江東区有明北地区(1街区) 大和ハウス工業とファーストリテイリングが共同で大型物流倉庫「(仮称)Dプロジェクト有明Ⅰ新築工事」を建設!
-江東区有明北地区(1街区)-
2013年8月に「UR都市機構東日本都市再生本部」は、江東区有明一丁目にある「江東区有明北地区(1街区)」の譲渡先を「大和ハウス工業」に決定していました。譲渡価額は421億7000万円(坪単価約384万円)の高額でした。
「大型物流倉庫」の建設がウワサされていましたが、私は譲渡価額421億7000万円では物流倉庫は採算が合わないだろうと、複数棟の超高層タワーマンションが建設されると勝手に妄想していました。
それに、この敷地は「有明北地区まちづくりマスタープラン」により、「住・商・業複合用地」に指定されています。
● (仮称)Dプロジェクト有明Ⅰ新築工事
ウワサは正しかったです。「大和ハウス工業」と「ファーストリテイリング」は、東京都江東区有明一丁目に、ファーストリテイリング専用物流倉庫を建設する事を2014年10月14日に発表しました。
ファーストリテイリング・IRニュース(2014/10/14)
大和ハウス工業との共同物流事業をスタート
「大和ハウス工業」と「ファーストリテイリング」の両社共同出資による物流事業会社を設立し、ファーストリテイリングの物流業務を担う予定です。
今後は国内の主要都市で10ヶ所程度の物流施設を作り、海外でも建設を検討していく予定です。
ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長によると「有明に作る物流センターは日本最高の立地」だそうです。
投資額は200億円超の予定です。譲渡価額421億7000万円+投資額200億円となると総投資額は600億円を超えます。
このところ首都圏を中心に、ネット通販事業向けの最新鋭大型物流施設が続々と建設されています。
私のような物流の素人にはよく分かりませんが、物流施設ってそんなに儲かるものなのでしょうか?
それにしても最近の「大和ハウス工業」と「ファーストリテイリング」の経営は、日本の企業とは思えないくらいアグレッシブですね。完全に世界に目が向いています。日本にこのような企業があるのは心強いです。
(仮称)Dプロジェクト有明Ⅰ新築工事の概要
◆ 所在地-東京都江東区有明一丁目1-8他(地番)
◆ 階数-地上6階
◆ 敷地面積-36,309.00㎡(10,983.47坪)
◆ 建築面積-19,474.88㎡(5,891.15坪)
◆ 延床面積-112,402.87㎡(34,001.87坪)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 着工-2014年11月15日予定
◆ 竣工-2016年01月25日予定
◆ 総事業費-土地の取得費421億7000万円+投資額200億超
「(仮称)Dプロジェクト有明Ⅰ新築工事」の完成イメージ図です。
引用資料 大和ハウス工業・ニュースリリース(2014/10/14)
ファーストリテイリングとの共同物流事業をスタート ~東京・有明に大型物流倉庫を建設し、当社初の私募リートを組成~
「(仮称)Dプロジェクト有明Ⅰ新築工事」の建設予定地です。
「(仮称)Dプロジェクト有明Ⅰ新築工事」が建設されるのは、江東区有明北地区(1街区)の敷地面積36,309.00㎡です。
引用資料 UR都市機構(PDF:2013/06/14)
江東区有明北地区(1街区)土地譲受人の募集について
| 固定リンク
« 小田急小田原線(代々木上原駅~梅ヶ丘駅間)複々線化事業 Part3:地下化された「下北沢駅」 | トップページ | 品川区 地上29階、高さ約104mの「大井一丁目南第一地区第一種市街地再開発事業」 再開発組合の設立を認可! »
「127 東京都・江東区」カテゴリの記事
- 江東区 地上42階、高さ約155m、延床面積約90,000㎡の「大島三丁目1番地地区市街地再開発事業」 2025年度に都市計画決定!(2024.09.30)
- 「有明アリーナ」の対岸 延床面積約149,000㎡のマルチテナント型物流施設「(仮称)DLP東雲」 2024年6月7日の建設状況(2024.06.18)
- 東京臨海副都心・有明南G1区画 延床面積約56,500㎡の「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」 2024年6月7日の建設状況(2024.06.13)
- テレビ朝日 (仮称)有明南H街区プロジェクト 有明発・複合型エンタテインメント施設「東京ドリームパーク」 2024年6月7日の建設状況(2024.06.16)
- お台場の「パレットタウン」跡地 収容客数約10,000人の次世代アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)」 2024年6月7日の建設状況(2024.06.10)