐する鉄道の要衝「南船橋駅」 ライフスタイル型商業施設「(仮称)南船橋駅前商業施設計画」 2023年2月上旬の建設状況(2023.02.17)
- 「船橋競馬場」がテーマパークへと進化中! 船橋競馬場大規模改修工事 2023年2月上旬の建設状況(2023.02.14)
- JR船橋駅南口 「西武船橋店」の跡地 「第146回船橋市都市計画審議会」が開催 「本町1丁目特定街区」の最高部の高さが約200mに決定!(2023.02.10)
- 船橋市 収容1万人規模の大型多目的アリーナ「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ) 」 2023年2月上旬の建設状況(2023.02.06)