世田谷区 「楽天」の本社となる「二子玉川ライズ・タワーオフィス」 2014年秋の建設状況
-二子玉川ライズ・タワーオフィス-
まさかと思っていた師走の衆議院選挙が濃厚になってきました。選挙は莫大なお金がかかるのでもったいないですが、消費税率の10%への先送りの場合はしかたがないですかね。
破綻寸前の国の財政を考えると消費税率の10%へのUPは待ったなしだと思うし、自分の生活を考えると10%へのUPは先送りして欲しい。本当に悩ましい問題ですね・・・
今から考えるとこの時期の日本銀行の「バズーガ砲第二弾」による強引な株高や円安への誘導は衆議院選挙への布石だったような気がします。日本銀行の独立性からそれは無いと信じたいですが・・・
本題に戻って、東急田園都市線と大井町線の「二子玉川駅」の東側で大規模な再開発事業が進行しています。
再開発事業は、最初にⅢ街区の「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」が竣工し、次に「Ⅰ-a街区」と「Ⅰ-b街区」の「二子玉川ライズ オフィス」と「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」が竣工しました。
第2期事業である「子玉川東第二地区市街地再開発事業[Ⅱ-a街区]」が、2012年1月13日に着工しました。
「第2期事業」は、地上30階、塔屋1階、地下2階、高さ137.00mの大規模な超高層複合ビルを建設中です。
フロア構成は、オフィス(2階~27階)、ホテル(28階~30階)、映画館(10スクリーンのシネマコンプレックス)、物販店舗・飲食店、スポーツ練習場(フィットネスクラブ)、テレビスタジオ(放送・収録機能)になる予定です。
二子玉川ライズ・タワーオフィスの概要
◆ 計画名-二子玉川東第二地区市街地再開発事業[Ⅱ-a街区]
◆ 所在地-東京都世田谷区玉川一丁目72-1外
◆ 階数-地上30階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部137.00m
◆ 敷地面積-28,082.83㎡
◆ 建築面積-22,466.02㎡
◆ 延床面積-157,016.25㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部地盤改良、一部既製コンクリート杭
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-オフィス(2階~27階)、ホテル(28階~30階)、映画館(10スクリーンのシネマコンプレックス)、物販店舗・飲食店、スポーツ練習場(フィットネスクラブ)、テレビスタジオ(放送・収録機能)
◆ 建築主-(二子玉川東第二地区市街地再開発組合)東急電鉄、東急不動産
◆ 設計者・監理者-日建設計、アール・アイ・エー、東急設計コンサルタント
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2012年01月13日
◆ 竣工-2015年04月01日予定
◆ 総事業費-約392億円
仮囲いに掲示されていた「Ⅱ-a街区」の平面図です。
楽天が本社を移転
「楽天」は、今後の事業拡大に伴う従業員の増加を見据えるとともにグループ企業を集約し、より一層の業務の効率化を図るため、2015年8月を目処に、本社を現在の東京都品川区東品川の「品川シーサイド楽天タワー」から移転します。
楽天 プレスリリース(2014/08/21)
本社移転のお知らせ
「楽天」は、2階~27階の26フロアの全フロアに入居する予定です。超高層複合ビルの正式名称は「二子玉川ライズ・タワーオフィス」になるようですが、「楽天タワー」になる可能性もありますね。
超高層オフィスビルでは珍しい「鉄筋コンクリート造(RC造)」です。「梁」も「鉄筋コンクリート造(RC造)」となっています。
海外では「鉄筋コンクリート造(RC造)」の超高層オフィスビルは普通にありますが、日本ではまだ珍しいです。
外壁は「PCカーテンウォール」となっています。
街区全体を南側から見た様子です。
「二子玉川ライズ・タワーオフィス」は、正方形ではなく変則的な「L字型」となっています。
低層部のみ正方形となっています。低層部の東側の約4分の1の外壁は、ほぼ全面ガラスの「ACW(アルミカーテンウォール)」となっています。
東側の「Ⅲ街区」から見た様子です。
東側から見た「二子玉川ライズ・タワーオフィス」です。タワークレーン3基で建設しています。
街区全体を東側から見た様子です。
東側の「Ⅲ街区」と結ぶ歩行者デッキは先に完成しています。
西側から見た「二子玉川ライズ・タワーオフィス」です。
街区全体を西側から見た様子です。
西側の「Ⅰ-b街区」から見た様子です。
街区を貫く「リボンストリート」です。「リボンストリート」により「Ⅱ-a街区」と「Ⅲ街区」を経由して、「二子玉川公園」まで結ばれます。
街区全体を北側から見た様子です。
北東側の外壁は緩い「S字」に湾曲しています。
「二子玉川東第二地区市街地再開発事業[Ⅱ-a街区]」の建築計画のお知らせです。延床面積が少し変更になっています。
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