「アリババグループ(阿里巴巴集団)」がニューヨーク証券取引所に上場 「ソフトバンク」の含み益はなんと8兆円弱!
-ソフトバンク-
中国のネット通販市場で8割のシェアを持つ中国の電子商取引の大手「アリババグループ(阿里巴巴集団)」が2014年9月19日、ニューヨーク証券取引所に上場しました。史上最大規模の上場として市場の注目を集め大きなニュースとなっています。
アリババは当初、公開価格の仮条件を1株当たり60~66ドルに設定していましたが、投資家の需要が旺盛なことから66~68ドルに引き上げ、最終的には上限の68ドルに決定しました。初値は公募価格を約36%上回る92.7ドルでした。
初値でのアリババの時価総額は約2300億ドル(約25兆円)です。同業の「アマゾン」や交流サイト(SNS)大手の「フェイスブック」を上回りました。時価総額約2300億ドルは、「トヨタ自動車」をも上回ります。
「アリババグループ(阿里巴巴集団)」の上場を受け、株式の約3割を持つ筆頭株主の「ソフトバンク」は8兆円弱の含み益を得る事になります。今年の春頃には、含み益は4兆円くらいになるだろうと言われていましたが、なんと2倍です。
● 孫正義氏の物凄い動物的な嗅覚
孫正義社長は、アリババの創業者の「ジャック・マー氏(現アリババグループ会長)」と面会して、5分で投資を決めたのは有名な話です。
事業計画書を見たわけでもなく「会って最初の5分、話すやり取りや目つきを見て、動物的なニオイで決めた」そうです。
最初の5分だけ話を聞いて、残りの時間は孫正義社長の方からジャック・マー氏に出資をさせて欲しいと言ったそうです。
ジャック・マー氏が「1億か2億円でいいです」と言うと、孫正義社長は「そう言うな、20億円は受け取ってほしい。お金は邪魔にならないだろう」と言ったそうです。
2000年に20億円(2014年3月末時点の簿価は1,311億円)で取得したアリババ株の価値が、なんと4000倍に高まった計算になります。
ソフトバンクの、国内外1300社にのぼる出資先の中でもアリババはダントツの成功例です。
孫正義社長は、アリババ株を「売る気はない」と言っています。「アリババグループ(阿里巴巴集団)」の株価が今後どのように推移するか分かりませんが、更に上昇すると含み益が更に増えます。含み益10兆円超えも夢ではありません。
この莫大な含み益を元に、世界があっと驚くような物凄い企業買収を行うかも知れません。
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